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平昌五輪報奨金 日の丸背負っているのに安すぎでは?

長野五輪(1998年)の10個を超える史上最多の13個のメダル(金4、銀5、銅4)を獲得し、
平昌五輪は日本選手団にとって「史上最高の冬季五輪」となりましたね。

 

メダルを取るという素晴らしい結果を出しての素晴らしいコメント。
感謝しかないと言う言葉で、みんな勇気付けられましたね。

 

でもアスリートはみんな少ないお金を惜しげもなく使っていますが、
その額は一部しか知らないですね。
あの一瞬のために365日×4年を考えたら少ないとしか言いようがないのでは。

 

だからこそ結果が出てない人の涙の意味は感謝しかないと思います。
褒賞金のお金は少ないと思うけど、何も言わない全てのアスリートに、また涙が出てきます。

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最後の種目として行なわれたマススタートをじっくり観ていましたが、
最後に高木菜那がオランダの選手を抜いた時、思わず「オッ」と声が出ましたよ。

 

そんな感動と喜びを与えてくれた選手への報奨金っていくらもらうんでしょうね。

 

日本オリンピック委員会JOC)では、
2016年のリオ大会から金メダルの報奨金を200万円増額し、500万円にしたそうで、
銀は200万円、銅は100万円だそうです。

 

だから金メダルの女子団体追い抜きは、
高木美帆高木菜那佐藤綾乃、菊池彩花の4人に500万円ずつ、

 

銅メダルのカーリングも代表チームの、
吉田夕梨花吉田知那美、藤沢五月、鈴木夕湖、本橋麻理の5人に、
100万円ずつの報奨金が支払われるみたいですよ。

 

すべてを合計すると推計で計5300万円。
ちなみにソチのメダルは7個(金1、銀4、銅3)で、報奨金は1700万円(推計)だったので、
3倍以上の支給額となりますね。

 

他に各競技団体も独自の制度を設けているんです。

日本スケート連盟は、JOCと同額の金500万円、銀200万円、銅100万円を支給するし、

全日本スキー連盟は、金300万円、銀200万円、銅100万円を支給してきたそうです。

 

あの「そだね~」のカーリング女子は、
報奨金制度を設けてないが、メダル獲得で米100俵を贈呈することを決定しているそうですよ。
(置き場所に困るでしょうね。オコメ券にしてあげてくださいね)

 

また所属する企業からの報奨金があるんですね。

高木菜那が所属する日本電産サンキョーは、
「金2千万円、銀1千万円、銅600万円」のボーナスを約束していますね。

 

ただ「税金」はやはり取られるみたいですよ。

JOCの報奨金は所得税法の規定で全額非課税となるんですが、
各競技団体支給の報奨金の非課税枠は300万円までみたいですから、

高木菜那日本スケート連盟から支給される1000万円のうち、700万円が課税対象となり、
金メダルを獲得した高木美帆、小平、羽生、女子団体追い抜きのメンバーも一部課税されるみたいですよ。

 

不断の努力の結果で得られた報奨金に税金をかけるのは薄情な気がしますし、
確定申告なんて理屈では分かるけど、なんか夢がないですね。

 

年間数百万のランニングコストをかけて努力してるのに、
その結果得た報酬金の半分以上を持っていくんですから、

人気競技ならまだしも、
スポンサーに困ってる競技は本当にかわいそうですよ。

   

こういう報奨金は報奨金で、ご褒美として良いと思いますけど、
スポンサーに恵まれずに、仕事や夜間のアルバイトと並行して練習する選手もいるみたいですから、
そういったところにもサポートが廻ればいいなとも思います。

 

日本は海外と違って、メダルを取る前と取ったあとの選手が、
どのような道で活躍するか明確な行き先がないから、ほんとうに選手は大変だと思います。

メダルが取れたときだけ、マスコミもちやほやしますけど、
後輩育成のための施設や場所の提供、

 

また国を挙げて競技のバックアップ体制が民間におんぶにだっこと言う感じで、
いつも国が先陣切って動かないと思います。

人生懸けて金メダル取っても微々たる賞金しか出ないのが現実みたいですね。

 

ちなみに、
ロシアだと一生困らない生活に、映画のセットのような豪邸そしてクルマも高級車数台もらうそうです。
だからロシアはドーピングまでして栄光を手にしたがるわけですね。

 

ですから、これからもメダルの報酬は別に上げなくてもいいと思います。
報酬金0円でも選手は金メダルを目指すだろうし、

あまりにも報酬を上げるとロシアみたいにドーピングに手を出したり、
逆に結果が出なかったときに尋常じゃないくらいバッシングされたりしますからね。

 

それよりも競技に取り組んでる間、
少なくとも練習と普段の生活がちゃんと送れるだけのお金を支援してあげたほうがいいです。

練習場所・道具・指導者・トレーナー・その他諸々、
そういった費用を負担してあげる方が遥に選手としてはありがたいでしょうね。

 

バイトで生計立てながらオリンピック目指すみたな話もありますが、
決して美談じゃないと思いますよ。

フィギュアスケートなんて最低でも年1000万は掛かる訳で、
4年で500万じゃどう考えてもペイできていないですよね。

 

国会議員なんかの豪華海外旅行費用を税金で払ってやるくらいなら、
アスリートの海外遠征費用を出してあげたほうがよっぽど有効ですよ。

 

いずれにしても、
オリンピックは、国を挙げての一大プロジェクトだから、国がもっと支援してもいいと思いますよ。

 

企業はスポーツ選手のサポートをするなら法人税の減税とか、
何かしらメリットがないと、

 

応援したいけど自分の会社の社員の給料も上げてあげれないのに、
日の丸背負って出るスポーツ選手にお金を支援しても絶対不満しか出ないと思います。

 

だから安倍さん考えてくださいね。