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「教育困難校」愛沢えみりを見習えば?

今にはじまった事ではないが、
ちょっとしたことで暴力だ体罰だと騒ぐ時代と、教師と生徒が殴りあいになる時代

どっちがマシだったんでしょうね?
でも今のは質がかなり違うようにも感じるが・・・。

 

進学校があれば底辺校が存在するのは当然の話かも。

 

教育困難校」という言葉をあなたはご存じですか?
あまり聞き慣れない方が多いのではないかと思いますよ。

 

そんな「教育困難校」の授業風景はというと、
授業の質は最悪。寝てるorしゃべってるそうで、
テストの問題レベルは中2程度、それ以下も。

 

しかも、
対策プリントが配布され、そこからテストはそのまま出題するため、問題を丸覚えすれば点数はとれて、
そんなテスト、出来て当然だが、成績上位者はかなり天才扱いされるそうですよ。
 

授業をしっかるやる先生ほど嫌われて、
逆に適当な授業で終わらす先生のほうが好かれているみたいで、
 
授業の半分以上授業に関係ない話をする先生。
教科書の内容自体しないし、
 
現代文で、漢検4級並みの漢字テスト。
宿題は一切なし。
 
平常点40点+60点がテスト点。赤は40点以下。
ただし、
赤を出すとその先生にも負担がかるらしく、授業態度がある程度ひどくてもいい点数くれるそうですよ。

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このタイプの高校は「進路多様校」と言われることもあるんですが、
最も知られている呼称は「底辺校」でしょうね。

 

これは、
各地の予備校や塾が出した受験偏差値を基に作られる偏差値一覧の底辺部に位置する高校
という意味でつけられたものらしく、
偏差値40台前半以下の普通科の高校が「教育困難校」に該当するみたいなんですね。

 

商業高校や工業高校等の専門高校は、
受験偏差値は高くないところが多いんですが、

そこでは専門的技術や資格の取得というわかりやすい目標があるから、
教育困難校」とはまったく違う学校みたいですよ。

 

そんな「教育困難校」に通う生徒は同学年全生徒の約15~20%ぐらいで、
この「教育困難校」の生徒たちは、

周囲から「クズ高校」「モンキー高校」と軽蔑され、
ただでさえ低い自己肯定観を高校3年間で完膚なきまでに傷つけられてしまうそうです。

 

将来の夢も狭められ、
ほとんどの生徒は貧困層予備軍として社会に出ることになるみたいで、

在校中の中退率も高く、消息がわからない卒業生も少なくないし、
せっかく正社員で就職できても、
社会人として必要なさまざまな能力が身についていないので、短期間に辞めてしまう例も多いそうです。

 

この「教育困難校」の記事に対するコメント(763件)の一部を引用すると、

 

・義務教育でもないんだから、やる気がないなら高校なんて行かなくて良い。好きに生きれば良い。
 少なくない税金が彼らに使われる。
 社会が敷いてくれた最低限のレールの上すら歩きたくないなら自分で生きていけば良い。

 せめてこの高校が彼らを一人前に出来るなら良いが、
 その大半が定職にも就かない。何の意味があるんだ?

 

・義務教育ではないんだから、ちゃんとしない生徒は退学させれば良い。
 家庭環境の厳しい人でも、苦学して立派に育っている人もいる。家庭環境のせいにするな。

 

・生徒本人も好きで底辺高校にいるわけではないのだろうな。
 せめて高卒くらいは。働きたくないし。親が行けというし。
 それくらいの意識なんだと思う。
 出席していれば成績はどうあれ卒業できるからな。
 しかし履歴書に高校名を書くと不採用率が高いと思う。

 

・人並みに高校で学んだつもりでも今となっては
 あの時もっとしっかり勉強すればよかったなぁって思うのにね
 この子たちも10年、20年後に間違いなく後悔するんだろう
 まぁ気付いた時にはもうほとんど手遅れなんだけど
 手元ばかりを見て中々その先なんて見てないよなぁこの年代じゃ

 

・私も高校教員として困難校に勤務しましたが、進学校があれば底辺校が存在するのは当然の話。
 私は底抜けに明るい、表裏のない生徒達が好きでした。
 この素直さや明るさでこの困難社会を乗り切って行った生徒がほとんどです。

 

・母校が昔そんな感じだったな。本来行きたい学校に進む事ができず、
 最終的にそこに流れ着いたって感じ。自分の努力不足が招いた結果だけど。
 記事の内容ほど荒れてはいないが、近いものはあった。

 しかし、そんな学校も今はちょっとした有名校で進学校。
 ちょうど在校していたあたりから方針転換しつつはあったが、随分変わったものだな〜と、
 驚いてしまったものです。

 やはり、家庭環境て大きいよね。
 貧困云々より、家庭内での親の在り方がいちばん子どもを左右する気がする。
 そう思わせる生徒が多かったよ。

 

・勉強の出来る出来ないは教師の力量が多少影響するかも知れない。
 でも、やる気があるかないかは教師の範疇じゃないでしょ。
 学校は勉強をするための場所。そこに行くと決めた本人と行かせると決めた親。

 それを勉強をやる気にさせない教師が悪いと言うのはお門違い。
 まず家庭の教育として学校には遊びに行かせる訳じゃない。と言い聞かせるべきでしょ。

 

と、ほんの一部ですが、色々な意見がありますね。

 

実際「教育困難校」に勤めていた人は、
「退学させたいとは思っていても、退学させられないのが実情です。
 なぜなら、教師の体罰と同じで、学校から、退学を勧めるような言葉を言うと、
 『教師の横暴』という保護者が多いんです。

 

高校卒業してないと、世間体が悪い親、学校に行く意味がわからない生徒、
でも、
親には、学校で真面目にやってるけど、授業が理解出来ない、
友達から嫌なこと言われたから、ちょっと叩いただけなのに、先生が騒いだ、、、
などの言い訳をし、それを信じてクレームをいう親。

 

管理職は、保護者が退学させたいと言わなければ、退学させられないと言う。
堂々巡りでした。
私が高校生の頃は、勉強できないなら、退学しろ!!
なんて、先生が言うのは当たり前って感覚だったけど」と。

 

今の「教育困難校」に対する考え方の現実なんでしょうね。

   

ところで、
愛沢えみり」という女性をご存じですか?

 

横浜のギャルが六本木のダメキャバ嬢を経て、歌舞伎町NO1嬢王になり、
月商1億5000万のアパレル会社の社長になった女性なんですね。

 

17歳の高校生の時は、
同級生の皆が部活や受験に打ち込んでいる時、
楽だから、楽しいから、時給が高いかという理由でキャバ嬢を始めたんですね。

 

がんばって勉強するとか、
一生懸命に仕事をすることの意味が全然わからなかった10代だったみたいですが、

そんな愛沢えみりの「一生懸命になることの大切さ」を教えてくれたのが、
学校の先生でも、両親でもなくて、全部キャバクラだったそうですよ。

 

歌舞伎町NO1嬢王になるための過程では、
普通1日1回しかしない同伴を、2回、3回と増やしたり、
最高は4回もしたそうですよ。

 

毎日毎日、
同じ時間に出勤してコツコツと営業を続けるという地道な努力で、

歌舞伎町で一番のキャバクラで、
そこでナンバーワンになるってことは東京で一番。
東京の一番は日本のキャバクラで一番ですから「嬢王」という称号が付いたみたいですよ。

 

今までの人生では、
何もやっても1番なんて1回もなかった愛沢えみりですが、
この時初めて、皆に認められた気がして、

それまではもう自分のことで精一杯で、
人の言葉を受け入れることもできなかったけど、
気持ち的にもすごく余裕ができたそうです。

 

それから色々な仕事の話がきたらしく、
その中でファッション雑誌のモデルになり、
キャバ嬢とモデルの2つを掛け持ちする生活がしばらく続いたんですね。

 

そして「Emirin Wis」というブランドを立ち上げ、
「株式会社Voyage」という会社を作り月商1億5000万も稼げるようになったんですよ。

 

もっと「愛沢えみり」のことを知りたければこの本が参考になるかも。

 ↓

 


愛沢えみりが「教育困難校」の高校だったのかどうかはわかりませんが、
高校でサイアクの落ちこぼれだったのに成功していることを考えれば、

まだ夢とかやりたいことが何もない人も、
今、目の前にあることをがんばっていれば、

いつかはやらなきゃいけない、
やりたいって思うことが出てくると思いますよ。

 

最後に「教育困難校」に通っている生徒に、
アップルコンピュータスティーブ・ジョブスの話で、
「点と点を結ぶ」という有名なスピーチを贈りたいです。

 

「未来に先回りして点と点を繋げることはできない。
できるのは過去を振り返ること。
だから、
バラバラな点でも将来それがなんらかの形で必ず繋がる」

 

世の中、何が繋がるかわかりませんから、

今やれることを一つ一つ頑張ることが大事かも。

同じ人間ですからね。