美ビルド・ネットの熊本はてな?

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アレフ三国志と山口組三国志 生き残るのはどこなの?

あの地下鉄サリン事件で2本前の電車だったので助かった人もいます。

この方は、たった5分で人生が変わっていたと思うと今でも怖いそうですが、

日本はそのような団体でも、壊滅に追い込まないで監視で済ませているのはなぜなんでしょうね?

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なんでも、
オウム真理教の後継団体「アレフ」から上祐史浩が代表の「ひかりの輪」に続いて、
「山田らの集団」という団体が離脱し、金沢市を拠点にして活動しているそうで、
公安調査庁は12月25日にこの団体を新団体と認定してから初めて立ち入り検査したそうです。

 

そもそも30人もの人々を殺害しておきながら、
この教団が「アレフ」と名前を変え、
ひかりの輪」や今回の「山田らの集団」と根っこが同じ教団が未だに存続していることが不思議だ。

 

オウム真理教麻原彰晃らが仏教やヒンズー教から「つまみ食い」して、
勝手に麻原神格化のようなデタラメなプロパガンダを抱き合わせたにすぎないんですね。

 

オウムの信者たちは、例えるなら、
安物のワインを飲み、それが高級なワインの味だと錯覚している状態といえるんですね。

 

特にインド生まれの教祖ラジニーシという霊的垢がオウム真理教の奥にはあるみたいなんです。

この霊的垢は、人類を現実から目を反らせる任務を負っているんですね。

 

そして信者はこの霊的垢で、
女性を狂わすことで生じる女難、不倫肯定、麻薬、社会生活からの離脱・・・などなどを誘導するんです。

 

でも、いったん本物を知れば、二度と騙されることはないんですが、
信者を繋ぎとめているのはこの「霊的な垢」に汚染されて引き付けているみたいですよ。

 

あの地下鉄サリン事件後、
政治目的の暴力的破壊活動を行う団体を規制する破防法を適用して解散させようとしたんですが、

すでにオウム真理教は幹部の逮捕で活動不能になっていたことと、
幹部以外の一般信者が犯罪に関与していなかったことから、法務省から破防法適用は難しいという意見が出て止めたんですね。

 

裏話としては、
朝日新聞社民党、そして当時の民主党の左派、公明党などは破防法適用に猛反対したそうですよ。

 

また、
人権問題に関わるということで、当時の村山総理の政府が責任逃れのために曖昧な態度をとり、
「宮沢法務大臣」に丸投げし、宮沢法務大臣は「公安審査委員会」に丸投げし、

公安審査委員会は、有識者の意見を聞くべきだとして、「日本弁護士連合会」に丸投げして、
最終的に反対を表明したのは「日本弁護士連合会の会長」みたいですよ。

 

それが今の事態を招いているみたいで、警察のせいではないんです。
警察官はあのとき悔しかったと思いますよ。

 

今回の「山田らの集団」を公安調査庁が分派した団体だと認定したそうですが、
分派だとわかっているなら、認定とか立ち入り検査とか生ぬるい事やってないで、
すぐにアレフ三国志の「アレフ」も「ひかりの輪」も「山田らの集団」も解散させることはできないのでしょうか。

 

何かあってからじゃ遅いですよ。

判断材料は地下鉄サリン事件などの過去の事件見れば十分じゃないかと思うんですが・・・。

   

ところで、
山口組も三つに分かれて山口組三国志ですね。

 

「六代目山口組」(司忍組長)から分裂した「神戸山口組」(井上邦雄組長)
そして神戸山口組から分裂した「任侠山口組」(織田絆誠代表)と山口組を名乗る団体が三つ存在しています。

 

あなたもご存じのように、山口組は日本最大の暴力団ですね。

三つに分裂した今なお六代目山口組のメンバー数は日本最大であり、
神戸山口組も、任侠山口組も、ともに全国で五本の指に入ろうかという大勢力なんです。

 

この山口組三国志状態は、煎じ詰めれば内外両面の危機から生まれているみたいで、
外的危機としては、

暴力団対策法(暴対法)や全都道府県が持つ暴力団排除条例(暴排条例)、
銀行や保険、不動産業界などが定める暴力団排除要項、組織犯罪処罰法などが挙げられ、

山口組や系列組員(山口組に限らず全暴力団)はこれらにがんじがらめにされて一般社会から排除され、
今や基本的人権さえ危ぶられる状態みたいなんです。

 

そして内的危機は組織と経済に深く関わっているみたいで、
ヤクザ、暴力団を長く律してきた「盃事」による親分ー子分関係にガタが来ているみたいなんですね。

 

親分ー子分関係は雇用関係ではなく、私的関係で法は介入できないし、介入もしません。
親分が子分にこづかいを渡す関係ではなく、
稼いだカネを親分に差し出すのが子分の役割なんです。

 

これに対して、親分が子分に提供できるのは、
この者はこの組に所属しているという代紋の使用権だけなんです。

 

つまり親分は子分に差し出せる物は何も無いのに、子分から奪う一方なんです(月会費とか)
子分にとって盃が課す義務は片務的だから、
ヤクザの業界倫理や盃事は合理性が無いためにガタが来ているんですね。

 

昔の任侠映画などに高倉健菅原文太などが出演し「弱気を助け強きを挫く」なんてありましたが、
今のヤクザにそんな行動を取れるんでしょうか。

 

組織が任侠風に振る舞うのは難しいでしょうし、
警察も、ヤクザが街の治安向上に乗り出せば、紛らわしいことをするな、と迷惑がるかもしれませんね。

 

いずれにしても、
アレフ三国」にしろと「山口組三国志」にしろ、国がお墨付きを与えている以上(公安調査庁認定、指定暴力団の指定)
しぶとく生き残るでしょうね。

 

でも最終的に生き残るのは、

自分たちが世に受け入れられるためにはどうすべきか、

などと考える器量と感性を持った人がいる組織でしょうね。