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松野明美 熊本県議会のズル休みは「中だるみ」なの?

「(当選は)ゴールではなく、フルマラソンのスタートライン。中だるみすることなくやっていきたい」

これは2015年4月に県議選に初当選した松野明美の言葉だ。

 

そんな松野明美が熊本県議会を「所用のため」との理由でズル休みしながら、
大阪府堺市であった「人権啓発研修会」で講演していたり、

 

これが最初ではなく、
熊本地震への対応のための補正予算案などの審議、採決が行われた5月13日に開かれた臨時県議会では、
「体調不良のため」という理由でズル休みして、
同じ日に、東京・府中市で行われたイベントで、子育てなどに関する講演をしていたらしいですね。

 

県議会をいつやるか分からなかったとは言え、嘘ついたのはマズかったですね。
100万単位の講演料だから、
そちらになびくのは仕方ないかもしれませんが・・・。

 

そんな「中だるみ」状態じゃ、
もう有権者は次は投票しないかもしれませんよ。

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そういえば「私を選んでください」・・・と、
あの時の会見の松野明美の悲痛な叫びを思い出しましたよ。

 

というのは、
女子長距離トラックの絶対的エースとして、マラソンでも期待された松野明美。
1992年の『大阪国際女子マラソン』では、
当時の日本最高記録だけでなく、有森裕子のベストも59秒上回る好記録を叩き出し、
一躍オリンピック代表候補になったんですが、

 

でも1991年の『世界陸上東京大会』で4位となった有森裕子を推す声も多く、
不安に思ったのか、
松野明美は監督同席で「私を選んで下さい」と異例の会見を実施したんですね。

 

しかし結果として、
代表に選ばれたのは有森裕子で、
結果的には日本女子陸上界で史上初のメダルを獲得したんですよ。

 

これは会見を開いて自分をアピールしたから選ばれなかったわけではなく、
あくまで有森裕子の方が調子が良かったから選ばれたのではと思うんですが、
後味の悪い選考だったなと当時は思っていました。

 

有森裕子とオリンピックの出場権を争いで敗れてしまった所から
松野明美の人生が変わったのかどうかわかりませんが、

 

知らない間になぜか芸能界のタレントになってしまいましたね。
朗らかなキャラクターを武器に数多くのテレビ番組へ出演し、
「芸人殺し」とも言われる驚異のトーク力で話題をさらったようで、

立て板に水を流すがごとく早口でまくしたて、大きなリアクションで受け答えして、
松野明美は様々なバラエティー番組で「7時間でも喋り続けられる」などと豪語したみたいですよ。

 

芸能界の大御所に、
『松野は空気を読まずにほとんどの笑いを持っていく』と、
怒られたこともあったそうですが、

 

「それでも、出るからには目立ちたかった。プロのお笑い芸人にも勝たなければならない。
すべてが勝負につながっている」
なんて言っていましたね。

 

あの芸能界きっての喋り好き、黒柳徹子と対談した時も、
トークの主導権を握り、黒柳徹子をも聞き役に回すほどの勢いを見せていたようですが、

 

声が甲高いところに、早口で「何を言っているのかよく分からない」と
言うことより気持ちが先走っているみたいな話し方に、
あなたもちょっと、引いたんではと思いますよ。(私もそうですが)

   

そんな松野明美が、
2010年に行われた熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選挙で、
自らの足で選挙区を走り回る草の根運動を展開し初当選しましたね。

 

そして2015年の2期目に熊本県議選の熊本市第1選挙区で、
1万8000票余りを獲得しトップ当選で初当選し、くら替えに成功したみたいですね。

 

知名度ありで2位以下ぶっちぎりのトップ当選ですから、
今回のような脇の甘いことをやらかすと、
他の県議から嫉妬とやっかみで、

 

「優先順位が間違っているのではないか」とか、
「県議の仕事の本分を考えるべき」
なんて叩かれるのは当然かも。

 

今回の講演会は私的な金銭目的でなく府中市が主催する公的なものだったらしいですが、
欠席したこともですが、理由付けの筋が悪かったですね。

 

なんか舛添要一を笑えなくなって来ましたが、

「スポーツ脳の見本」とか、

「だから知名度だけではダメだ」

なんて言われないように、

 

ダウン症の次男のためにも子育て支援の充実や、

熊本県民の健康寿命アップへ「1人1スポーツ」運動を頑張ってほしいものです。