「子どものいない人生」いないことを「トレンド」と言ってはいけない?
いろいろな生き方が尊重されれば良いと思いますよ。
人にはそれぞれ人生の選択権があるので、
子供がいる人いない人それぞれの事情や運命があってのことなので、
老後に子供がいないと寂しい人生だとか、あそこは子沢山で幸せねとかは関係ないと思います。
子供がいる人は人工増加に寄与しているし、
子供がいなくてもしっかり税金払って国庫に寄与している人も多いし、
夫婦であちこち旅行に行ったり、買い物したりして経済的にも貢献していると思うので、
こんな論争は元々マスコミが作り出した幻想なので言い合う意味は無いと思います。
百人いれば百通りの人生があるのだから、
それぞれの人が自分の人生を全うして生きていけば良いと思います。
ただ忘れてはいけないのは、
「子どものいない人」が幸せに人生を全うできるのも、その人たちが贅沢三昧で遊び呆けている時にも、
金銭的に苦労しながらも、
一生懸命次世代の社会を担ってくれる、今の子ども達を生んで育ててくれている人たちがいるからこそと、
いうことを忘れてはいけないですよね。
だから、
子どもがいないことを「トレンド」といってはいけない気もしますよ。
なんでも昨年末。
くどうみやこさん(50)という方が「『子どものいない人生』どう生きていく?」
という問題提起が話題を呼んだみたいですね。
ダ・ヴィンチニュースと東洋経済オンラインに掲載された記事が出た、
それぞれ配信日にはアクセスランキング1位を獲得し、
転載先のヤフーニュースでは1800件を超すコメントが寄せられたそうです。
また深田恭子が主演しているドラマ「隣の家族は青く見える」では妊活中の夫婦を中心に、
「女は子供を産んでこそ一人前」vs「ほしくない。義務ではない」と主張する妻同士のバトルや、
ゲイカップルの苦悩などが描かれているみたいで、
子供を持つことに対する今どきの価値観と選択肢の多様性を示しているみたいですよ。
私の場合、
結婚生活10何年でしたが子どもはできませんでした。
その妻もがんで先に逝きました。
ときどき思うのは、
子どもがいたら自分の人生はどうなっていただろうか、なんて思うこともありますが、
いる幸せ
いない幸せ
他人を羨ましがり妬んでも何一つ良いことなんかないし、
自分の持っている幸せを大事に出来るかは自分次第だと思っていますよ。
私たち人間は、「無い」ということに苦しみますよね。
金が無い、伴侶が無い、子供がいない、仕事が無い、・・・・。
でも、これを頑張って苦しみながら得たとします。
次は、それが「有る」ことに苦しむみたいですよ。
こうなるならば、無い方が良かった。
とまた元に戻るわけですね。
その間に、どんどん年老いて人生は終わりに近づいていきます。
それまでの人生で、その人は真から楽しんだこと、感謝したことがあったのだろうか?
どの人生期間を見ても文句だけが出る人生になっているのが多くの人間みたいですよ。
それでは、本当に寂しい人生ですよね。
「 老子の人生論」という中の第十四章に、
見ることも出来ない。
聞くことも出来ない。
触ることも出来ない。
「何も無い」、とは素晴らしいことだと思いませんか?
有る、ということは、いずれは必ず苦しみに変わります。
なぜならば、
コノ世のすべては最後は無に帰るからです。(命、肉体、家族、家、財産、ペット、経歴、・・・・)と。
だから、最初から「無」ということを楽しみましょう。
「何も無い」ということを、もし楽しむことが出来る人がいれば、これが最高の人なのです。
「無」の良さに、楽しさに、気付けた人は、逆に最高の贅沢を楽しむことが出来ます。
古来からの人間の栄枯盛衰をただ繰り返す、大きな流れを冷静に見ることが出来れば、
「何も無いこと」
「何も持たないこと」
これで十分だと真から分かり、何も無いことの楽しさが分かります。
真理とは、こういうモノなのです・・・と。
あなたに子どもがいるならば、
そのありがたさに「更に」感謝して楽しむ。
あなたに子どもがいないならば、
「子どもがいないことを楽しむ視点」を、工夫しながら心掛けてはと思いますよ。
何かが有る時には気付けなかった、新たなありがたさに気づけるかも知れません。
あなたがどんな人生を歩んでも、成功・失敗に関わらず人生を楽しむ人になれるでしょうね。
これは本当に幸福な人生かもですよ。