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「資生堂ショック」家庭での負担の不平等が原因?

「女性の活躍は、男性の人生を豊かにする」と。

8月28日「女性活躍推進法」が成立した日の「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で
安倍総理が宣言した言葉ですが、

 

その女性活躍推進の一環として、
資生堂が子育てを理由とした短時間勤務中の美容職社員に対して、

遅番や土日勤務を求めて平等なシフトやノルマを与える方針転換を打ち出したんですが、

これが「資生堂ショック」と言われているみたいですね。

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この「資生堂ショック」とも呼ばれるようなことを何故打ち出したのかというと、
やはり業績悪化だからみたいです。

 

時短の人が多くなり、
お客様のハートを掴めなくなり売上げが減少したこともあるらしいですね。

 

でも資生堂は一見女性に厳しい改革のように見えますが、
協力者が身近にどうしてもいない場合は、

 

ベビーシッター代の補助を提案するなど環境を整えたうえで、
来店客の多い夕方や夜、土日の勤務を入れているんですね。

それによって、育児中の社員にも、
キャリアアップにつながる仕事経験を積ませることができるようになったそうです。

 

こういう大企業はこういうことができるからいいかもしれませんが、

 

日本はいまだに「男性は仕事、女性は家庭」

 

という性別役割分業が前提とされた社会のままですから、
一般企業ではなかなか難しいかもしれません。

 

そして、
女性は出産すると戦力外とみなされてしまいますが、

 

よく考えてみると、
女性は妊娠・出産においてはそれなりの待遇は必要であるのかもしれませんよ。

なぜなら、
女性の変わりに男性が子供産めないから・・・。
物理的にどう頑張っても・・・。

 

これははっきり言って男性社員より能力あるのに、
昔見たいにそれを理由に辞職に
追い込まれたり、ハンディを持つということは納得はいかないですよね。

 

だからその優遇をもらったからには、
その後は同じように働くのは当然と言えば当然かもしれませんね。

 

そして家庭での夫婦の役割分担の大事さも女性活躍推進に関係してきますね。
夫婦共にフルで働いたら、

家事や育児を手伝ってもらいたいと思うでしょうし、
手伝いという表現より、
共同作業という方が表現的には合うかもしれませんが、

 

「家庭での役割分担の現状」というあるアンケートによれば、

 

1 男性は仕事、女性は家事、育児、介護(以下家事等と表現する)を担当している 21.0%

2 男性は仕事、女性は家事等に差し支えない範囲で仕事をしている 21.8%

3 男女ともに仕事をし、家事等は主に女性が担当している 22.6%

4 男女ともに仕事をし、家事等もお互いに協力して行っている 18.6%

5 男女ともに仕事をし、家事等は主に男性が担当している 0.4%

6 女性は仕事、男性は家事等を担当している 0.7%

7 女性は仕事、男性は家事等に差し支えない範囲で仕事をしている 0.9%

まだまだ女性が家事等を担当しているのが多いですね。

   

そして、
今後、男性が女性とともに家事、子育てや教育、介護、地域活動に積極的に参加して
いくためには、どのようなことが必要だと思いますか。
という「男性の家事等への参加に必要な条件」のアンケートでは、

 

1 男女の役割分担についての社会通念、慣習、しきたりを変えること 43.4%

2 仕事中心という社会全体の仕組みを変えること 28.1%

3 仕事と家庭の両立などの問題について相談できる窓口を設けること 12.0%

4 労働時間短縮や休暇制度を普及させること 37.4%

5 夫婦の間で家事などの分担をするように十分に話し合うこと 32.4%

6 家事などを男女で分担するようなしつけや育て方をすること 20.5% 

7 家事などへの男性の関心を高めること 17.2%

8 社会の仕事中心の生き方、考え方を変えること 21.8%

9 男性が家事などに参加することに対する抵抗感をなくすこと 20.2%

10 夫が家事などをすることに妻が協力すること 10.2%

11 妻が夫に経済力や出世を求めないこと 6.4%

 

と、会社などへの要望である「労働時間短縮や休暇制度を普及させること」は多いですし、
「夫婦の間で家事などの分担をするように十分に話し合うこと」も大事ですね。

 

やはり夫婦をつなぐものは「思いやり」が大事ですね。

生まれ育った家族よりも「他人同士が」長く一緒に暮らすのだから、
 

その思いやりがなければ、それは当然破綻します。
 
そして、
夫婦なんて、どちらが上でも下でもないですし、
 
思いやって暮らすことができれば「誰がどの役割を」なんて、考えたりしないかも・・・。

 

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