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蓮舫「二重国籍」疑惑 2つじゃダメなんですか?

自民党への追及は厳しいが自分の党には大甘の民進党
どんなに民進党中韓寄りだと言っても、中国籍持った代表なんてシャレにもならないかも。

 

他人には散々言い放った「説明責任」を果たしてもらいましょうね。

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もうあなたもご存じのように、
民進党代表戦に立候補している蓮舫日本国籍と台湾(中華民国)籍のいわゆる「二重国籍」疑惑。

 

政権交代を標榜する野党第一党民進党代表は、
国民の生命に最高責任を持つ首相を目指す立場でもあるから、

その代表選に出馬する際、
首相としての資質に関わる国籍の確認をなおざりにしていたというのは、
脇が甘いですね。

 

蓮舫はテレビ番組では、
「生まれたときから日本人」「高校3年、18歳で日本人を選んだ」などと説明しましたが、
台湾からの除籍時期は言わなかったんですよ。

 

蓮舫父親が台湾出身で母親は日本人。
昭和47年の日中国交正常化により、日本政府は台湾当局が名乗る「中華民国政府」を承認していないため、
台湾籍の保持者は便宜上「中国籍」として扱われるんですね。

 

日本は59年に国籍法を改正する前は、
父親が日本人でなければ、子供は自動的には日本国籍を取得できなかったんですが、

蓮舫は改正前の42年生まれのため、
自動的に日本国籍保持者とはならず、「中国籍」扱いの台湾籍保持者だったとみられるんですね。

 

日本の公職選挙法では、
国会議員に立候補する条件を「日本国民であること」と定義してあり、

選挙管理委員会へ届け出る際には戸籍抄本または謄本を提出する必要があるため、
国会議員である蓮舫が日本人であることは疑いの余地がないんですが、

 

問題は蓮舫が台湾籍を放棄した時期なんです。

蓮舫が18歳で「日本人を選んだ」のであれば、
当時の日本国籍取得の方法は帰化と届け出の2種類あったんですが、

帰化なら国籍法で元の国籍を「失うべきこと」と規定しており、
申請には台湾籍の喪失届を出す必要があるんです。

 

届け出で未成年の場合は、
22歳の前日までに日本国籍外国籍かを選び、

日本を選んだ際には、
国籍法16条により外国籍を離脱しなければならないとされるんです。

 

いずれの場合も、
日本政府は必要な書類を「個別の事情で判断」(法務省民事1課)するということで、
元の国籍を放棄していないまま日本国籍を取得するケースがあるというんです。

 

でも台湾の「国籍法」11条は、自己の意思により「国籍」を喪失できる条件を「満20歳」と規定しており、
「未成年者」が「国籍」を喪失するのは、
保護者である父親が「国籍」を喪失した場合などに限られているんですね。

 

つまり、
蓮舫は18歳で日本国籍を取得した時点では、台湾籍を残したままだった可能性があるんですよ。
これは国の法律の違いで仕方がないかもしれませんが・・・。

 

蓮舫は「今、そういううわさが流布されるのは正直悲しい」と言ったらしいが、
事実無根ならもっと激しく反論するのがこれまでの蓮舫ですよね。

それを悲しいと言うのはどうも弱気な反論に見えるし、
18歳で日本人を選んだなら何歳で中国籍を抜いたのかハッキリ言えば良いだろうと思いますよ。

自らが申請しているのだから自らがその裏付けとなる書類を明示すれば、
二重国籍疑惑なんてすぐに晴れるはずですよ。

   

そもそもこの二重国籍問題、
熊本で生まれ熊本で育った純粋な日本人である私なんか、
国籍問題など考えたこともなく、あまりピンとこないんですが、

 

国際的に重国籍を認めない理由は、
理想として国籍は必ず一つだけであるのが望ましいという国籍唯一の原則があるんですね。

 

つまり、
重国籍は外交的保護や兵役などについて帰属の有無が問題として生じる
「国籍の積極的抵触状態」(消極的抵触は無国籍)で、

重国籍状態は異常状態であるという認識にあるためなんです。

 

仮に二つの国籍を保持した蓮舫が政治家や閣僚として、
中華民国と日本の利益が相反する事態に直面した場合に二重忠誠的な立場になるので、

それを理由とした「日本国の政治家に不適格」という批判は、
なされてもおかしくないんですよ。

 

国籍の決定には、
英米法の出生地主義と、大陸法血統主義があるんですが、

日本は永らく父系血統主義で、
外国人の父と日本人の母との間に生まれた子どもは、
日本で生まれても日本国籍を取得できませんでした。蓮舫がその例ですね。

 

でも1985年の国籍法の改正で、
父母のうちどちらかが日本人であれば、日本国籍を取得できることになったんです。

そのときに国籍法改正時に未成年であったものは、
改正から3年以内に限り届出だけで日本国籍を取得できるという規定が設けられたんです。

蓮舫はこの規定によって届け出で日本国籍を取得したんですね。

 

ちなみに、
台湾(中華民国)は実態としては紛れもなく主権国家なんですが、
日本国が承認していないため、事実上ほぼ唯一、
日本人が成人後も二重国籍であり続けられるんですね。

 

また、
中華民国帰化した日本人が何人かいますが、
皆んな日本国籍も維持したままなんですよ。

そして、
中華民国籍と日本籍の両方を持つ人が日本国籍はいらないから放棄すると申し出たら、
日本側にそれは無国籍者になるからダメだと言われたそうなんですね。

 

いずれにしろ、

現状をこのまま認めてしまうと、

蓮舫は違うと思いたいですが、

他国の意を受けた政治家が日本国内で力を奮うことを理論的に可能にしてしまうし、


日本の国、国益、国民の為に働く議員であれば問題ないんですが、

日本が二番になって中国が一番になった事実は受け入れられないですよね。