「熱湯風呂レンタルサービス」なら世界で熊本県の企業しかない?
あなたは以前「スーパージョッキー」の名物企画「熱湯コマーシャル」を観たことありますか?
上島竜兵が熱湯風呂に入る時の決まり文句で、
「押すなよ、絶対押すなよ」なんて言いながら45度~53度の熱湯に入るやつですね。
そんな「熱湯風呂」をレンタルサービスしている会社が我が郷土熊本にあるんですね。
熊本県菊陽町にある「いけす設備の丸善」(http://www.aqua-maruzen.co.jp/)で、
いけす設備で、アクリル水槽やFRP水槽他を製作したり、
アクアインテリアでは、水のタワーや水のカーテンや噴水など、
アクリルなどを使った設備を製作する全国的にやっている会社なんですね。
その「熱湯風呂レンタルサービス」に使っている浴槽は、
アクリル板を専用のオーブンで温めて、
木型を曲げて、各パーツを接着してみたいな感じで、
ヨーロッパのバスタブのような立体的な曲面を出すのが難しかったそうです。
新品を購入すると68万だそうで、
開発から7~8年で売れたのは1個だけだそうですよ。
その1個というのは、
有名になる前のゴールデンボンバーが買ったらしく、
ライブなどで熱湯風呂パフォーマンスに使っていたらしいんですね。
そんな使い方を見て、
「熱湯風呂レンタルサービス」を始めたそうなんです。
なんでも「熱湯風呂レンタルサービス」の料金は、
片道送料込みで10万円からだそうで、月1回くらいのペースで出ているそうですよ。
レンタルした人がどんな風に使うかというと、
お風呂製品の性能を紹介する展示だったり、
イベントや撮影に使ったり、
中には、
結婚式の余興に複数人で借りて熱湯風呂を披露するためにレンタルした人もいたらしいですよ。
また東京ゲームショーに行ったことがある人はご存じかもしれませんけど、
スマホの防水性能をアピールするために、
スマホを持った水着の美女がお風呂に入るやつの浴槽はこの浴槽だそうですよ。
ところで、
上島竜兵がよく入っていた熱湯風呂の9割はぬるま湯だったそうですよ。
正式な熱湯風呂は45度~53度なんですが、
「温度調整」が難しいんだそうで、
セットで用意されているお風呂ではお湯を沸かす機能はなく、
お湯を継ぎ足して温度調整をしているみたいですよ。
当然、時間とともに温度は下がりますから、
結局はぬるま湯になってしまうみたいなんですね。
だから、
どれだけ熱そうな演技が出来るかが、芸人の演技力がものをいうそうです。
ただ、
スーパージョッキーでは本当の熱湯風呂を使い続けたそうですよ。
そういえば、
今年の8月に和歌山市の老人ホームで、
97歳の女性をリフト式入浴装置で入浴させたところ、
15秒ほど浸かったら手足をバタつかせて体中に大ヤケドを負って死亡しましたね。
お湯の温度設定は42度だったんですが、
入浴時は48度ぐらいになっていたそうですよ。
これなどは本当の熱湯風呂ですが、
あなたがもし「熱湯風呂レンタルサービス」をレンタルするなら、
「温度調整」には気を付けてくださいね。