インフルエンザでの子供の異常行動「タミフル」で治るの?
子供の頃、高熱が出ると現実なのか夢なのか・・・。
フワフワした何か不思議な気分になったことを今でも覚えています。
大人になったら、
なぜかあの感覚が起こることはなくなりましたが、
子供の頃は高熱が出ただけで自分でもおかしな行動をとっていた微かな記憶があります。
薬を飲むタイミングにたまたま高熱の影響で、異常な行動をとってしまったのだろうか・・・?
今日のニュースで厚生労働省は、
タミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬を飲んだあと、
「急に走り出した」「部屋から飛び出そうとした」
といった異常行動の報告が昨シーズン54例あったそうです。
いずれも薬との因果関係は不明だそうですが・・・。
そして「薬を飲んだあとの2日間は子どもを1人にしない」よう呼びかけていたそうですが、
異常行動の報告があとを絶たないことから、新たな通知を出す方針を決めたそうですよ。
新たな通知では、
「部屋に鍵をかける」「飛び出しや飛び降りを引き起こす環境に子どもを置かない」
といった具体的な対策を呼びかけることを検討しているそうです。
インフルエンザに罹って異常行動を起こすことは以前から知られていましたね。
たとえば、
譫言も酷く、突然泣き出したり、部屋中ウロウロしたり、施錠したところで、解錠して外出したり、
また、
意味不明な事を言ったり、真っ暗な中蛇口を開けたり閉めたり、電気つけたり消したり、
冷蔵庫開けたり閉めたり、階段登ったり降りたり、
あと、
トイレ行って戻って来ないと思ったら、目の焦点が合わない状態でホースを引っ張り出して、
ホースの上をぐるぐる歩いてたりと。
本人は何も覚えていないんですね。
でも少しでも熱が下がれば、普通ですし、普段は持病もなく普通に元気みたいですよ。
以前インフルエンザに罹り病院で処方されクスリを服用した上で、
自宅療養中にマンションから飛び降り亡くなったという話を聞いたことがあります。
これは幻覚が起きて、
部屋の壁がすべて自分に向かってきてどんどん狭くなってくる。もちろん窓も向かってくるんだけど、
最終的には押し潰されると思う所まで迫ってくるから唯一ある窓から逃げようとして飛び降りたみたいなんです。
その当時はこれもクスリの副作用かなんて思っていましたが、
どうもタミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬が必ずしも異常行動呼び起こしている訳ではなく、
インフルエンザ自体が脳に与えるダメージからみたいなんですね。
そして抗インフルエンザ薬の適応が、
発症48時間以内(ウイルス増殖期)のため一番異常行動の出やすい時期と重なり、
結果的に投与後に異常行動がみられることがあるというのも以前から言われているみたいですよ。
厚生労働省のサイトの「抗インフルエンザ薬の副作用報告」でも、
・異常行動の有無は、予防接種を打っていない人で多い
・抗インフルエンザ薬の有無では、異常行動の差はない
ことがわかっています。
もし客観的なデータすらも厚労省による改ざんだ、と言うのならば、この世の全ての薬が飲めなくなりますよ。
だから今回の厚生労働省の通知は、
抗インフルエンザ薬投与後ではなく、インフルエンザ発症後の警告なら理解できるんですが・・・。
また「薬を飲んだあとの2日間は子どもを1人にしない」と、
まる2日じっと見てろって言われても、物理的に無理かも。
看病する人だって睡眠するし、風呂に入るし、
でも近所に買い物とかの間に、わが子が異常行動で窓から転落する事故も起きていますから、
やはり子供を1人にはできないかもですね。
ところで、
インフルエンザ治療薬「タミフル」って効くんでしょうかね?
タミフルは中外製薬から発売されたインフルエンザの薬(製造元はスイスの製薬会社「ロシュ」)で、
体内でインフルエンザウイルス(A型、B型)を増やさないようする薬みたいで、
効果として、
インフルエンザの症状がさらにひどくなるのを抑え、症状が出ている期間を短縮するんだそうです。
ただ、
インフルエンザの症状が出てから48時間以内に服用しなければ効果が低くなるみたいで、
飲んだからといってすぐに症状が軽減されるわけでもありませんよ。
薬の価格としては、
1カプセル317.9円で5日間で10錠飲むと考えると3,179円になりますが、
実際の診療でかかる費用は、
診察代や検査代、処方箋発行料や調剤料などもかかりますし、保険の負担額によっても0割から3割負担と異なるみたいです。
タミフルの副作用で報告されているものは、
腹痛(6.8%)・下痢(5.5%)・嘔気(3.9%)などで、これは発生頻度の数値が出ている副作用ですが、
異常行動については、
発生頻度のわからない副作用となっているみたいですよ。
ちなみに中外製薬から発表されている薬剤添付文書によると、
国内で実施した薬の効果を計る試験でインフルエンザにかかった割合は、
タミフルを飲んでいない人は8.5%、
タミフルを飲んだ人は1.3%
であったと紹介されていますよ。
結局タミフルは飲まないより飲んだ方が良いと言うこと?
いずれにしても、
今のインフルエンザは日々「進化する」細菌兵器みたいです。
半年、1年前の菌を元に造られたワクチンが有効だとは全然感じませんね。
数カ月間の進化する停滞期間を経た後に、
さらに強化されたインフルエンザが出現するパターンを繰り返して行くでしょうね。
ここまで読んでくれたあなたの為に、
インフルエンザの研究所では公表できない、隠された事実をお教えしますね。
インフルエンザに本当に効くのは、
ヤクルト(乳酸菌シロタ株)なんですよ。
ちなみに、
私は10年前ぐらいから毎日ヤクルトを欠かさず1本飲んでいます。
おかげで風邪はおろかインフルエンザにも罹ったことがありませんよ。