美ビルド・ネットの熊本はてな?

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海外ネット通販を安心して快適に利用するには?

あなたも円高でお得と思って日本国内では手に入りにくい商品や安価な商品を購入するために、
海外ネット通販を利用していますか?

 

あなたが英語を学習しているなら、
海外ネットショッピングは自分の英語力を試す絶好の場ですね。

 

そして英語を通したコミュニケーションの楽しさを身をもって感じることができるんですが、
最近はトラブルの発生が多いんですよね。

 

たとえば、

・入金したにもかかわらず商品が届かず連絡が取れなくなった。

・通常より安い価格で売られている商品を購入したら模倣品だった。

・違う商品が送付されてきた。

・引き落とされた金額が請求金額と違う。

・返品を受け付けてくれなかった

などが挙げられるんですが、
なかなか深刻なものが多い印象ですよね。

 

「海外ネット通販で起きるトラブル」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160217-00000043-it_nlab-sci

 

またやっかいなのはトラブルそれ自体だけでなく言葉の壁や商習慣の違いから、
解決が非常に難しいという点でしょうね。

 

取引き先から外国語で連絡が来たため思うように交渉できない例や、
そもそも事業者の連絡先がない、
問い合わせても返信がない、
さらには海外の裁判所での仲裁でしか対応できないと言われたというケースもあるんです。

こういうケースだったら多少英語ができても解決は難しいかも。

 

そんなトラブルをできるだけ回避するために、
消費者庁は悪質性のある海外ネット通販サイトを見分けるためのチェックポイントを作成したんです。

あなたも参考にしてくださいね。 

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トラブルを回避するためのチェックポイント消費者庁作成)

 

・ウェブサイトの日本語表現が不自然(言葉遣いがおかしい、旧字体が使われている、文字化けしているなど)

・価格表示の通貨単位が「円」でない、または書かれていない

・振込先の銀行口座の名義が、ウェブサイトの名称や事業者名と異なる(外国人の個人名義の口座であるなど)

・正確な事業者の情報(事業者名・住所・電話番号)がはっきりと書かれていない

・商品の代金の支払時期やその方法、商品の引渡時期がはっきりと書かれていない

・商品価格が、通常価格や他のウェブサイトよりも大幅に安い

・キャンセルの条件などがはっきりと書かれていない

・支払手段が複数用意されていない(前払いのみなど)

・ウェブサイトの名前を検索すると、良くない評判が見つかる

 

このチェックポイントは相手が海外ネット通販ではなく国内ネット通販の場合にも活用できますので、
インターネット通販を利用する際はぜひ目を通しておきたいものですね。

 

またアメリカの大手ショッピングサイトは、
セキュリティや管理がしっかりしているところが多くて安心ですが、

 

そうでなければ自分で判断して、
信用できるサイトかどうかを見分ける必要があるんです。

・価格が相場よりもかなり安いなど、条件が良すぎるサイト

・会社情報があいまいなサイト

・対応があまりにも適当なサイト

などは信憑性を疑った方が良いかもしれませんよ。

 

気になるサイトがあれば、
「(サイト名)reviews」などで検索して、他の人の意見を参考にするのも一つの方法ですよ。

 

またアメリカのネットショッピングで最低限知っておきたい英単語も参考にしてくださいね。

アメリカ英語    日本語

in stock      在庫あり

out of stock    在庫切れ

back order     入荷待ち

pre-owned     中古の

quantity (QTY)   数量

no refund     返金不可

no returns     返品不可

no exchanges    商品の交換不可

return policy   返品規約

restocking fee   返品手数料

warranty     保証

shipping method  配送方法

shipping address  届け先住所

billing address  請求書送付先

zip code     郵便番号

expiration date  クレジットカードの有効期限

security code  クレジットカードの裏に記載されている3桁の番号

estimate     見積もり

business day   営業日

flat rate    一律料金

sales tax    消費税

handling charge  取扱手数料

order confirmation 注文確認

invoice     納品書

terms and conditions  利用規約

tracking number   荷物追跡番号

order status   注文状況

place an order  注文する

 


それからやはり国民生活センターですけど昨年の6月1日から、
海外の消費者相談機関と力を合わせて問題解決を図る

「越境消費者センター(CCJ)」の本格運営を始めたんです。
提携相手を増やし、より多くの被害救済をめざすために。

 

このCCJは2011年11月に消費者庁が試験的に開設し、
13年度には約4500件、14年度は約4千件の相談があったそうで、

トラブルは今後も増えると予想されることから、
国民生活センター事業を引き継ぎ、正式に運営することにし、
当面は民間企業に委託しますが、3年後をめどに自前の運営に切り替えるそうです。

 

現在、提携関係を結んでいる海外の相手は、
米国・カナダ、台湾、シンガポールベトナム、スペイン、南米諸国の6機関にとどまっていますが、

本格運営すればもっと増やせるみたいで、
トラブルになる業者が多い中国や韓国の機関と交渉を進める考えみたいですよ。

 

消費者からの相談は、
やはり「模倣品が届いた」「商品が届かない」「解約できない」の三つが大半らしく、
CCJは海外の提携機関を通じて業者に対応を求めるそうです。

また消費者が自ら交渉する場合は、
業者に送る文書の翻訳を支援するそうですよ。

 

試験運用では、
商品の配送ミスなど悪質性の低いケースでは一定の成果があったみたいで、

昨年7月には米国の通販サイトでスポーツ用品を買った男性から商品が届かないと相談を受け、
米・カナダの機関を通じて業者に連絡し代金が全額返金された例があったそうです。

 

でも、
昨年4月から今年1月までの相談のうち解決できたのは12%にとどまり、
悪質なケースでは救済が難しいのが実情みたいですよ。

 

ちなみに消費者庁の悪質な海外ウェブサイト一覧は、
このサイトを参考にしてくださいね。
 ↓
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/20140228adjustments_2.pdf

   

ところで、
海外ネット通販を無事に購入した時、「関税」という問題が出てくるんですが、

 

これはあなたが海外のサイトから購入した場合、
個人輸入となるんです。

 個人輸入では一部のものを除き、小額のものは無税となります。
海外旅行に行ったときの個人用の持ち帰り品と同じ扱いですよね。

 

通関手続きは、
国際郵便業者や宅配業者がやってくれるんです。

国際郵便は、
普通無税の範囲しか受け付けてくれません。

 

また、
個人輸入は海外との直接取引きですから輸送途中の事故(荷物が消えてなくなる)に対して、
販売業者は責任を負いませんので、
荷物を追跡できる国際宅配業者のほうが安心ですよ。

 

関税がかかった場合の支払い方法ですが、
業者が立て替えた輸入税は後日送付された請求書に基づき、

宅配便業者に振り込む場合と、
商品と引き換えに業者に支払う場合とがあります。

 

関税率については、
ジェトロ」の世界各国の関税率を参考にしてください。
  ↓
https://www.jetro.go.jp/theme/export/tariff/

 

たとえば、
健康食品を個人輸入する場合、16000円程度までなら無税です。

輸入できないものを注文した場合、
まともな業者なら注文受付を「辞退」します。

そうでない場合、
製品は送り返され、ほとんどの場合輸送代を含めた代金は戻ってこないんです。

 

安心して輸入できるものは、

コンピューターソフト(ダウンロード及び媒体を送付)、 コンピューターの補修部品、

化粧品、健康食品、低額の食器や箸、イヤホン、ヘッドホン、スピーカ(小型のもの)、

マイクロフォン、Tシャツ、時計、カメラ、楽器、音楽CD、電池使用の電化製品、100V対応の電化製品

などがあげられます。

これらの製品についてどの程度まで無税なのかは、上記の関税率のページを見てくださいね。

 

ビデオやDVDの規格についても注意してくださいね。
ゲームソフトは使用できる国が日本以外に限定されている場合には届きませんから。

 

食品は禁制品ではありませんが、
検疫がありますのでお菓子やベーキングパウダーなど以外の「農産物」は、

現実的に個人輸入が不可能になっていますから、
個人輸入したものをネットで売ったり他人にあげたりすることはできませんからね。

 

それから、
あなたが海外ネット通販をクレジットカードを利用する場合に、
注意しておかないと大変な目にあわないように、

必ず知っておきたい知識が3つあるんです。

 

まず一つ目は「スキミング

決済の時にカード情報を必ず入力しますが、
そもそもカード情報を盗み取る行為が目的の海外通販サイトが存在するんです。

カード決済したのに、
商品は発送されずにお金と情報だけ抜き取られる悪質サイトなんです。

 

二つ目は「詐欺

クレジットカードの利用明細を見てみると、
謎の手数料が加算されたり商品がいくら待っても届かない場合があるんです。

慌てて問合せてみても一切返答がないなんてことはザラにあるんです。
いわゆる詐欺サイトですね。

たとえば、
GUCCIのペンケース元値3万円くらいがクレジットカード決済で5千円で購入できるなんて、
あきらかにおかしなサイトですよね。

 

三つ目は「保険がおりない

クレジットカードを自らの意思で利用して詐欺にあった場合、
それは自己責任なのでショッピング保険の適用対象にはならないんです。
さすがにそこまでクレジットカード会社が面倒を見ていると経営破綻しますよね。

 

あなたがクレジットカードを海外ネット通販で利用する場合は、
ちゃんと問題ないサイトなのかを調べてからにしましょうね。

 

調べる方法としては、
運営会社の電話番号に電話してみるのもありですし、

さきほど述べた「(サイト名)reviews」などで検索して、
実際に物を受け取った人の口コミを探すのも良いですね。

 

日本にいながら世界中から買い物することができるようになった海外ネット通販。

日本では売っていない商品が買えるし、

為替レートや物価の違いで日本より安く買えるといったメリットを、

今まで述べたことを注意しながら楽しみましょうね。

 

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