松山英樹が米ツアー2勝目アジアのタイガーになる?
16番ホールが終わった時点ではリッキーファウラーの優勝かと思っていましたが、
その後が凄かったですね。
最高のプレーオフでした。感動しましたよ。
2年ぶりの優勝おめでとうございます!
というのは、
ゴルフ米ツアーの「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で、
松山英樹が2014年「ザ・メモリアルトーナメント」以来のツアー通算2勝目を上げたんです。
それも次世代を担う人材と高く評価されているリッキーファウラーとの2人同士でのプレーオフで。
松山英樹はプレーオフになった試合ではやはり2勝目ですね。
日本勢として、
丸山茂樹(3勝)に続く2人目のツアー複数回優勝を成し遂げましたね。
松山英樹が2016年の初戦に臨んだカリフォルニア州トーリーパインズGCで開催された
「ファーマーズインシュランスオープン」(1月28日~31日)では、
試合前から心配していたショットの悪さに泣いた松山英樹でしたが、
その点に関しては想定していたからか、
予選落ちの結果にも意外とすっきりした様子で、
「これだけショットが悪ければ、この順位になっても仕方がない。
このあと、しっかり練習して(いろいろなことが)修正していけたらいいと思う。
何にしても、ショットの練習はしたい。
また、試合の結果がすべてですから、(オフの練習の成果が)そこにつながらなかったということは、
やらなくてはいけないことはたくさんあるということ。
まあ、早く試合が終わったら終わったで、逆にそれらのことができる。
来週(の試合)に向けても、いい準備ができると思います」と。
頭の中の意識はすでに次戦へと移っていたんですね。
今回ゴルフ米ツアー2勝を果たした松山英樹選手。
日本人として4人目の快挙を達成しましたが、
この勝利って実際どのくらい凄いことなのかというと、
アメリカを中心として開催されている、
ゴルフの最高峰「PGAツアー」は45試合ぐらいが開催され、
参加しているゴルファーの技術他の水準・ゴルフプレーの水準が、
世界一高いツアーなんですね。
現在のPGAツアーで見れば、
マスターズ、全米、全英、全米プロの4大メジャー大会、
そしてザ・プレイヤーズチャンピオンシップに次ぐ、
6番目の格式を誇る大会と言えるんです。
これまで日本人男子選手が米ツアーを制したのは、
1983年の青木功、
2001~03年に1勝ずつを挙げた丸山茂樹、
08年の今田竜二の3人しかいませんでしたが、
松山英樹が4人目で凄いですね。
そういえば、
プロゴルフ界の「マー君と佑君」と言われる松山英樹 と石川遼ですが、
石川遼はすでに過去の人というような一部報道もあるんですが、
2015年5月2日時点での2人の各種データを比較してみると
世界ランキング :松山16位、石川160位
賞金ランキング :松山11位、石川150位
トータルドライビング :松山1位、石川154位
ドライビングディスタンス:松山28位(295.9ヤード)、石川56位(291.9ヤード)
パーオン率 :松山10位(70.71%)、 石川77位(66.91%)
平均パット数 :松山26位(1.738)、石川38位(1.744)
イーグル数 :松山1位(13個。2位の選手は8個)、石川37位(5個)
平均スコア :松山15位(70.16)、石川129位(71.58)
意外なことに2人のドライバーの飛距離を見ると、
わずか4ヤードだけ松山が飛んでいるだけで、ほとんど差はないし、
平均パットもほとんど差はないですから、
石川遼選手が2016年大活躍する可能性は十分ありますよ。
波に乗っている松山英樹。
これからの「PGAツアー」出場予定は、
2月25日~28日 ザ・ホンダクラシック
3月3日~6日 WGC-キャデラック選手権
3月23日~27日 WGC-デルチャンピオンシップ
4月7日~10日 マスターズ
5月12日~15日 ザ・プレーヤーズ選手権
とありますので、
これを機会に今年は優勝争いにどんどん絡んで来て下さいね。
頑張れ松山英樹!
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