「Baby Box」国際シンポジウム 11ヵ国参加で熊本市で世界初!
親が育てられない子どもを匿名で受け入れる国内唯一の施設。
それが我が郷土熊本市の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)があるのを、
あなたもご存じと思います。
2007年5月に導入され、
外側から扉を開け、保育室に赤ちゃんを預けるとブザーが鳴り、職員が駆け付けて保護するんです。
保護責任者遺棄罪を定めた刑法などの法令に触れないよう、
児童相談所や警察と情報を共有し連携されています。
そんな熊本の地で「Baby Box」(こうのとりのゆりかご)をテーマに、
11ヵ国が参加して国際シンポジウムが4/14と4/15の二日間にわたって開催されるんです。
●開催場所:熊本市民会館 夢ホール
●4月14日(土)8:40~17:00
シンポジウム及び常設展示解説(内密出産に関するセッションもあります)(12:10~13:00)
●4月15日(日)9:00~15:40
シンポジウム及び常設展示解説
●料金(2日間通しチケット)
一般:5000円(税込)
学生:1000円(税込)
今回の会議は2007年に「こうのとりのゆりかご」を開設した慈恵病院が会議事務局となって準備し、
ゆりかご同様の取り組みのある、
ドイツやアメリカ、中国、韓国、インド、ロシア、ポーランド、スイス、ラトビア、南アフリカ、
そして日本の11ヵ国の運営者や研究者が参加し、
「Baby Box各国の現状と課題」をテーマに議論が繰り広げられるようですよ。
事務局会長である慈恵病院の蓮田院長は、
「Baby Boxは、数百年前から取り組まれていますが、
これまで世界レベルで議論が交わされた歴史はありません。
熊本市は日本で唯一Baby Boxがある地です。出会い・学び合い・助け合うをテーマに、
この世界初の試みが広く社会に役立つことを願っています。
賛成反対の立場に関わらず多くの方々にご参加頂きたいと思います」と。
シンポジウムは一般、学生の参加も可能で、
言葉の壁をとりはらうべく英語の逐次通訳も行われるようです。
また4月15日には参加費無料で熊本市国際交流会館6階ホールで、(11:00~12:00)
前熊本市長で「こうのとりのゆりかご」開設に尽力された幸山政史さんが、
「こうのとりのゆりかごの展望と課題」~開設から10年経過して~
という講演もあります。
あなたも「Baby Box」について考えるきっかけに、
理解もを深めるためには是非必要かもですよ。