美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「お寺婚活」人と人との縁結びはお寺の本来業務なの?

なんか日本ならでは。で良いと思いますよ。

 

気軽には行けないからこそ、変な人は来ないかもですね。
そして、金銭的には気軽なところがいい。

 

確かに結婚相談所は高いと思うし、
高いからこそ、早く決めないと!と焦り

お金払ったんだから、ここで決めないと!となんて追い込まれる・・・。
と聞いたことがありますよ。

 

こういうことをやってくれると、お寺さんの意義も深まりますね。
お寺に限らず、教会だって神社だってやってくれてもいいのでは。
ただしあんまり宗教くさいのは困りますけどね。

 

日本全国のお寺がビジネスでなく、結婚を支援してくれるのならいいですね。

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というのは、
「吉縁会」という臨済宗妙心寺派のお寺の僧侶たちによって構成される組織で運営している「お寺婚活」。

静岡の本部に加え、東京、名古屋、岐阜、大分に支部を持ち、
それぞれの地域にあるお寺で年4~5回婚活会が開かれているそうです。

 

2010年に発足し、今年で7年目だそうで、
総計120組のカップルから結婚の報告を受けたみたいですが、
成婚を報告する義務はないため、実際はもっと多いかもしれないそうですよ。

 

参加できるのは、
25歳から49歳までの男女(会員登録の上限は45歳)で、

イベントを1回開くと、平均で6組が成婚するみたいで、
この好実績がうわさを呼び、会員数はうなぎ上りに増加し、今や9000人もいるそうで、

イベントに参加するための当選倍率は最高で9.5倍まで膨れ上がったみたいで、
定員が200人のところ、1900人からの応募が殺到した格好なんです。

 

なぜお寺での婚活イベントを始めようと思ったのかのきっかけは、

結婚相談所ではとにかくおカネがかかり、入会金だけで何十万円、
1回相手に会うごとに相談所におカネを支払い、めでたく成婚してもやっぱりおカネを払う。
合わせると、莫大な金額になりますね。

多少の経費がかかるのは仕方ないとしても、
人と出会って結婚するためにこんなにおカネがかかるというのは、不自然だと思ったそうで、
それでは自分たちのお寺で費用のかからない縁結びができないかと考えたそうです。

 

実際、吉縁会では入会費・年会費・成婚料などを支払う必要は一切無いらしく、
かかるのは、当日かかった経費3000円程度なんです(もちろん、お坊さんも無給)

営利目的の事業では無く、
「困っている人がいるなら救う」という仏教の教えの中にいるお坊さんたちが、
『手伝うよ』と言ってくれるのがお寺のいいところかも。

 

これが企業なら、
どうしても人件費の問題が出てきますし、
利用者がその費用を負担しなければならなくなりますからね。

無料も胡散臭いし、
3000円ぐらいが手頃かもですね。

 

だから吉縁会の婚活イベントがビジネスでないから、参加者も“お客さま”では無いんですね。
そのため、
ある程度主体的に動かなくてはならないみたいですよ。

 

まず、吉縁会の会員になるには、
お寺で開かれる年に2回の登録会に本人が出向く必要があるんです。

意味なく面倒を強いているわけではなく、
「わざわざお寺まで出向く」「時間どおりに登録会に行く」「登録に必要なものを用意する」など、

あえてハードルを設けることで、
本気で参加したい人に登録をしてもらう、という目的があるそうです。

 

またマナーが守れない会員に対しては、叱ることもあるそうで、
会をドタキャンしたり、相手に失礼なことをしたり、あるいはあいさつひとつできない、
という人がいたときは、ちゃんと叱るみたいです。

これはきちんとした人のあり方や生き方を伝えて理解してもらえば、
結果として結婚にもつながるからみたいですよ。

   

会の当日は、
60~400人ほど(お寺の収容人数による)が一堂に会し、

開会式のあと全員でご本尊にお参りをし、お坊さんが良縁祈願をして会が始まるそうで、
(お守りが授与されるのもお寺らしいですね)

その後、坐禅体験、和菓子や水引き、数珠作りなどの仏教体験をするんです。
ここで、近くの人と協力しながら進めることで、親睦を深めていくそうです。

 

そしてメインの「談話時間」は、
1人当たり5分で自己紹介をし、どんどん席を動いていくみたいで、
これは一般的な婚活イベントとも似ているんです。

 

特徴的なのは会終了後の「申請」イベントで、
参加社は全員、自分の封筒を事前に用意し、男女別に部屋の床にずらりと並べて、

次に、男性は女性の封筒がある部屋へ、女性は男性の封筒がある部屋へと向かい、
気になる人の封筒に、自分の連絡先(メールアドレスとLINE IDのみ)を書いたカードを入れるそうです。

 

全員が作業を終えたら、封筒を開ける緊張の瞬間みたいで、
もし1枚も入っていなくても、
自分の連絡先を渡しているなら、相手から連絡をもらえる可能性はあるそうで、
実際、この会で結婚した人の半数は、最初は片思いだったそうですよ。

逆に、カードがたくさん入っていた人ほど、結婚に結び付かないらしく、
「『私は(僕は)まだイケル!』という自信が出て、ついつい欲が出てしまうんだそうです。

 

吉縁会の役割はここまでで、
このあとは、各自で連絡を取り合い、自由に愛を深めていけばいいし、
至れり尽くせりのサービスよりも、「あとは頑張れよ」と背中を押すぐらいでいいんでしょうね。

 

ポイントは、
昼間であり、お酒無しというのが良いですね。お酒ありの婚活では本性は分かりにくいですからね。

 

そして結婚は出会い方も大切ですよね。
お寺さんが主催であれば親族や友人に紹介するときもイメージが良いし、
チャラチャラした先入観念も持たれにくいかも。

 

日本の場合、
結婚式はキリスト教会、初詣は神社、葬式は寺と節操がないかもしれませんが、
そこが何でも文化に取り入れようという、日本人の良い所でもあるし、

 

キリスト教は、
洗礼とか、結婚とか、葬式だけでなく人生全般に深くかかわることで庶民に根をおろしてきた歴史があるし、

 

日本の仏教は、
葬式や法事のような死に結びついた行事でカネをとってきて、特に現代では人生全般にかかわる宗教という感じはあまりないから、

仏教も婚活のような行事に本格進出することで、
今の葬式や法事のような死のイベントに偏ったスタイルを見直すきっかけになるかもしれませんね。

 

いずれにしろ、
異性との出会いのために「お寺婚活」みたいなこの世的な活動をして行けば、
後は見えない世界への行為が、その実現性と良し悪しを決めるみたいです。

 

生きている限りは最後の時まで、いくらでも出会いと改善は「起こり」ます。

法則ですから、自然に起こります。

たんたんと、すべてに感謝をしながら、生きて行きましょうね。