美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「痴漢」梅干しを見ると唾液が出るのと同じ?

痴漢をしようと思う心理が理解できない。

そんなことをしたら人生が~、家庭が~とかいう人もいるけど、
その前に痴漢という行為が女性の尊厳を貶めていることになぜ気が付かないのでしょうか。

女性を卑下して生きているからそんなことをするんじゃないでしょうか。
性欲が~、変態が~はあまり関係ないと思いますが・・・。

 

先日も法務省の職員が痴漢行為をしたと話題になりましたが、
警察庁が発表した『痴漢事犯の検挙状況等の推移』によると、
年間4250件という数字が出ていますが、これは氷山の一角みたいですよ。

性犯罪被害者の9割以上が泣き寝入りしていることを考えれば、
痴漢の実数は少なくとも10倍以上かも。

 

痴漢だと悟られないよう肘を当てているような人も含めれば、10万人どころではないはずですよ。

 

あなたが痴漢なんてやるはずがないと思っている人でも、いつか突然痴漢をやってしまう可能性はあるんです。
痴漢を見つけたら普段はストップさせる側だった人が、
ささいなきっかけで痴漢行為にハマっていく可能性があるんですね。

 

そして、
電車の揺れのドサクサにまぎれて肘や二の腕などで女性の体に接触するような潜在的な痴漢は実はたくさんいますが、

常習者の多くはまずこれを習慣的に繰り返し、次は手の甲で意図的に触る。

ここで咎められなかったという成功体験を得ると、
「意外と簡単にできる」ことを発見してしまうんですね。

 

それを毎日やっているうちに刺激が足りなくなり、
やがて手のひらで触るようにエスカレートしていくみたいですよ。

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あなたも満員電車に揺られていて、
偶然女性の乳房の柔らかさに触れてしまった経験があると思います。

そこから本物の痴漢に堕ちていくプロセスは、誰にとっても他人事ではないと思いますよ。

 

満員電車という匿名性の高い非日常的空間がまずあって、
そこに、
職場で不当に扱われたり適切な評価を受けられなかったり、

家庭での存在意義を見いだせなくなるなどのストレスが加わることで、
痴漢行為に踏み出してしまう。

その前後には、行き場のない気持ちを紛らわせるため、
自慰の回数が増える傾向があるみたいで、
平均すると一日あたり2~4回、1週間では20回ほどに達する人もいるそうです。

 

痴漢の最も一般的な類型は、大卒で妻子のある働き盛りの会社員で、
パッと見、やり手の商社、金融マン風で外見は普通というかイケメン風なんですが、

しかし!・・・というのが9割みたいなんですね。

奥さんが「痴漢さえしなければ、いい人なんです」と嘆くような、ごく普通の男たちみたいです。

 

それでは、なぜ「普通の男性」が「痴漢」になるんでしょうか。

専門家が言うには、
常習的な痴漢などの性犯罪は性欲の強さの問題ではなく、「性依存症」という病気だそうですよ。

 

痴漢が始まるきっかけの多くは、日本特有の「満員電車」みたいで、

(我が郷土熊本には市電しかありませんから、「満員電車」の感覚がわかりませんが)

満員電車は日常の中に存在しながらも、匿名性の高い非日常空間なのかもしれません。

   

この満員電車の中で、こんなきっかけで痴漢行為が常習化していくみたいですよ。

 

・ふとしたきっかけで偶然女性の胸やお尻に触ってしまい、
 その柔らかさに衝撃を受けるとともに、その原体験が忘れられずくり返しているうちに常習化

 

・他人の痴漢行為を目撃したことがきっかけで自分もやり始め、
 毎日の電車の中でくり返しているうちにそのスリルやリスク、達成感にハマってしまい常習化

 

・日常的に痴漢の倒錯サイトにハマってしまい、
 繰り返し見ているうちに実際にやってみようという気持ちになり毎日の通勤電車内で実践をくり返し常習化

 

・痴漢行為自体にスキルアップやクリア(バレない)していくゲーム感、
 釣りのようなギャンブル性など複合的快楽を求め常習化

 

こんな感じで常習化していくプロセスは多種多様なんですが、
ストレスへの対処行動(ストレス発散)としてくり返すたびに痴漢行為は強化される特徴があるんです。

そして、
常習化した痴漢は満員電車や女性と密着した状態などの環境的条件がそろうと衝動が制御できなくなり、
実際に行動に至るんですね。

 

なんでも痴漢行為は、
本人の不安や心理的苦痛を一時的に緩和するという意味で大きなメリットがある行為なのだそうですよ。

そんなメリットがある痴漢行為にやられた女性はたまりませんよね。

 

こんな女性の体験談があります。

「普通のサラリンマン風2人の上司の方が満員電車の中で腕組んで、組んだ先の指で私の胸をツンツンしてきた。
最初は気づかなかったけど、電車揺れてない時もツンツンしてるとわかり、ムカついた。

別の時には、ギュウギュウの満員電車の中で向かい合わせの大学生風と足が絡み合う感じになっちゃって、
身体を動かせない程だったから我慢してたら、指先で太ももを撫で回された。

また、地下鉄に乗った時、私が乗った途端近づいてきた60歳くらいの老人が、アソコをお尻に押し付けてきた。
比較的空いてたから、5メートルくらい逃げた。

またある時は、
大学生くらいの普通の男性が短いスカートを履いた女子大生のスカートの下にカメラを仕掛けてるのを見た」と。

 

この女性は、
女子中学生や高校生、大学生に痴漢撃退法を教える講習会を開いてほしい。
と訴えていますよ。

 

やはり私たちが「梅干しを見ると唾液が出るのと同じように」、脳内に条件反射の回路が出来上がっているんでしょう。
だから痴漢の欲求がなくならないんですね。

 

ここで被害女性に一番手っ取り早い痴漢撃退法をお知らせすると、
 
「舌打ちとため息が有効」だそうです。

 

そして周りを押してしまってもその手を掴むんです。
冤罪でも本当に痴漢でも逮捕を恐れて離れるみたいですよ。

たまに恐怖心を与えようと振り払って続ける輩もいますが、
再度掴めば気が強いと思われるみたいです。

全員に効果があるかは分かりませんが、黙ってない女性と認識されたら2度目は狙われにくくなりますよ。

 

それから痴漢の冤罪のために、
女性が痴漢をでっち上げするのは犯罪みたいですよ。

 

女性が痴漢をでっち上げ賠償金を受け取る行為は犯罪となり、被害届けが出せるんです。
恐喝罪に該当し10年以下の懲役となります。

また女性が痴漢でっち上げを警察に告訴した場合は虚偽告訴罪に該当し、
3か月以上10年以下の懲役となります。

もちろん
民事訴訟で女性に慰謝料を請求できるんです。

 

いずれにしても、
私も含め、ほとんどの男は、潜在的にも痴漢をしたいという欲求なんてないですよ。

 

性犯罪の素因がある人間って、ごく一部に限られていますけど、
そういう素因というのは多分に先天的なもので、

環境や努力で克服できるものではないからこそ、
性犯罪者は、学歴や社会的、家族環境などと関係なくあらわれるのだと思いますよ。

 

それにして、

こういう男女に分けて感情でしかものごとを考えられない人間をつくったのが今の日本の現状なのかなぁ・・・。