美ビルド・ネットの熊本はてな?

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「刻みのり」で食中毒 のり=危険ってなるのかな?

のりだろうが、ごはんだろうが、ふりかけだろうがなんでも同じで色んな可能性があると思う。
普段から当たり前のように餅つきしてきたのに、
最近になって餅つきで集団食中毒が出たから規制とか。

 

そんな縛られていったらなにもできなくなるのに・・・。
困ったもんですね。

 

それにしても、
加熱することが無い食品は盲点でしたね。

 

だとしたら、
のりの他にかつお節や梅干しなんかも可能性としてはあるんですね。
乾物なんて買い置きするものだから、まだこの先被害が出るかもしれない・・・?

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というのは、
東京都立川市の市立小学校7校で児童や教職員1098人が腹痛や嘔吐など食中毒の症状を訴えた問題で、
都は2月28日に、
給食に使用された刻みのりからノロウイルスが検出され、食中毒の原因と特定したんですね。

 

刻みのりは、
「東海屋」(大阪市)が製造し2月16日に出された給食の親子丼に使われ、
各教室で給食当番の生徒がトングでつまんで親子丼に振りかけていたそうですよ。

 

食中毒の感染源になることはほとんどない乾物ですから、
あなたも「まさかのりにウイルスがつくとは・・・。」と思いますよね。
加熱しない食材なので、これからは給食などの使用が難しくなるかも。

 

製造した「東海屋」は、
「被害を受けられました、児童、生徒、教職員等の皆様には、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪し、

 

集団食中毒のきっかけになった「キザミのり2ミリ 青」は、
梱包などの作業を「いそ小判海苔本舗」に委託しており、
その際にノロウイルスが「作業員を介して混入したものと考えられます」とのこと。

 

ということは「いそ小判海苔本舗」での裁断作業が原因か?
実際、
70歳代後半の男性がもっぱら一人で作業をし、素手でのりを触って作業していた可能性があり、
しかも作業当時男性は風邪気味だったそうですよ。

 

その時の体調について、
ノロウイルス流行っていましたね。一応やっぱり、多少吐き気がした時期がありましたし」と話し、
ノロウイルスが疑われる症状があった時期に、素手でのりを触り、作業をしていたというんですね。

 

その男性は、
「私ののりが原因で、そうなったと思うとね、そりゃとてもじゃないけど、普通の神経じゃいられません」

「人さまのせいになんか、とてもじゃないけどできなくて、やっぱり、わたしが悪いと思わざるを得ません」
と語っているんですが・・・。

 

北里大学・高橋 孝教授は、
「素手となると、ウイルスが付着する可能性はある。のりを裁断していく途中で、ノロウイルスが飛び散る」
と話し、

手にウイルスがついていれば、当然、のりに付着し、
さらに裁断作業を通して、ウイルスが飛び散ってしまうおそれがあるというんです。

 

そして、
ノロウイルスは、4度という低温でも、2カ月ほど生き続けるそうです。

 

先月の和歌山御坊市でも、
給食を食べた800人以上がノロウィルスの食中毒になりましたね。
そこでも「磯あえ」に東海屋の刻みのりを使っていたことも判明していますね。

 

刻みのりからノロウイルス?と思ったんですけど、
作業員を介して混入となれば、のりに限らず人間の作業を経て市場に出ている食品も、
混入の可能性はゼロではないと思うと怖いですよね。

 

のりをパリっとさせるぐらいの熱では、ノロウイルスは死滅しないんですね。

   

今回の「東海屋」の、
のりは韓国産ではないかと心配された方もいるかもしれませんが、

 

「100%国産の海苔」を使っており、産地は主に兵庫県だそうですよ。

 

安いのりを買うとほとんど韓国産みたいですが、
韓国では汚物の海洋投棄の規制が甘く海産物はノロウイルスの温床みたいで、

韓国のりにトイレットぺーバーが付着していたのは結構有名な話ですし、
以前には韓国のりから大腸菌やセレウスが検出された過去がありますね。

 

韓国国内では、
食堂やテイクアウトの「のり巻き」のうち29.7%で、
食中毒が発生する危険があるなんて言っているんですよ。

 

そういえば、
節分の縁起物「恵方巻き」の御利益を高めようと、生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が、
北海道神宮に依頼した「のり」のおはらい拒否されましたね。

拒否した理由が「万が一、食中毒が出た時に責任が持てない」だそうで、
もしかして神様のお告げがあったのかも。

 

それからついでに書いておくと、
食中毒の「中」とは、「あたる」の意味だそうで、

「食中毒=食べ物の毒にあたること」といえますが、
医学的には食中毒が正しく、食あたりは医学用語には無いそうです。

 

食中毒とは、
食品に混入した細菌などや、
これらがつくる毒素、化学物質(砒素など)、自然毒(フグ、きのこなど)に、
よって起こる健康障害を言うそうで、

 

その中で、
微生物による食中毒が発生件数の約7割を占めているそうで、
一般に食中毒の原因となる細菌などは高温多湿を好むため、夏に多く起こるみたいですよ。

 

また食中毒になる食べ物は見た目で判断できないみたいですよ。
食品が腐敗している場合は、
見た目やにおい、味によって「腐っているかな」と判断できますが、

食中毒のほとんどは見た目などでは判断できないそうで、
食中毒は腐敗が進むよりも少ない菌の数で発症に至るためだそうです。

 

ですから、
食品に見た目の変化がないからといって安心しないようにしてくださいね。

 

今回の「刻みのり」の食中毒で、
あなたも「まさか!」と思ったかもしれませんが、

 

100%安全なんてどうやっても無理ですから、

何かあったときに被害を大きくしないように仕組みを作るほうが合理的かもですね。

 

航空機の機長と副機長が同じものを食べないようにしているように・・・。