なでしこ決勝相手のアメリカ女子サッカー国内事情は?
サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で
なでしこジャパンが準決勝でイングランドと対戦し、
後半終了間際にイングランドのオウンゴールで2-1で勝利し、
2大会連続の決勝進出を決めましたね。(やった~!)
決勝はアメリカとの対戦になるようですが、
アメリカの女子サッカーってあまりピンとこないですよね。
それでアメリカ女子サッカー事情を調べてみると、
サッカー自体の国民の関心は、
日本のバスケットに似た感じみたいだそうですが、
ナショナルチームは国家レベルで強化対象であり、
オバマ大統領やビルクリントンがワールドカップ招致に意欲を示すなど
日本のバスケットよりポテンシャルは高いみたいです。
前回W杯招致でアメリカがカタールに敗れた際、
オバマ大統領のコメントで、
「カタールが選ばれた事が極めて残念な出来事である。」
と報道されたんですね。
アメリカでのマイナー度、
これは欧州諸国の野球の位置付けみたいで、
国家がナショナルチーム強化に冷淡で、
庶民がまず存在すら知らないのとは
マイナー度のレベル(日本でいうクリケットレベル)で
雲泥の差があるみたいですよ。
アメリカのサッカーは「見る」スポーツとしては認知度が低いですが、
「やる」スポーツとしてはかなり人気があります。
天然芝のサッカーフィールドもどこにでもあり、
誰でも勝手に集まってピックアップゲームという
草サッカーをすることも簡単なんです。
女子スポーツの中では一番人気があり
高校年代までクラブチームでプレーすることも
珍しくないそうですよ。
これはおそらく日本で全然知られていないと思いますが、
FIFAが10年に一度発表している全世界調査でも、
アメリカのサッカー協会登録数は約700万人と
ブラジルの約300万人をはるかに上回り、
さらに未登録の遊び程度でサッカーを楽しんでいる人たちを入れると、
かなりの数になりますね。
ちなみに日本協会の登録者数は100万人くらいです。
さらに最近の中南米からの移民の激増により、
サッカー人口はどんどん増加しています。
マスメディアの姿勢もサッカーに対して真剣になり、
ESPNのワールドカップやユーロの全試合放送、
FOXのヨーロッパリーグの放送など、
サッカーを気軽に視聴する環境もどんどん増えています。
アメリカの代表チームの試合も男女ともにかなり注目を集めますし、
女子にいたっては世界一の強さと選手層の厚さを誇ってるんです。
(やはり今回も決勝に残るぐらいですからね)
これは大学の女子サッカーのレベルの高さが良い選手を
どんどん輩出していることが理由で、
あなたもおなじみの
アビー・ウォンバックやホープ・ソロ、アレックス・モーガンなどが
様々なコマーシャルなどにも登場してるんです。
そんなわけで、
サッカーはアメリカで今後さらに大きなスポーツと成長するでしょうね。
そんなアメリカ女子サッカーチームと
いよいよ対戦ですね。
決勝は5日、日本時間6日8時キックオフみたいですから、
あなたも見逃さずに!