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「下町ロケット」技術者ドラマの方が視聴率がいい?

阿部寛が出てる物はハズレがないんじゃないか? と思うほど、
視聴率が視聴率が右肩上がりになっている「下町ロケット」。

 

女性はあまり興味がないかもしれませんが、
男は見てハマるドラマかも。

 

ところで、
下町ロケット」第一話で、
中島工業が佃製作所にステラエンジンの特許侵害で訴訟を起こしたのを覚えていますか?
先に開発して特許を取得したのは佃製作所なのに、
なぜ訴訟を起こせたのか?

 

不思議でしたが、
どうも佃製作所の特許の出し方が下手くそだったみたいですね。

 

例えば、
ステラエンジンじゃなくて「コップ」だとすると、

 

佃製作所は、【この形の金色のコップ】という形で特許を出しました。
 
中島工業は、【この形の青色と黒色のコップ】で特許を出しました。
 

形は完全に佃製作所の製品をパクっていますが、
佃製作所は金色を指定しているので、

金色以外であれば、
中島工業は真似をしていいとなっているようなんです。

 

そして、
中島工業が「この形の青色と黒色のコップ」の特許を出した後に、
佃製作所が、黒色や青色とほとんど同じ色の【紺色】を作ってしまいました。

 

それで、
中島工業は、「紺色って!うちの会社の色とほとんど同じじゃないか!特許侵害だ!」

と、こんな感じかもしれませんね。

 

ちなみに、
特許は知的財産権の中でも最も浸透した権利で、
「発明=特許」という公式が導き出せるほどに、
特許によって億万長者になった人のエピソードがよくありますね。

 

でも、
日々の中から発明に至るアイデアをつかむことができる人はほんの一部の人に過ぎないし、
さらに特許をとれるだけの発明に練り上げることができる人は、
さらに絞り込まれてしまいますけど・・・。

 

以前小6少女が夏休みの自由研究きっかけに「缶を自動分別するごみ箱」を発明し、 
特許取得したと話題になりましたね。

 

なんでも、祖父がスーパーを営んでおり、
自動販売機のごみ箱のスチール缶とアルミ缶を仕分けするのを見て着想を得たらしく、

父親と協力して作製に取り掛かり、約3週間かけて完成したそうで、
「おじいちゃんに使ってもらいたい」と。
まだ欲がありませんね。

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ロケットのエンジン開発の開発といえば、
JAXA三菱重工など大手企業がやっているとばかり思っている人が多いと思いますが、

以外と中小企業でもやっているんですね。

 

たとえば、
北海道赤平市にある植松電機で従業員20名の町工場だそうです。

本業はリサイクル用パワーショベルに取り付ける特殊なマグネットの製造だそうですが、

 

その傍らに取り組んでいるのが宇宙開発の仕事で、

すべて「自腹」で、
すでに宇宙開発小型ロケットの打ち上げに何度も成功しているし、
人工衛星を製作する技術だってあるそうですよ。

 

さらには世界に3つしかない無重力実験施設のうちの1つが
会社の敷地内にあると聞くとこれは本格的ですよね。

 

宇宙開発をはじめたのは、
自分で考えて、自分で試せる社員を増やしたいという思いからだったそうで、

自分の頭で考えられる社員を増やすにはどうすればいいか。
自ら思考するために最も重要なのは「好き」であること。
作りたい、知りたい、興味がある――。

 

宇宙開発という魅力的なテーマでそこに火を付けることができれば、
きっと人は育つのではないかと思ったという思いでやっているそうです。

 

また、
愛知県にある三光製作所という金属加工会社で、社員は50人。
30年以上にわたってロケットの要となるエンジンの部品を作っていて、
 
担当しているのはエンジン内部で燃料を通すパイプ。
1000分の1ミリ単位の高い精度が求められるそうですよ。

 

それから、
この「下町ロケット」に使われているロケ地ですが、

工場は茨城県つくば市にある、
「フジキン」と「クボタ筑波工場」がロケ地だと思われているんですね。

 

このフジキンは、
宇宙ロケットなどのバルブ、
特殊精密流体機器の研究開発・設計・製造・販売・サービスを、
事業としている会社で、
やはりロケット開発に携わっている企業だったんですね。

 

そしてクボタ筑波工場は、
トラクターと産業用ディーゼルエンジンを開発しているそうですで、

下町ロケット」のドラマで佃製作所は、
ロケットのエンジンを開発するという事だったので、
エンジン関に携わっているクボタ筑波工場がロケ地に選ばれたのかもしれませんね。

 

この池井戸潤氏の直木賞受賞作が原作の連続ドラマ「下町ロケット」が絶好調で放送中ですが、
ドラマの撮影と並行して、もうひとつの大きな“計画”が進行しているんです。

 

池井戸氏が書き下ろした『下町ロケット』の続編が、
ドラマ放映中の11月5日に発売されるんですよ。

しかもこの作品、
ドラマの後半5話の原作になるそうです。

 

この新刊『下町ロケット2 ガウディ計画』の読み所を紹介すると、

* * *
国産ロケットのエンジン部品の開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年──。
佃製作所は、またしても窮地に立たされることになる。

量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、
ロケットエンジンの開発では、
NASA出身の社長が率いるライバル企業・サヤマ製作所とのコンペの話が持ち上がる。

 

そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、
ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。

「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、
多くの心臓病患者、特に子どもの患者を救うことができるという。

 

しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、
中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。
苦悩の末に佃が出した決断は……。

 

ますます面白くなりそうですね。

 

また、
この「下町ロケット」の作品にはもうひとつ大きな“仕掛け”が施されていて、
実は毎週土日、朝日新聞に連載小説として掲載されているんです。(知らなかったですね)

10月3日よりスタートしたこの連載は、
単行本の発売前は試し読み版、発売後はハイライト版として読むことができますね。

 

また、
ドラマが後半部分に差し掛かると、
映像と同時に読み進めていく“臨場感”を楽しむこともできるという、

ドラマ、新聞、書籍が連動するという、
これまでに例のない新たなメディアミックスが展開されているみたいですよ。

 

吉川晃司など脇役もいい味を出している「下町ロケット」。

 

半沢直樹の「倍返し」な痛快感にプロジェクトXのもの作りのロマンがある話がある「下町ロケット」。

 

久々に来週が待ち遠しいドラマ。これからの展開が楽しみですね。

 

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