「この世界の片隅に」の松本穂香って鼻が気になるが、華が無い?
アニメが素晴らしかったのは、「この世界の片隅に」という作品への作り手の愛と、
この作品を絶対に世に出したいという情熱、
そこに監督が大人の事情で反対する周りをを押し切って起用した、
のんさんの素晴らしい演技が光ったんでしょう。
これだけ本気で作品に愛情持って向き合った人が作ったから、
観る側にもそれが伝わってヒットしたんだと思います。
今回はよっぽどの覚悟を持って実写化に取り組んだのか・・・。
それとも、
どうせアニメがヒットしたから、実写でもやろうぜ・・・ぐらいなのか。
観てのお楽しみみたいですね。
累計120万部を売り上げたこうの史代さんの同名漫画で、
2016年にはアニメ映画化されて大ヒットした「この世界の片隅に」が、
連続ドラマになるみたいですね。
主役の松本穂香(21)は約3000人が応募したオーディションを突破して合格したみたいで、
頑張ってほしいですね。
原作者のこうの史代さんは「戦争と広島」をテーマに描いた作品が多いんですが、
映画での「この世界の片隅に」では、
日本が戦争に負けたことに対して意外と呑気だと感じたんですね。
広島に原爆が落とされたとき、
「なんか広島で新型爆弾が投下されたらしいぞ」「ヒェ〜!」と、
他人事みたいなテンションだったし、
ラジオを通して日本の無条件降伏を知った時も、
「敗けたか〜」「まぁ新型爆弾落とされちゃおしまいだよなぁ」みたいな感じで、
なにか意外と達観していて冷静だったみたいですよ。
これは舞台が呉というのがあるかもしれません。
当時、呉はほとんどが海軍関係者だったから、
家族も他地域より戦況に詳しいし、思想も開明的な場合が多いみたいですからね。
海軍では、半年間なら勝てるが、
そこで条約を結べず長引いた場合は戦局が泥沼化すると考える将校も多かったようです。
その家族もそういった思考の影響を受けて冷静だったんでしょうね。
今回の「この世界の片隅に」で主演する松本穂香は、
「戦争に反対する女性。予言者のように敗戦を予想。戦争で塗炭の苦しみを味わう庶民」という、
演出をひっくり返した物語ですから、
この戦争に明るい未来はないということが分かり切って、
「ま、なるようになるでしょ」
で過ごすのを松本穂香なりの「すず」をどう演じるか楽しみです。
でも鼻の穴に目がいっちゃうけどかわいいですね。
鼻は気になりますが、
「この世界の片隅に」で松本穂香の華が輝くことを願っています。