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茨城県で震度5弱 クルマでの正しい避難法と車中泊は?

自分のスマホ地震警戒音でびっくりされた方が多かったと思う、
16日午後9時23分の茨城県小美玉市で起きた震度5弱地震

 

気象庁では「東日本大震災の余震ではない」 と言っているみたいですが、
今回の地震については「7クラスとどうつながるか、つながらないかは分からない」
首都直下地震そのものは「いつ何時起きてもおかしくない」と話しているんですね。

 

我が郷土熊本で起きた震度7が2回も起きた「熊本地震」の余震が続いて、
今だに恐怖を感じている被災者の立場からいえば他人事ではないです。
この先も大地震はどこで起きても不思議ではないですからね。

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今回の茨城県での震度5弱地震で避難する方はいないと思いますが、
「熊本地震」ではクルマを使って避難している人は多かったんですよ。

 

ここで、もしも大地震などに見舞われた場合、

クルマでの避難はどうすべきなのか?

走行中に大地震に遭遇した時の対処法は?

車中泊避難での備えは?

と、クルマでの正しい避難法を参考にしてくださいね。

 

まず「クルマを走行中の大地震が発生した場合の対処法」は、

 

あなたが走行中、震度5以上の大きな地震の揺れに遭遇した場合、
最初に行うべきは、
安全に減速すること」なんです。

 

揺れの大きさに加えてスマホや携帯電話が発する緊急地震速報のアラート音などに
驚き急ブレーキを踏んでしまうと、
後続車から追突される危険性が高まるからなんです。

 

次にハザードランプ非常点滅表示灯)をつけ、
他車や二輪車の巻き込みを注意しながら道路の左側にゆっくりと停車させるんです。

 

高速道路上でも同じくゆっくりと減速し、
左側の路肩に停車するんです。

 

ちなみに高速道路では、
計測震度4・5(震度5弱)以上で道路点検のため「通行止め」措置が採られているそうです。

 

SAやPAで大地震に遭遇した場合は、
係員の誘導に従いましょうね。

 

一般的に停車させたらエンジンを停止するよう促されていますが、
完全にオフにするのではなく、
カーアクセサリーが使用できる「ACC]の位置で待機するこをお薦めします。

 

これはカーナビが搭載しているVICSや連動するDSRC車載器、
さらには通信ナビゲーションやナビアプリなどからは、
現在地に近い災害情報が取得できる可能性があるからなんです。

 

エンジンスターター車の場合は、
エンジン停止後にブレーキペダルを踏まずにワンプッシュすると、
たいていの場合は「ACC]状態になります。

 

車外に避難する際は、
エンジンキーを車内に残しドアロックせずにその場を離れるんです。

これは、
その後に通過する緊急車両の通行を妨げないようにするためなんですね。

 

その際、
車検証も一緒に持ち出すことをお薦めします。
これは、
車両を引き取る際の手続きをスムーズにするためなんです。

 

また、
こうした事態を想定し、
あらかじめ車検証を一部コピーし、
それを車両に残すようにするといいでしょうね。

 

キーレスエントリーの場合は、
内臓されているエマージェンシーキーを抜き取り携行(その逆も可)すると、
自車の証明がより明確になるんです。

   

次に「車中泊をする場合に役立つアイテム」ですが、

我が郷土熊本で起きた「熊本地震」では、
避難所に入れない人たちが数多く車中泊によって避難生活を過ごしたし、

 

また自宅が倒壊しなかった人たちも度重なる余震により、
屋内に留まる恐怖から逃れるために車中泊を選び、
被災地の避難所周辺や空き地には無数のクルマがあふれました(今でも公園などで見ますが)

 

今回の「熊本地震」では倒壊した家屋も多く、
避難所不足のせいもあり、
過去の災害のなかでも最大規模の「車中泊避難」だったんですね。

 

避難所というものは決して環境のよいものではありません。
通常はエアコンもなく、
固い床の上に寝なければならない場合もあり、
自分の使用できるスペースはせいぜい一畳程度ですもんね。

 

プライバシーはなく、
場所によっては廊下や玄関ホールにまで人があふれ(実際そうでしたが)
耐えられないという人が多いと思うんです。

 

それに比べ、
車中泊は車種によって差はあるものの、

自分と家族だけの一定のスペースが確保され、
エアコンを使うことも可能ですし、
比べてみれば車中に泊まった方が楽、という人も多いはずですね。

 

さらに寝袋やマット、LEDランタン、陽ざしを隠すシェードなどを用意しておけば、
より快適な車中泊が可能になりますね。

 

車内は電源がとれるAC/DC変換プラグを用意しておけば、
パソコンやスマホなどの電源にも困りませんね。

他人のイビキなどにわずらわされることもなく、
快適な夜を過ごすことも可能でしょう。

 

ただしクルマの駐車場所に水や食料を配布に来てくれるわけではないので、
自ら一定時間に配給場所に行く必要があること、
トイレなどに通うのも大変、

などというデメリットもあるので、
大きな避難所など、
生活に必要な施設のある駐車場のスペースを確保できないと苦労するんです。

 

もしクルマで避難できずに過酷な避難所の環境に臨むなら、
アイマスクや耳栓を用意して、
感染症を防ぐためのマスクや消毒用のウェットテッシュなども含め、
生活に必要な「非常用持ち出し袋」を必ず日頃から用意しておくとよいかも。

 

☆災害に備えるために用意したいアイテム

・飲料水(500mlペットボトル2本)

・非常食(菓子類・ゼリー状の食品)3日分

・医薬品(消毒薬・三角巾・マスク・胃薬・解熱薬など)1週間分

・簡易食器セット(家族分・プラスチック製)

・衣類(防寒具)

アイマスク・耳栓(災害時の避難所は眠れない・体を休めるために必須)

・懐中電灯 電池(手巻き式がいい)

・携帯ラジオ・スマホ・充電器・予備バッテリー

・現金(10円玉も)数千円~2万円くらいを個人で判断(1,000円札、硬貨含む)

・ローソク・マッチ・ライター

・ロープ

・ビニールシート

・雨具(雨がっぱ)

・軍手・皮手袋

・ナイフ・ハサミ

・タオル(大小)

・洗面道具(旅行用で可)

・ウェットテッシュ(携帯用のものを数パック)

・ビニール袋(大小3~4枚)半透明・黒色・保存用袋数枚

・風呂敷

・ガムテープ(紙でなく布)

・筆記具(油性マジック・ボールペン)

お薬手帳(投薬履歴を書いたもの、病院管轄の薬局で配布される)

・貴重品(財布・印鑑・通帳など枕元に別途まとめて避難時に持ち出す)

・ヘルメット、防災ずきんなど(小さなお子さんがいる家庭では必須)

 

だいたいこれぐらいを非常持ち出し袋に入れておくと完璧かも。
ただ重量は10kg以下ですね(背負って走れる程度に抑えてくださいね)
置く場所は玄関付近がベストです。

 

私自身上記のアイテムで今回の「熊本地震」で役立ったものは、

・水(いつも冷蔵庫に500mlペットボトル3本入れていました)

・非常食(バナナとチョコレートはいつも用意していました)

・懐中電灯と一体式のラジオ(手巻き式)停電の時ラジオから聞こえる人の声に感動しましたよ。

・現金(10円玉も)コンビニでおつり不足で売らない店もあって小銭は必須ですよ。

・皮手袋(軍手ではガラスの破片などを片付けする時はあぶない)

・ウェットテッシュ(断水で顔も洗えない日が続き重宝しました)

・ビニール袋(コンビニやスーパーのビニール袋で充分です。トイレの時大便処理にも使えます)

サランラップ(食器は洗えないのでこれで包むと洗わなくて何回も使えた)

 

次に「エコノミークラス症候群など車中泊避難の注意点」は、
「熊本地震」でもこれで亡くなった方もおられます。

 

長時間の座位、下肢屈曲姿勢や運動不足などのほか、
水分摂取不足などが血流の凝固や滞留でエコノミークラス症候群になりやすいと言われます。

 

また水不足などやトイレ問題(場所が遠い、汚れている)などで、
特に女性が水の摂取を控える傾向があり、
それによって病状が悪化してしまうんですね。

 

予防は下肢部の血流の滞留を防ぐための運動や、
ストレッチ、ふくらはぎのマッサージなどが有効で、
同時にこまめな水分補給などをして水分不足を防ぐ必要があるんですね。

 

また、
コーヒーやアルコールなどの大量摂取は利尿作用があるため控えるべきで、
就寝の際には下肢を曲げた状態(座位など)で就寝しないように注意すべきなんです。

 

車内で1日中閉じこもったりせず、
日中は散歩したり、
ボランティアなど軽作業をするなど適度な運動を常に心がけましょうね。
(私の場合はラジオ体操をよくしていました)

 

夜間、
基本はエンジンを切って就寝すべきだと思いますが、
マフラー周辺から排気ガスが回ってこないように、
車体後部に障害物がないように気を付けましょうね。

 

窓を閉めていてもエンジンルームや車体下部から、
排気ガスが侵入するケースもありますので気を付けましょうね。

 

ほかにも、
これから夏場に向かって気温が上昇した場合に、
被害が考えられる熱中症や脱水病状の危険や車内の換気なども注意しなくてななりませんよ。

 

お子さんやペットなど、
締め切った車内にくれぐれも長時間放置することのないようにしてくださいね。

 

今回茨城県で起きた震度5弱地震
震度7を2回体験した私たちから見れば、
大したことではないなと地震慣れみたいになっていますが、

 

いつ何が起こるか分からないし、

突然くるのが大地震ですから、

備えだけはあなたもしっかりしてくださいね。