「流れるウインカー」って自分のクルマに付けられるの?
あなたも街中でアウディやレクサスRX・LXそして新型C-HRのウインカーを見て、
カッコイイな~って見とれたことありませんか?
複数の光源を同時に点灯させるのではなく、
少しずつタイミングをずらして光が流れるように点灯させるウインカーを・・・。
このウインカーのことを「流れるウインカー」や「シーケンシャルウインカー」
と呼ばれているんですね。
2014年10月に国土交通省が「ウインカー」に関する法律を改正し、
改正により容認されたのがLEDライトの「連鎖式点灯」、いわゆる「流れるウインカー」なんですよ。
そもそもこの「流れるウインカー」は60~70年代の国産車に採用されていたんですが、
禁止されたんです。
その後、
欧州車に採用されるケースが増えたために改正し解禁されたんですね。
この「流れるウインカー」を自分のクルマにも付けたいっていう人が意外に多いんですよ。
そこで本当に付けられるのか調べてみると、
「流れるウインカー」は構造的には8個とか10個とか、
LEDを横に並べる必要があるんです。
「流れるウインカー」はこのLED一つ一つの配線が独立していて、
LED一つずつに電気を流すタイミングを変えるリレーが付いているんですね。
横長にLEDが埋め込まれている「流れないウインカー」が装着されている、
レクサスNX、RCや86後期などは、
LEDランプを一つ一つ独立して光るようにする後付けの「流れるウインカーセット」は売っているんです。
またヴェルファイア用(8万円前後)もありますし、
CX-5やノア&ヴォクシー用など新たにLEDランプを装着したキットもあるんです。
●ヴェルファイア・アルファード用はコチラを参考にしてくださいね。(楽天でも売っています)
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しかし注意しなければいけないのは、
購入した後付けキットが保安基準に適合しているかどうかなんですよ。
ウインカーの保安基準は、
①光の色はオレンジ色
②指示する方向100m(側方は30m)の位置から昼間でも点灯が確認できる
③周囲360度からいずれかのウインカー指示器が確認できる
④照射が他の交通を妨げないこと
⑤一分間に60回以上120回以下の一定の周期での点滅
と、この5つの条件を満たす必要があるんです。
(詳細は国土交通省ホームページの第41条方向指示器を参照してくださいね)
そのなかで「流れるウインカー」が問題になるところは、
「点滅の周期」なんです。
点灯したランプの光が増えていって全LEDランプが、
いっぺんに消えないとダメなんですよ。
またウインカーは内側から外側に向かって光り、
光の流れ方も一定の周期で左右対称であることが必要なんです。
そして、
すべてのウインカーの点滅周期が同じであることなどが挙げられるんですね。
ちなみに、
ナイトライダーのトランザムのような光り方はアウトですよ。
保安基準に適合していないと公道を走ることはできませんので、
注意してくださいね。