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「手ぶら観光」で「神薬」を買う外国人

2015年の訪日外国人旅行者は1800万人に上る見通しとなったそうで、
その大きな原動力となっているのは、
海外と地方空港を結ぶ航空路線の拡大などによって
大挙して訪れる中国人客を筆頭にした外国人旅行ブームや「爆買い」だ。

 

そんな外国人旅行者が手ぶらで観光できるようにと、
考えられたのが国土交通省が音頭をとった「手ぶら観光」なんですね。

 

「手ぶら観光」とは、
日本の優れた宅配運送サービスを利用して、外国人旅行者が手ぶらで観光できるように、
多言語での宅配運送サービスに関する分かりやすい情報提供に努めるとともに、
外国人旅行者向けにサービス内容を充実させ、
「手ぶら観光」を実施するということで、

 

○訪日外国人旅行者の7割以上は個人旅行であり、
 その多くが自分で大きな荷物を持って日本国内を移動している

○自ら荷物を運ぶ必要がなければ、訪日外国人旅行者の利便性が向上する

○日本人には、ゴルフバッグやスキー用品等の宅配運送サービスは浸透している

→訪日外国人旅行者も宅配運送サービス等を活用出来れば、
 訪日旅行の利便性が上がり、満足度の向上に寄与出来る!

 

という趣旨で始まったわけですが、、
実際、マスコミでも話題になっていますね。
有名な企業では、

 

・佐川急便 手ぶら観光 手荷物預かり処
 
 観光や移動時に負担となる手荷物の一時預かりや、
 宿泊先への手荷物即日配送などを提供する店舗です。
 この日本橋口改札前に宅配カウンターを設置することで
 京都祇園で好評の「祗園佐川急便」をモデルとし、
 スタッフの制服も「飛」の文字をあしらったシャツに法被という出で立ちで、
 観光に訪れる利用者の目を楽しませる趣向を凝らしています。

 

中部国際空港ヤマト運輸の共同企画 新横浜駅観光案内所

 

・JRを利用して午前中に「下関駅」と「新下関駅」に到着した観光客の方の荷物を、
 宿泊先(下関旅館ホテル協同組合の加盟施設に限る)に、
 午後3時頃までに届けるサービス。

 

函館空港から宿泊先まで、大切な手荷物を運び、
 手荷物だけ別行動で、身軽に、時間もたっぷり観光やお仕事に使ってもらうサービス。
 手荷物1個につき片道/500円 (税込)・往復/950円 (税込)

 

ただし、
これには国土交通省の「手ぶら観光」共通ロゴマークが必要みたいですが、

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 そんな手ぶらになった外国人が何を買いに行くかというと、
特に中国人の場合は、
あなたもご存知と思いますが、
日本に行ったら絶対に買うべき12の“神薬”みたいなんですね。

 

その12の“神薬”とは、

1.目薬
  参天製薬のサンテボーティエ。
  ローズの香りで、香水のような高級感あふれるボトルデザイン。
  疲れ目や充血によく効く。

 

2.消炎鎮痛剤
  小林製薬のアンメルツヨコヨコ。肩こりや腰痛に効いて、塗りやすい形状。

 

3.液体絆創膏
  小林製薬のサカムケア。消毒作用があり、傷口が水に濡れても大丈夫。

 

4.冷却剤
  小林製薬の熱さまシート。赤ちゃんから大人までの急な発熱に即使用できる。

 

5.頭痛薬
  エスエス製薬のイブクイック頭痛薬。早く効いて胃にやさしい。熱にも効く。

 

6.消炎鎮痛剤
  久光製薬サロンパス。日本で一番売れているプラスター。

 

7.角質軟化剤
  小林製薬のニノキュア。二の腕などのブツブツを治す。

 

8.L―システイン製剤
  エスエス製薬のハイチオールC。シミ、そばかすに効く。

 

9.便秘薬
  皇漢堂製薬のビューラックA。長きにわたって販売されている信頼のブランド。

 

10.口内炎
  大正製薬口内炎パッチ大正A。貼るタイプの治療薬。無味で舌炎にも。

 

11.女性保健薬
  小林製薬の命の母A。更年期障害で悩む女性には最適の薬。

 

12.のどの薬
  龍角散。咳やのどの痛み、荒れに水なしで服用できる。
 

私たちでも常備している薬はこんなにないですね。

中国人の場合、
ちょっとした怪我や病気でいちいち病院に行っていたら、
時間とお金を無駄に使うことになる。
そんな時、家に日本のよく効く家庭常備薬があれば、大いに助かる。

 

そこで、
日本に行ったらぜひ買っておくべき医薬品になったようなんですね。

 

特に、
〈目薬のエルメス!〉〈セレブ女性の目薬〉と絶賛されているのが、
「サンテ ボーティエ」。香水のような美しい容器に入っているのが特徴で、
化粧崩れに配慮した点眼しやすいノズルや、
ほんのりバラの香りが漂うところも評価されているそうです。

 

渋谷のドラッグストアでは、
40歳前後の中国人男性が棚にあるこの商品をすべて買い物カゴに入れ、
在庫切れとわかると、
「なんでないのヨ!」とカタコトの日本語で怒っていたそうですよ。

 

ほかにも中国人が注目する「神薬」は数多いんですね。

額や患部に貼って熱をとる「熱さまシート」は、
類似商品が中国にないため大人気。
蒸気で目元を暖める「めぐりズム」も同様なんです。

 

他には新生児用爪切り、
哺乳 や離乳食といったベビー用品への信用度が高いみたいです。


そうした中で、
小林製薬は「神薬」として紹介された製品の一部が、
中国人観光客らの「爆買い」などで、

2015年4~6月期の売り上げが前年同期と比べて5倍超に膨らんだことを明らかし、
液体絆創膏の「サカムケア」の売り上げが5.43倍に増えたほか、
「ニノキュア」は52%増、「熱さまシート」は37%増となった。

 

小林製薬は、
「売り上げは14年ごろから伸びています。
ただ、購入するクスリは決まっているようです。
すでに中国国内で、口コミで広がっているようで、
お目当てのクスリをまとめ買いしていくようです」
と話しています。

 

これから観光外国人への「手ぶら観光」のサービスが
地方でも益々広がっていくと思いますので、
「12の“神薬”」はもちろんのこと、

 

色々なメイドイン・ジャパンの優れた商品を外国の方は買ってくださいね。

 

 

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