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「トクチョウの女」脱税は徹底的にやるのに税金の無駄使いは調べないの?

「トクチョウの女」とか「ナサケの女」古くは「マルサの女」とかがテレビや映画で放映されましたが、
業種が同じなら似るのはしょうがないかと思いますが、
やはり「マルサの女」が別格で遥かに面白かったように感じますよ。

 

今回放映される「トクチョウの女」が所属しているのは国税局特別調査部だそうで、
繁華街で流行っているエステやネイルサロン、ホストクラブなどの店をいち早く見つけ、

大口の申告漏れがありそうな店を継続的に監視し、
潜入調査などで脱税の証拠を集めたうえで踏み込んでいくそうですよ。

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あなたもそうだと思うんですが、
「税務署」というと「怖い」イメージがありますよね。

 

なにが「怖い」かというと、
とんでもないほどの情報収集能力を持っていることかもしれませんね。

 

会社や個人事業者の場合、
事業をするうえで、取引先と取引していますが、

取引先も税務申告をしたり、税務調査を受けたりしていますが、
その際に取引内容を資料化して納税者ごとに蓄積しているんですね。

 

なんでも資料収集担当が配置されており、
金融機関において納税者の預金状況を資料化したり、

有効な資料収集ができると想定される会社には、
税務調査時に資料収集担当が同行することによって有効な資料収集を行っているそうですよ。
    

またインターネット取引にも目を光らせており、
他官庁との連携も含めて、あらゆる方法で資料収集を行っているみたいで、

調査官があなたの会社に税務調査に来るときは、
あなたの会社に関する情報を携えていることをお忘れなく・・・。

 

こんな感じで税金を取るためなら何が何でも徹底的にやるのに、
毎年数兆円の無駄遣いに対しては、ザルでいい加減で制裁もしないですね。

 

たとえば、
あなたも役所に行く機会があると思いますが、
誰も読まないチラシ、誰も見ないポスターがたくさんありますよね。

あれは天下りのいる公益法人が政府の委託料から自分達の給料分を中抜きして、
印刷屋に丸投げして作成しているもんなんですね。

数百億円は使われていると思われ、
効果のないことは止めて福祉にでも回せば良いと考えますよ。

 

また一等地に建つ官僚官舎や国家公務員宿舎の常軌を逸したような家賃設定や、
維持費の穴埋めに投入される多額の税金(東京都の豊洲市場とかですね)

 

そして市町村も含めた税金を「使い切る」体質。
使わないと次年度の配分が少なくなると言う理解不能な考えが生む無駄遣いがありますね。

 

こんな話があるんです。
あるロケットのエンジンを開発している会社がお役人に見積もりを書いてだしたら、
「何だコレは?これじゃ~困るよ!」と、
ヤバイ高かったかな?と思いビビッていたら、

「×3倍で書き直してきなさい!周りの会社の出す価格に合わせるように!」
なんてふざけた事を言ったそうですよ。
国民の金をみんなで吊り上げて予算ジャブジャブみたいですよ。

 

そして「森友学園問題」で口利きをしたとかしないとか、
国際的な視野からの重要な議題はそっちのけで、

一人5000万円〜1億円経費とも言われる貴重な国会議員たちが、
週刊誌ネタの話題に終始していますね。

 

あと「海外視察」の名のもとに実質的には公費を使った観光旅行で、
そんなことは国会議員を含め国民全員が熟知していることですが、
‘成果’などあるわけも無いですね。(やはり議員削減が必要か?)

 

チェックするなどといえば嫌がらせと受け止められるだけなので、
この際公費の使用は全面的禁止か視察旅行制度は廃止という事にしたらとも思いますよ。

 

数え上げればきりがないですが、

まさに「税金の無駄遣い」ですよね。

 

会計検査院の平成27年度決算検査報告では、
「税金の無駄遣い」や「不適切な会計処理」として指摘した総額は約1兆2千億円にのぼるんです。

   

ところで、
どうして「脱税」は罪になるのに「税金の無駄遣い」は罪にならないのでしょうね。

 

「脱税」は「トクチョウの女」などに見つかれば追徴などの制裁が待っていますが、
「税金の無駄遣い」は国の屋台骨が傾くくらいで、

あっても誰も責任もとらなければ、
罰則さえ無いから「無駄使い」のほうが悪質かも。

 

「税金を支払うのは義務、脱税は犯罪!」という”脅し言葉”で一般市民に税金を支払うように強要し、
その一方自分達はせっせと税金を無駄遣いしたり、
懐を肥やす役人の方が遥かに卑劣で社会を害しますよね。

 

そして、
どんだけ無駄遣いしても法律さえ作れば守られますもんね。

 

やはり国民から税金を巻き上げる「トクチョウの女」などが所属する国税庁は、
財務省から完全独立し、
会計検査院M&Aして10倍増員のうえ予算編成および経費流用を徹底監査するのがいちばん早いかも。

出口と入口の統一ですね。

 

それから忘れてはいけないことがあるんですよ。
それは、
私たちも知らず知らずのうちに「税金の無駄遣い」をしていることがあるんです。

 

たとえば「選挙」です。

特に投票したい政党や候補者がいないから、
めんどくさいからといった理由で選挙に行かない人は結構いると思いますよ。
特に最近では衆議院参議院選挙ですら50%超えるか超えないか程度の投票率しかないですね。

 

選挙に参加しないことで無駄になる税金があるんです。

 

投票参加券を自宅に送付するのはもちろんタダではないし、
それ以前に有権者をリストアップしたりする事務のコストもかかっていますね。

それは税金から出てることは容易に想像できるし、
よく選挙前に求人誌に開票作業をする選挙スタッフのバイト募集が掲載されていますが、
その給料だってもとは税金ですね。

 

これ以外にも一般市民に見えないところで選挙のコストは発生しているはずです。
ということはどんな理由があろうと、
選挙に行かない時点でその人自身も「税金を無駄遣い」していると思いますよ。

 

政治家や公務員が税金を無駄遣いしていることに怒るのは良いですが、

選挙で投票して国や地方自治体を糾弾する議員や国民が増えないといけませんよね。