「デスノート」続編公開 デスノートって言うより「別ノート」?
ネタ切れなんだろうけど、こうやってオリジナルの作品が劣化していって、
どんどん別の作品になっていくんでしょうね。
デスノートって言うより、別ノートだったりして。
というのは、
映画『DEATH NOTE デスノート』の続編『デスノート Light up the NEW world』が、
10月29日に公開されるそうです。
今回の続編『デスノート Light up the NEW world』は、
これまでの映画、ドラマ、アニメ、舞台では使用されていなかったが、
原作には存在しているデスノート“6冊ルール”をもとに、
リメイクではなく原作にはない完全オリジナル新作として登場するみたいですよ。
主題歌・劇中歌アーティストが安室奈美恵で、
主題歌「Dear Diary」では壮大なバラード、
劇中歌「Fighter」では弥海砂目線のダンスナンバーを歌い上げるそうです。
あなたはこの「デスノート」はご存じだろうと思いますが、
知らない人にちょっと解説を加えると、
週刊少年ジャンプに連載された、
原作・ 大場つぐみ、作画・小畑健によるサイコサスペンス漫画で、
漫画の連載終了後、
「デスノート」は、映画になり大ヒットして、
ドラマ化や舞台にもなったんですね。
名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、
理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描いていて、
キーアイテムとなるdeath(デス)=死のノートのことなんですね。
この「デスノート」には基本ルールがあるそうで、
・このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
・書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない。
・名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと、その通りになる。
・死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。
・死因を書くと更に6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。
・このノートは人間界の地に着いた時点から人間界の物となる。
・所有者はノートの元の持ち主である死神の姿や声を認知する事ができる。
・このノートを使った人間は天国にも地獄にも行けない。
・死因に心臓麻痺と書いた後、40秒以内に死亡時刻を書けば、
心臓麻痺であっても死の時間を操れ、その時刻は名前を書いてからの40秒以内でも可能である。
・デスノートに触った人間には、そのノートの所有者でなくとも、元持ち主の死神の姿や声が認知できる。
・デスノートの所有者となった人間は、自分の残された寿命の半分と交換に、
人間の顔を見るとその人間の名前と寿命の見える死神の眼球をもらう事ができる。
・書き入れる死の状況は、その人間が物理的に可能な事、
その人間がやってもおかしくない範囲の行動でなければ実現しない。
・死神の目の取引をした者は、所有権を失うと、ノートの記憶と共に目の能力を失う。
その際、半分になった余命は元には戻らない。
・所有権は自分のまま、人にデスノートを貸す事は可能である。又貸しも構わない。
・デスノートを借りた者の方に死神は憑いてこない。死神はあくまでも所有者に憑く。
また、借りた者には死神の目の取引はできない。
・デスノートを貸している時に所有者が死んだ場合、所有権は、その時、手にしている者に移る。
・死神は特定の人間に好意を持ち、その人間の寿命を延ばす為にデスノートを使い、人間を殺すと死ぬ。
・人間界でデスノートを持った人間同士でも、相手のデスノートに触らなければ、
相手に憑いている死神の姿や声は認知できない。
・デスノートの所有権を失った人間は自分がデスノートを使用した事等の記憶が一切なくなる。
しかし、ノートを持ってから失うまでの全ての記憶を喪失するのではなく、
自分のしてきた行動はデスノートの所有者であった事が絡まない形で残る。
・二冊以上のデスノートの所有権を得た人間は、
一冊の所有権を失うとその失ったノートに憑いていた死神の姿は認知できなくなり死神も離れるが、
一冊でも所有している限り、関わった全てのデスノートの記憶は消えない。
・所有権をなくしたノートの所有権を得れば、そのノートに関する記憶が戻る。
万が一、他にも関わったノートがあれば、関わった全てのノートに関する記憶が戻る。
・また、所有権を得なくとも、ノートに触れていれば、触れている間のみ記憶は戻る。
と、こんなにたくさんの「デスノート」ルールがあるんですね。
あなたがデスノート使いたいと思うなら、このルールは守らないといけないかも。
でもデスノートには3つの制約があるみたいで、
① 血の繋がった人は消せない
② 消せるのは3日に1人
③ 1人消すたびに自身の寿命を一年消費
だそうですよ。
それから、
映画興行トレンドを変えたと言われているのも、
この「デスノート」みたいなんですね。
06年に公開され、前編が興収28.5億円、後編が52億円。
製作にあたった日本テレビでは後編の公開直前に前編をテレビ放映しましたね。
それまでは、
映画のテレビ放映は公開してから1年後というのが業界ルールだったため、
公開からわずか5ヵ月後の放映はテレビ業界で物議を呼んだんですが、
興行収入は2倍近い伸びを見せたんです。
この『デスノート』の大成功をきっかけに2部作が増えていき、
『のだめカンタービレ 最終楽章』(09年・10年)41億円+37.2億円
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(15年)32.5億円+16.8億円
などあなたの記憶に残っているかも。
それにしても、
今回の続編『デスノート Light up the NEW world』は、
正統な続編って言っても前作のデスノートで月とLも死んでしまったし、
まるっきり別物の作品になるのに、
正統な続編って言われるのがなんだか納得いかない人もいるかもしれませんね。
月とⅬが死んだ後の世界なんですから、
前作の月とⅬが好きだった人は特別見たいとは思わないでしょうし、
そもそも『デスノート』というネームバリューだけでヒットするかもですね。
ただ月とLのDNAを受け継ぐカリスマが登場と言われてますので、
どのような形でDNAを受け継ぐのか楽しみもあるみたいですよ。
いずれにしても、
この『デスノート Light up the NEW world』は、
映画の評判を見てから行くとしようかな・・・。