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「ようこそ地獄、たのしい地獄展」この世の「地獄」はあるの?

「ここは元から楽しい地獄だ」という歌詞のフレーズがある星野源の「地獄でなぜ悪い」という曲。
ファンの間でも人気の高い曲で星野源のライブでは最後に歌われることもあるほどだそうです。

 

この曲は地獄という最悪な中でも「地獄でなぜ悪い」と開き直り、
やけっぱちのようにも取れる前向きぶりを発揮し、

地獄と思う日常でも、動けない状態でも、明日を掴んでやるという強さ。
人間の底力のようなものがこの曲からはビッシビシ伝わってくるんですが、

 

7月16日~8月27日の間、
国立公文書館にて「ようこそ地獄、たのしい地獄」展が行われるというニュースを見て、
思い浮かんだ曲なんですね。

 

今回の「ようこそ地獄、たのしい地獄」展では、
主に平安時代から室町時代にかけて成立した多様な古典籍から、
かつて人々が想像していた「地獄」という独特のイメージと死生観をひもといているみたいで、

 

平安時代末期の説話集「今昔物語集」から明治20年に出版された河鍋暁斎による地獄絵「暁斎画談」まで、
多様な史料が展示されるそうで、

中には、江戸初期に書写された、
源氏物語」で人々を惑わせた罪により地獄に落ちたという
紫式部を供養する表白文「源氏供養表白」などユニークなものもあるみたいですよ。

 

入館料は無料ですから「地獄」に興味ある人は行くべし?(温泉ではありませんが)

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「地獄」といえばこの世は「地獄」だと言う人がいるんですね。

 

以前テレビのニュース番組で、
昔小さな会社を経営していた60歳過ぎの男性が今は一人暮らしをされていて、
月収10万円ほどのアルバイトをし、
アパートの家賃をやっとの思い出で払いながら生活されてましたが、

 

問題は、
健康保険料を滞納してる為に病気になっても治療が出来ないとのことでした。
家賃を払い、食事、光熱費を払うと、何も残ら無いからです。

昔に除去した腫瘍が最近、また復活して大きく成っていましたが、
ずっと治療せずに我慢しているようです。

 

それに個人の病院では、
保険料を滞納している患者の治療を拒否するところが多いそうです。

 

この方の場合は、
県指定の無保険者対応の病院へ行けば良いそうでしたが、
本当に治療がされるのか、治療費の返済がどうなるのかは、
私にはわかりません。

 

もう一人の方は悲惨だったんです。
癌の末期でお腹が大きく膨らんだ状態で軽自動車の中で死んでたんですね。

 

アルバイト先の上司が数日間も無断欠勤したので、
捜しに行ったら発見したようで、

末期癌の激痛に耐えながらギリギリまでアルバイトをしていたようです。

 

自宅も無い方で、
もちろん保険証も無く、救済制度も知らない人です。
厳つい顔の上司の目に涙がありました。 
彼も、人の死を間近に見て何かを自問自答しているようでした。

 

この車内で絶命した方は、
自殺をせずに生き切ったのですからきっと良いところへ旅立って逝かれたと信じたいですね。

 

一方で、
アフガンなどの紛争地域に住む住人は大家族で住んでいるようなんですね。 
個別に住む余裕が無いので親戚一同ごった煮のように、
1つの食事を笑いながら食する模様をテレビで観ました。

 

男性は手足が無い人が多かったです。
でも、
子供も大人も目が笑っていたんです。

 

平和の味を知りながら、最後に地獄を見る人間と、
最初から地獄に始まり、地獄の中で喜びを見つける人間。

 

はたして、アフガンと日本。
真の地獄は、どちらにあるのでしょうね?

   

またこんな地獄もあるんです。
イスラム圏ではギャンブルは違法ですが、
日本ではパチンコ産業が堂々と商売を行っていますね。

 

パチンコにハマッたある人は、
金銭感覚を失い、多重負債に陥り、家に借金取りが来るまでになり、
お金を貸してくれと泣きつくこともしばしばだったそうで、

 

お金を渡しても、
怖い借金取りに当月分だけ支払い、残りはまたパチンコで使ってしまうのですね。
完全に狂っていましたしパチンコ依存症だったんです。

 

そして、
そういう狂った人にもお金を貸しますよと甘い言葉で誘うところがあるんです。
年金受給者で資産も持っていたのでどこでもお金が借り、
負債が家族が知らない間にどんどん膨らんでいったんです。

 

10万あれば・・・普通の人なら1ヶ月やりくりしようと思いますが、
パチンコ依存症の人はまず10万を20万にしようと考えるんですね。
それで結局0円になり、泣きつく、の繰り返しなんです。

 

こういう地獄を体験した方もいるんです。
人を狂わせる産業が日本にはありますね。

 

それから、
日本では、毎日90人もの人たちが自殺で亡くなっていますね。
未遂者は既遂者の10倍はいると言われていますから、

 

この同じ時代に、この同じ社会で毎日1000人もが自殺を図っていることになるわけなんです。
それが、日本の「自殺の現実」で、

 

日本の自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は米国の2倍、英国の3倍で、
先進国のなかでは群を抜いて高い状態にあるんですね。

 

もし自殺を考えているような人がいれば、
自殺すれば、否応無く地獄から向かえが来るようですよ。

 

真っ赤に炎で燃える檻を乗せた大八車を2匹の炎の鬼が前後に立ち、
車を引きながら天に登って行くんです。

 

この火の車は、地獄からの迎えなんです。

 

人は、80回も正月を迎えると、
何時でも一人裸で死んでいきますから悩むことは何もありませんよ。

 

この世の地獄は、

生かされている”という視点・感謝がないところから始まるのかも・・・。