美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

生まれつきの茶髪を黒染めに強要 これって差別なの?

今はこうやってネットを使って被害を訴えていけるのが良いですね。

ドラマや漫画みたいに、
一方的に主張を押し付けられるみたいなことがなくて、ご都合よく好き勝手に進められるなんてこともないからですね。

 

昔だと被害を訴える場所もなくて、ホントに好き勝手やられたもんです。
今の子は被害を受けたらどんどん訴えればいいかも。

最悪転職もできる大人と違って子供はそこしか場所がない。
とくに小学校、中学校とかだと義務教育だから特にじゃないのかな?

f:id:ky4490:20171029113910j:plain

というのは、
生まれつき茶色い髪を黒く染めるよう教諭らから何度も指導され精神的な苦痛を受けたとして、
大阪府立懐風館高校3年の女子生徒が、大阪府に約220万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたんですね。

 

なんでも生徒の母親は2015年4月の入学時、生徒の髪が生まれつき茶色いことを学校側に説明して、
黒染めを強要しないよう求めたんですが、

 

教諭らは、染色や脱色を禁じる「生徒心得」を理由に、黒く染めるよう指導したんです。
「生来的に金髪の外国人留学生でも、規則では黒染めをさせることになる」とも言ったそうで、

 

生徒は黒染めに応じていたが、色が戻るたびに染め直すよう指示され、
2年次の16年9月には黒染めが不十分だとして授業への出席を禁じられ、
翌10月の修学旅行への参加も認められず、現在も不登校が続いているそうですよ。

 

この記事にネット上では、

「このグローバルの時代に時代錯誤も甚だしい」

「学校側の考え方が古すぎ。茶髪=不良、素行が悪いなんて、いつの時代かと」

「規則が厳しいという問題ではない。この指導方法は行き過ぎどころかイジメだ」

「外国人留学生やハーフの子供にまで黒染めさせるとかかなり頭おかしい」

「記事が事実なら差別でしかない」

といろいろな意見が出ているんですが、

 

実際こんな方もいます。

「私も生まれた時から、瞳の色と髪の毛が茶色です。母親も同様です。

この女子高生と同じように、私も両親からも地毛だと学校側に伝えていましたが、中学時代は信じてもらえず・・・
何度も先生や不良の先輩に呼び出され、黒染めしろと言われ続けていました。

 

ある時、母からのアドバイス
「色素が薄い家系なんです。瞳の色をよく見て下さい。」と言ったら、高校では地毛と信じてもらえました。

今も職場でカラコンしていると思われる事があり「外してね」と言われ、裸眼と説明してます。
大人になっても最初の印象で苦労してます。

未だに学校側でこういった話があるんだと、残念な気持ちになりました。

彼女の楽しい青春時代を奪った先生方、ニュースを見て何を感じてるんでしょう。
親御さんの訴えにも耳を貸さず…同じ様な経験をした私からすると教員免許を取り上げて欲しいです」

とこの方もイヤな青春時代を送られたと察します。

   

私なんかは髪を染めたことなど無いんですが、
疲れてる時に髪染めると体調悪くなったりするし、
美容院でカラー中に気分悪くなっちゃって途中でやめてもらったなんて話も聞きます。

 

やはり、からだに負担かかってると思うし、
お金も時間もかかるし、強制するようなことじゃないと思いますよ。それも未成年に。

 

ただ社会人になると、接客業など毛髪の色を指定されることが多いみたいです。
ディズニーランドを経営するオリエンタルランド
携帯電話販売する代理店、化粧品業界などでも規制がありますね。

 

概ね髪色6トーン以上が基本だったみたいですけど、(数字が小さいほど暗くなり 、数字が大きくなるほど明るくなります)
今はそこまで厳しいと採用者数が集まらないとして髪色5トーンに落として募集しているみたいですよ。

 

ちなみに、
日本人の染めてない黒髪はだいたい4〜6レベルです。

 

企業などが髪色を規制することは、身だしなみ規定、服装規定、などで、
マニュキュア禁止、髪の結束など、法律的に判例でも限られた集団コロニーの中では認められているんです。

 

今回の大阪府立懐風館高校3年の女子生徒も社会人になると、
自分の主張が伝わり難くなるのでそれを理解しての、義務教育における規制訴訟なら、応援します。

 

ところで、
学校でよく聞く「地毛証明書」の提出を求める根拠は何なんでしょうね?

 

地毛証明書(頭髪申請書)とは、
一部の高等学校において、染髪・パーマが疑われる生徒が提出を求められる書類で、
生徒の頭髪が生まれつき明るい色だったり、カールしていたりする旨を、保護者が記載するんですね。

 

学校側は規律を守るためなどの狙いから入学時に証明書の提出を求めているようで、
一定の理解も得られている模様で、

地毛証明書の提出を要求する行為は、
生徒の権利侵害がより少ないということもでき、裁判上は適法であると判断される可能性が高いそうですよ。

 

ただ、髪型や髪色を変えることによって非行が助長される、ということは考えにくいと思いますよ。
そもそも、
原則として黒髪であるべきだという発想自体、今の現代社会の風潮において違和感を覚えますよね。

 

「教育」=「管理」ではなく、
教育とは個性を伸ばすことに重きを置きつつ、社会の一員としての自覚や責任を身に付けさせることだと思いますから、

「教育」に頭髪がどうあるべきかということの管理まで含ませる必要性はあまり高くはなく、
地毛証明書まで求めることには疑問を覚えますよ。

 

いずれにしろ、

どんなに、お金を教育にかけても、子供への愛情、子供との接点が不足すると、子供は正しく育たないものです。

 

子供が道を外れれば、親は、苦しむ事になります。

 

今回の女子生徒の親御さんも、

最後まで「愛情」と「感謝」の気持ちで接してほしいものです。