「フライデー」など週刊誌は一人の人生変えて責任をとれるの?
色々言われるのは芸能人の仕事なんだから仕方ないって言ってたけど、
確かになと思います。
そういうデメリットも含めての、一般人より高いギャラなんだと思うし。
何でもかんでも晒されても仕方ない、とは言わないですけど、
ニュースやドキュメンタリー以外は、
ぶっ飛んだ芸能人が非日常感を楽しませてくれて良いと思うんですね。
それにしても、
最近の芸能人は都合が悪くなると「芸能人である前に普通の人間だから」とか言いますね。
昔のビートたけしみたいにフライデーを襲撃するくらいの気概がある奴が、
芸能人にもっといてもいい気がするんですが・・・。
もうすでにあなたもご存じと思いますが、
写真週刊誌「フライデー」で2週にわたり薬物疑惑が報じられ芸能界を電撃引退した成宮寛貴。
成宮寛貴の引退に関するコメントで、
間違いだということは言っているが、何が間違いで、何が正しいのか、
あまり言っていないので、
もやもやしたものが残っている人もいるかもしれませんね。
シロなら引退しないだろうし、
事務所と一緒に訴訟すると思うんですね。
そして、
旅に出るとか言って消息不明になっているようですが、
まぁ~もう終わったということでこの問題は触れなくないです。
私はよく行くお好み焼屋で、
フライデーや他の週刊誌をよく読むんですが、(お金で買ってまで読む気はしません)
週刊誌は、
本当もあれば嘘もあるみたいですね。
写真があるものは別ですが、
記事の内容は全く見当違いで嘘ばかり書いたり、
写真も、
角度によってそう見えたりなどの強引な写真も多く、
別人を間違って掲載したりすることもよくあるそうですよ。
そんな情報を最近では、
ネットニュースでそのまま報じることもあって、
ニュアンスが違ったりする場合などに芸能人が苦言を呈することも多いですよね。
芸能人の場合は、
人から注目を浴びるような商売ですから、
いい面と悪い面が同時にないとダメみたいで、
色んなことを言われるってことは、
それだけ気にかけられることだから、売れていると思わないといけないでしょうね。
でも、
なぜ週刊誌は有名人の家族や親戚など一般人のことまで記事にするんでしょうね。
やはり「週刊誌」と「宗教団体」は、
「法の網をかいくぐって、金儲けをするプロ」だからかな?
それで週刊誌の売り上げが伸びるなら、
「証拠なし」で面白おかしく書くのが週刊誌ですからね。
書く方も書く方だと思いますが、
私はそんな一般人のことにまで興味を示す、
読み手の方にも問題があると思いますよ。
需要があるから週刊誌で取り上げるわけで、
読者が興味を持たなければ週刊誌も(お金にならないので)そんな記事は書きませんよね。
プライバシーの侵害や名誉毀損にあたるようなことでも、
平気で記事にしますし、
あげくの果てには報道の自由だの表現の自由だの、
世間が求めているだのとやりたい放題ですね。(一部の新聞にも言えますが)
別に個人的にマスコミに恨みがあるわけではありませんが、
会社の利益しか考えない、
人の立場や気持ちを考えないような、
今どきのマスコミには疑問を感じますね。
全てがそうだとは言いませんが、
人のプライバシーを自分たちの金儲けに使っている観はありますよね。
ところで、
「報道被害」という言葉がありますが、
これはマスメディアが犯罪などの事件や出来事を報道するとき、
誤報や事実と確認されていない事を決めつけた報道をしたり、
事実を故意に編集し誇張した報道により、
被報道者の生活基盤、人間関係、名誉などを破壊してしまうことをいうんですが、
実際日本でも被疑者としての実名報道による被害はあるんです。
たとえば、
ちょっと古いですが「三億円別件逮捕事件 」
府中市の自動車運転手が容疑者として逮捕されるんですが、
後にアリバイが確認され、三億円事件に無関係であることが確定したんです。
しかし釈放されるまで、
新聞各社が犯人扱いで学歴、職歴、性格、家庭環境まで事細かく暴露し、
このため本人は職を失い、家族は一家離散して、
さらにその後も真犯人の見つからない中で、
「三億円事件の容疑者として逮捕された」との世間の偏見と事件に関するコメントを、
執拗に求めるマスコミ関係者に悩まされ職を転々とし、
2008年9月に自殺したんですね。
またあなたも覚えていると思いますが「松本サリン事件」
第一通報者の河野義行が、自らも被害を受け、特に妻がサリンで重体に陥った(2008年に死亡)にも関わらず、
農薬からサリンを合成したとの疑いで、長野県警察の捜査対象となったんです。
その後、農薬からサリンを合成することが化学的に不可能であるにも関わらず、
半年以上もの間、
長野県警発表および警察の故意のリークにより、
日本全国のマスコミが『あたかも河野義行が犯人であるとの前提』で報道を行ったんです。
後に真犯人は、オウム真理教の信者である事が判明していますね。
それから我が郷土で起きた「熊本保険金疑惑報道」
熊本市の医療法人「林田会」で、
00年7~11月に交通事故で死亡した理事長の妻ら4人に多額の保険金が掛けられていたと、
報道した休刊中の写真週刊誌「FOCUS」の記事で名誉を傷つけられたとして、
損害賠償などを求めた訴訟で、
「伝聞や推測に基づく内容で、真実とは認められない」と結論づけて、
理事長個人への支払い額の1430万円は、
確定した個人に対する名誉棄損の賠償額としては過去最高になったそうです。
まだまだたくさんありますが、
日本の場合「逮捕イコール有罪・犯罪者」的スタンスで報道することが多いし、
無罪判決や誤認逮捕が判明した場合でも、
すでに失職や離婚等の被害を受けている例もあるんですよ。
そして、
この報道被害を受けた人が、その報道の根拠として情報源の開示を要求しても、
「取材情報源の秘匿」を理由に拒否される場合もあって、
被害者の「身の潔白」の証明を阻害しているし、
マスコミ側に謝罪広告や検証番組を出させたところで、
結局はマスコミ報道によって破壊された元の生活が取り戻せないというケースもあるんですよ。
週刊誌の場合も、
週刊誌に掲載されている内容に関しては賛否両論巻き起こるように、
記事に内容の真偽性が問われることがありますね。
本物の情報の場合はそれだけ噂が噂を呼びますが、
どこから聞き出したのか分からないような情報に関しては疑問の声が相次ぎますよね。
このような極端な二面性を発揮することになる原因として、
特集を組んでいる記者の能力に関わってくるようですよ。
記事のほとんどがフリーランスで活動している人々で書かれているので、
正社員ではない人間の無署名記事や匿名証言などで掲載内容が構成されているので、
真実味が失せてしまっていることで疑問視されるんです。
「記事の信憑性が低い」とか「責任の所在が曖昧」などと批判されることもしょっちゅう起こりますが、
必ずしもそこに書かれている内容については真実であるという証拠もないので、
信用することは出来ないのも事実なんですね。
時には話題性を求めて、
週刊誌と結託してわざと記事を出そうとするような芸能人などによく見られる煽り記事も出ているので、
真偽のほどは中々に見分けることは出来ないですよね。
そんな無責任な週刊誌などメディアに対しては、
名誉を侵害された一般人には、
人権保護の観点と責任の所在から損害賠償金はもっと高額で良いと思いますよ。
(政治家や芸能人ら著名人も損害賠償訴訟で、これまで上限が150万円程度だった賠償額の、
いわゆる「相場」は、1,000万円までになったみたいです)
いずれにしろ、
週刊誌は書店数も減ってコンビニに頼ってきましたが、
最近はコンビニの雑誌販売コーナーも縮小されているので、
どんどん販売部数も厳しくなって、
採算ラインというのがあるので一定部数を下回ると休刊、廃刊になっていくでしょうから、
「フライデー」などはスクープものでしか戦えないでしょうが、
「熊本保険金疑惑報道」で「フォーカス」が廃刊になったように、
一人の人生を変えて責任をとれないようなら、
メディアとして存在が許されなくなり役割は自然と終えるでしょうね。