シエンタは自動ブレーキが誤作動するの?
障害物を自動的に感知して自動停止を行う自動車の衝突被害軽減ブレーキシステムは、
世界的に搭載を義務化する流れになっており、
日本では一部の商用車、EU諸国では全ての商用車の新車、
アメリカでは全ての新車に対して衝突被害軽減ブレーキ装置の搭載が義務づけられていますね。
そんな絶大なる事故防止効果を持つ自動ブレーキながら、
残念なことに誤感知を完全に防ぐことは難しいんです。
最近は大幅に信頼性を増してきているものの、
100%という状況にはなっていない模様なんですね。
そんな中、
ある方が新型シエンタの自動ブレーキ付きを買おうと考えていたら、
ディーラーで、
「誤作動することもあります」
と言われたそうです。
続いて誤作動する状況を説明書で提示されたところ、
あまりに多いので驚いて、
最終的には断念したそうなんですね。
その説明書を参考に見せてもらったら、
確かに不安感全開といった感じなんです。
「道路上に金属物、段差、または突起物、または突起物があるとき」
とか、
「ETCゲートを高速で通過した時」
といった状況なら理解できますが、
ところが、
「カーブで対向車とスレ違った」
とか、
「立体交差・標識・看板などが前方にある時」
という状況になると、もう日常茶飯事ですよね。
「カーブのある地域なら対向車が来る度に」だし、
都市部だと標識や看板だらけだし、
こういった誤作動する状況が14タイプくらい挙げられているんですね。
もう少し詳しい説明を聞くと、
「センサーの制御が難しくまだ上手くいっていないんです」と。
さらに、
「実際にあった話で、車線変更時にアクセルを踏んでいるにもかかわらず、
減速が始まったそうです」と。
ここまで言われて買おうという人は少ないですよね。
もっと言えば、
勝手に自動ブレーキが掛ったら追突される可能性が大になりますね。
トヨタの自動ブレーキは技術的に問題があるのだろうか?
いろんなクルマに乗った人の経験談を聞くと、
プリウスでは誤作動は3回経験したそうです。
ETCゲートでゲートが動いた直後、
プリクラの機能のひとつであるシートベルトの巻き取りが稼働した。
ちなみにプリウスが採用しているミリ波レーダーは極めて性能が低く、
いわゆる自動ブレーキとしては使えないレベルみたいで、
無理して後に現行クラウンやレクサスなどで、
同じレーダーを自動ブレーキ用として使ったため、
誤作動し急ブレーキ。
後続車が追突し、
リコールになったんですね。
もしかしてこの時のリコールで懲りたのかも。
参考までに、
ボルボV40やアイサイトで誤作動したことは一度もないそうですよ。
ただ危険な状況じゃないのにアクセルが戻り、
警報音が鳴る「誤感知」なら2~3回あったそうです。
ブレーキが掛らず、
アクセルを踏めば上書きになるため特に問題なしみたいです。
トヨタの注意書きを読むと、
「誤作動」か「誤感知」なのか不明なんです。
あなたもシエンタを試乗するときは、よく試してくださいね。
そんなシエンタですが、
9月の販売台数は11,277台、前年比829.2%なんですね。
どこが魅力かというと、
両側スライドドアが最大の魅力だそうで、
購入したお客さんは、
「子供が乗り降りする時、隣の車に気を遣わなくていいから助かる」
「チャイルドシートを使うとき、使いやすくて便利」
といった感想が多く、
子どもの送り迎えのシーンでも、
24インチの自転車が積めるところが魅力だそうで、
子育て世代のヤングファミリーが多く、殆どの人は奥さんも運転しているそうですから、
なおさら自動ブレーキの改善は必要みたいですね。