尾畠春夫さんは「ミロクの世」の人だったの?
もうすでにあなたもニュースなどでご存じと思いますが、
山口県周防(すおう)大島町で3日間行方不明だった藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を発見した、
尾畠(おばた)春夫さん(78)のこと。
大分県日出(ひじ)町から軽ワゴン車で駆けつけ、
1人で捜索に加わって、「上に上にと上るのが子供の習性」と、海側ではなく山中に分け入って、
長年培ってきた勘で捜索開始から約30分後に理稀ちゃんを発見しましたね。
全国各地の被災地で活動してきたボランティアのベテランで、
まさしく国民栄誉賞に値する、国民のお手本となれる人と皆さん称賛しています。
マスコミの「ドックとか行きますか?」って聞かれて、
「悪いところが3つある。顔が悪い。色が黒過ぎる。足が短い」って、面白すぎで、
強靭な肉体、揺るがない精神力、冷静な分析力に加え、
ユーモアも持ち合わせているみたいですよ。
その尾畠春夫さんはどうも「ミロクの世」の人かもしれません。
「ミロクの世」(弥勒の世)を簡単にいうと、
一人一人が、自分の神性に目覚めて、家族も他人も同等に大切にしたくなり、
困ってる人がいたら助けたくなるんです。
そして心は楽しさであふれ、食事は少量で済んでしまい、
色んなことへの執着も解かれて、
アタリマエな日常の事への感謝を、意識的に行う人間を増やすことなんですね。
そしてそういう人々が地球上にそろった時が、「ミロクの世」となるんです。
この「ミロクの世」に生きる人々の、大きな特徴の1つが、(伊勢白山道から引用)
・他人に良いことをしたくて、したくて、仕方がなくなる病気に感染する。
・ボランティア活動をしないと、生きるのが嫌になってしまう病気に全員がなる。
・他人を喜ばすことに、全力の生きがいを感じる病気になる。
・誰もが、微笑みながら、嬉々としながら、生きるという感染症に罹る。
まったく恐ろしい病気です。
誰かが行方不明になろうものなら、黒山の人だかりで嬉々としながら全力で捜索する訳です。
でも、さぼって家で昼寝をしようものなら、
気になって気になってプルプルと体が震え出すという禁断症状が出ます。
だめだ、もう我慢出来ない!とボランティア活動に飛び出していくんです。
まさしく尾畠春夫さんを言っているみたいですね。
これからは太陽黒点の活動が非常に激しくなり、
宇宙磁気の影響を私たちが受け始めて、気温は上昇します(もう上昇していますが)
それに伴って、
異常な大雨や台風、そして地震、火山噴火など自然災害が多くなります。
そんな時「プロのボランティア活動家」と呼ばれる人達が、
ミロクの世の兆候として増え出すかも知れませんよ。
でも、現実的に難しいのは生活費の問題かもですね。
だから年金が出る65歳以上の老人たちが、
鍛えた肉体で命を懸けたボランティアに嬉々として参加し始めることが多くなり、
警察も出来ない危険な救出を、「ワシにやらせろ!」と言い出す老人たちが増えるでしょうね。
実際、尾畠春夫さんも年金生活を送りながら、
軽ワゴン車に食料や水、寝袋などの生活用具を積み込み、
助ける相手側に迷惑をかけないのが信条で、
「自己完結するのが真のボランティアだ」と言って活動費は自分の年金から捻出しています。
同じ78歳でワイドショーなどを騒がせた、あの日本ボクシング連盟の山根明。
「世界の山根」「カリスマ山根明」と自分で評し、
「自己中心」「自己満足」の見本みたいな人と、尾畠春夫さんとは、
「まるで裏と表の違い」で「ミロクの世」の人との違いが出ていますね。
温度が20度前後で安定した世界になると言われる「ミロクの世」。
私たち人間が本当に「生かされている」存在に過ぎないことを思い出して、
誰も本当は、自分で生きてはいない。
他者と天のお蔭で、生きることを許されているだけ。
ということを、
まず日本人である私たちが忘れずに生きていきたいですね。