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「艦これ」すき家牛丼と艦娘カレーどちらを選ぶ?

艦隊これくしょん -艦これ-」が、
ここまで流行るなんて想像しなかったと思う人が多いのではないのだろうか。

 

この「艦これ」ご存じの方が大半だと思いますが、
ちょっと内容を説明すると、

 

角川ゲームスという会社が開発し、DMM.comが運営するパソコン用ゲームで、
ブラウザーだけで楽しめるいわゆる“ブラウザーゲーム”なんですね。

 

艦これ」の世界では、
「深海棲艦」と呼ばれる謎の怪物に攻撃を受けていて、
プレーヤーは海軍の「提督」となって“艦隊”を編成し、「深海棲艦」を攻撃する。
これが「艦これ」の大まかな設定なんです。

 

特徴的なのは、
艦隊に所属する戦艦や空母巡洋艦などの艦艇が、すべて女の子に擬人化されているで、
このため「艦これ」では、
艦艇のことを「艦娘」(かんむす)と呼んでいるんですよ。

すべての艦艇は「大和」「赤城」など、旧日本海軍の艦艇の名称で表記されているんですが、
実際の姿は「大和」「赤城」という名前の女の子なんです。
一時期流行った「萌え擬人化」という技法ですね。

 

艦娘」は鋼材などの「資源」を消費して建造したり、
「深海棲艦」との戦闘に出撃したりすることで手に入り、
獲得した「艦娘」は、演習や実戦を通じて経験を積み、レベルアップしていく。

こうして自分の好みの編成の艦隊を作り、百戦錬磨の艦隊へと磨き上げ、
困難な戦いに勝利することが「艦これ」におけるプレーヤーの役割となるんですよ。

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そんな人気の「艦これ」 に最近はコラボする企業が増えているんです。
たとえば、
牛丼チェーン店“すき家”と「艦これ」のコラボキャンペーン。

 

期間中対象110店舗で税込500円お買い上げ毎に、
オリジナル3Dカードを1枚がプレゼントされるというもので、

さらに、
キャンペーン期間中に全国のすき家で税込490円以上のレシート情報を入力した人の中から抽選で、
1000名様にオリジナルどんぶりを、30名様にオリジナルポスターがプレゼントされるそうです。

キャンペーン期間は、2016年3月9日(水)~4月8日(金)で、
モバイル会員登録が必須となるようですよ。

 

また5月下旬には「一番くじ艦これ』-参周年!カレー祭り!-」という、
艦娘にちなんだ個性豊かなカレーの数々が商品として用意されることが、
バンプレストから発表されたんです。(http://www.bpnavi.jp/kuji/item/1584

 

たとえば、
J賞としてラインアップされている艦娘カレー(レトルト)は、
「金剛改二」「比叡改二」「足柄改二」「島風」の全4種で、
それぞれの性格にちなんだ味付けになっているようで、

F賞は「赤城専用 大盛りカレー」。
なんと内容量は普通のカレーの5人前に相当する1キロ(ルーだけで1キロです)とレベルが違います。
果たしてこれ、
当たった人はどうやって食べるのか大変興味深いところですね。

 

このほか、
A賞はポスター、
B賞に間宮フィギュア(全高約17センチ)、
C賞は福神漬など薬味も収納できる「連装砲ちゃん まるちポット」、
H賞は第六駆逐隊の「グラス」(全4種)などがラインアップし、

さらにラストワン賞では、
とある深海棲艦がモチーフのラストワンカレーが用意されているようですよ。

 

さてあなたは「すき家の牛丼」と「艦娘カレー」どちらを食べて、
艦これ」の商品を手に入れますか?
(個人的には間宮フィギュアなんか良いように思いますが)

 

またローソンとコラボしたキャンペーンも2月12日(火)~5月13日(金)まで行われていますね。
このキャンペーンの旗艦は、
金剛型戦艦二番艦“比叡”が担当しているそうで、

 

対象商品を購入することで、
私服姿の阿賀野型四姉妹クリアファイルや制服姿の鹿島ミニタペストリーなどが手に入るほか、

数量限定のオリジナル商品“グラス&ナタデココヨーグルトゼリー”も登場し、
こちらは“連装砲ちゃんVer.”と“北方棲姫ver.”の2種で、
価格は444円[税抜](480円[税込])となっているそうですよ。(http://www.lawson.co.jp/campaign/kccp/

 

映画では昨年ブラッド・ピット主演の「フューリー」という本格戦車アクション作品とも、
艦これ」はコラボしていますね。

   

他にも色々コラボしているみたいですが、
なぜ「艦これ」というゲームはこれほどヒットするんでしょうね?

 

ゲームに関しては、タイトルがヒットする条件はシンプルみたいで、
「面白いゲームだけが、ヒットする」んですね。
 
ゲームの面白さにはたくさんの要素があると思いますが、
傑作と呼ばれるゲームのほとんどに共通する特徴があるんですよ。

 

それは「プレーヤーが何者なのか」が、
ゲームの中で首尾一貫していることなんです。

 

たとえば「スーパーマリオブラザーズ」では、
プレーヤーはマリオ(ないしルイージ)であり、
プレーヤーが目指すべきことと、ゲーム内でマリオが目指すべきことは一致しているし、

 

ドラゴンクエスト」であれば、
プレーヤーは「ゆうしゃ(勇者)」であり、
プレーヤーがプレー中に行う選択と、ゲーム内で「ゆうしゃ」が行う選択は一致しているんです。

 

つまり、
プレーヤーにちゃんと「マリオにならせてくれる」「ゆうしゃ」にならせてくれる、
ゲームなんですね。

 

艦これ」も、プレーヤーは「提督」という立場で首尾一貫していますよね。
史実の「提督」よりは大きな権限を有しているんですが、

 

「提督」が戦闘機のパイロットになって敵機を迎撃したと思ったら、
次の瞬間には砲座に着いて主砲を撃ったりといった、
「自分は何者なんだろう?」という疑問が湧くようなことはないんですよ。

 

艦これ」の面白さは、決断のスリルが占める部分が大きいのですが、
このスリルを味わうためには、
「いかに資源を円滑に運用し、艦隊を常にフルパワーで稼働させられるか」という、

原材料調達から生産・販売に至るまでの物流を企業が合理化するための手段の
いわゆる「ロジスティクス」の管理が必要になるんですね。

 

艦これ」には、さまざまな「資源」が用意されていて、
それらを消費することで、
艦娘」を建造したり戦闘後の補給をしたり、あるいは修理をしたりします。

「資源」は、時間とともに回復しますが、
特殊な「資源」は、出撃したり、「遠征」と呼ばれるアクションをこなさなければ手に入らないですね。
 
艦隊を常に万全の状態で運営し続けるためには、
この「遠征」のローテーション管理やバランス調整が欠かせないんですよ。

だから万全でない艦隊を出撃させるようでは、
「決断」も何もあったものではないんです。

 

艦これ」のプレーヤーは日々のロジスティクス管理に目を配りつつ、
その成果の結晶として、ここ一番での「決断」を楽しんでいるんですね。

 

あなたも「すき家の牛丼」か「艦娘カレー」を食べながら、

艦これ」の世界も味わってみるのもいいかもですね。

 

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