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「熊本地震」ペット同行避難 非常時はまず人が優先でやむを得ない?

最初に震度7を観測した大地震から2週間を迎えた我が郷土で起きた「熊本地震

 

余震かなと感じる揺れがまだ時折あり油断はできませんが、
14日以降の地震による直接の死者は49人。
南阿蘇村では依然1人が行方不明で、警察などが捜索を続けているんです。

 

早く見つかるといいですね。

 

そして、
27日午前9時現在で506カ所の避難所には約3万9700人が避難されているんですね。

 

その中には、
ペット連れのため避難所に居づらく、
車中泊など不便な生活を強いられている人たちもいるんです。

 

混乱が落ち着いた今ではペットと「同行避難」できる動物病院や専用テントが現れ、
一時預かりなど支援の動きが出てきているんですが、
まだまだ人手や場所が不十分など課題も多いんですね。

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普通に考えてペットは家族とはいうけれど、
衛生面では(排尿・土足の問題など)やはり問題が多いのではないかと思うし、

 

アレルギーがある人は我慢できないし、
犬が怖い人は猛獣が居るのと同じですし、
また好き嫌いもあったりしますので、
可哀想だけど避難所にはさすがに連れていけないと思う人が大半と思うんですよ。

 

万が一噛んだり、引っかいたりして人に危害を加えたら大変ですし、
「うちの子は噛まないから大丈夫」というのは、
災害を経験して余震などで神経過敏になっているペットには当てはまらないかもしれませんよ。

 

今回は熊本での大地震だったですが、
この日本では天災はいつでもどこでも平等に起きますから、

 

ペットを飼っている方は、
動物愛護管理法を管轄する環境省の、

『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html

という冊子をウェブ上に掲載していますので参考にされることをお薦めします。

 

この冒頭で

『これまでの大規模災害の経験から、
飼い主とペットが同行避難することが合理的であると考えられる様になってきている。
しかし、同行避難のためには、飼い主の日頃からの心構えと備えについて具体的な検討が急務となっている。』

 

そして、
ペットと一緒にいるときに災害が発生して、避難しなければならなくなってしまった場合、
たとえすぐに自宅に戻れると推測できても、
大切な家族の一員であるペットを守るため、必ず「同行避難」して下さいとあるんです。
 

「同行避難」とは、
「災害時ペットも一緒に連れて避難して下さい」ということです。

 

しかし、環境省が同行避難を推進していても、
各自治体の対応にはバラつきがあり、
避難所によってペットを受け入れてくれるかどうかは不明なんですね。

 

実際、熊本では、
「ペット同行で避難所に入るのを断られた」と、
動物愛護団体ドッグレスキュー熊本(菊陽町)には、
そんな相談が600件近く寄せられているそうですよ。

 

こんな風に同行避難したのに避難所で受け入れを拒否された場合はどうなるのか、
あなたも気になると思いますが、
 

現状では避難所の運営をまとめているリーダー的な人物と話をし、
ペット用のスペースを確保してもらえるよう説得するか、
諦めて他の避難所を探すしかないと考えられるんですが、

 

他の避難所を探すのは非現実的ですので、
やはり何とかペットの受け入れを認めてもらうよう説得したいですね。

その場合は他の被災した飼い主さんたちを見つけて声を掛け、
協力して冷静に話し合うということも必要と思います。

 

また、
説得材料としては人用スペースとペット用スペースを完全に分けることや、
飼い主さんたちが全員で協力して衛生管理を十分に行うことなどを条件に、
諦めず粘り強く話し合いましょうね。

 

非常事態だからこそ、
感情的になったりしないで周りと協力することがとても大切ですよ。

 

過去の大災害では避難所へ入れなかったり、
自ら周りへの迷惑を考えて車中で生活をし、
エコノミークラス症候群で命を落とした飼い主さんもいたことがニュースで報じられましたね。

 

このような事態を防ぐためにも、
環境省は同行避難を推進しているんですが、

残念ながら今回の「熊本地震」の避難所もそうですが、
末端の自治体避難所に浸透するまでには、まだしばらく時間がかかりそうなんです。

 

幸運にも避難所へ同行避難できても、
その後の仮設住宅の問題があることは、
環境省も『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』の中で指摘しているんです。

 

ペットと一緒に住める仮設住宅へ入れればいいのですが、
ペット不可の場合はペットの預け先も考えておかなければなりません。

これは仮設住宅を出た後もついてまわる問題で、
ペット可の物件に住み替えられるかは分かりませんからね。

 

遠方に住む親戚や知人などに相談しておくことは、
ペットを守るためにも必要なことですね。
 
厳しい状況だとは思いますが、
そこまで考えておく責任が飼い主さんにはありますからね。

   

それから、
ペットとはぐれてしまった際は、
まず市町村など自治体の動物愛護センターや、
保健所、警察など公的機関に届け出ることを優先してくださいね。

ペットと一緒に撮影した写真が残っていれば、
飼い主を特定する際の貴重な資料になります。

 

またSNSなどで情報を求める際は、
『いなくなりました。助けてください』と載せるだけでなく、

いなくなった場所やペットの写真、特徴などのきちっとした情報を記せば、
保護するための参考になります。

 

あなたが室内で飼っているペットでも、
はぐれた際に備え、首輪(鳥の場合は足輪)に連絡先を書いた「迷子札」を付けて、

はぐれたペットが痩せて首輪が外れる可能性もあるので、
犬や猫には個体識別用のデータが入っているマイクロチップの埋め込みも良いかも。

 

それから現在、
熊本県益城町総合体育館芝生広場にてNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が、
ペット連れの被災者専用の避難所として、大型テントを設置しています。

 

ペットと飼い主がテント内で一緒に寝泊まりすることも可能で、
犬・猫用のえさ、リード、ケージなどの物資も用意しています。

 

ペット連れで避難所に行くことをためらっている被災者の方は、
車中泊によるエコノミークラス症候群が相次いでいるので、
足を伸ばして寝ることができるテントをぜひ活用してくださいね。

 

そして取り残されたペットの救助や救急治療を行う獣医と動物看護師らのグループ
「VMAT」(災害派遣獣医療チーム)のメンバーも熊本県内に入り、
被災状況を調査しているそうです。

 

☆ペットに関する相談を受け付ける主な団体として

・竜之介動物病院 096-363-0033 http://www.ryunosuke.co.jp/

・ピースウィンズ・ジャパン 0847-89-0887

・ドッグレスキュー 096-233-911

熊本市動物愛護センター 096-380-2153

熊本県健康危機管理課 096-333-2239

熊本県獣医師会 096-369-7807

・福岡県獣医師会 092-751-4749

鹿児島県獣医師会 099-252-6128

 

そのほかには、

・Coo&Riiku熊本店 https://www.pet-coo.com/cgi-bin/index.cgi

 ペットホテルでの無償預かりやペットシーツやフードの無料提供などのほか避難所へのフードやシーツの支援も

・老犬ホーム http://plaza.rakuten.co.jp/roukentop/diary/201604210000/

 熊本県にあるワンコの介護ホーム、老犬ホームが
 5月末まで地震被災したワンコを1日千円で預かっていらっしゃいます

・イオンペット大牟田店 http://www.aeonpet.com/

 車中や避難所に避難されている飼い主さんを対象に2週間(応相談)
 ペットを無料預かり。その他健康相談も

・日本ペットサロン協会 https://www.japanpetsalon.org/topics/newslist_detail/41

 日本ペットサロン協会では熊本県被災地周辺のトリミングサロンやペットホテルの一覧を後悔されています。
 (無償とは限りません)

・東京都獣医師会 http://tvma.or.jp/news/2016/04/post-34.html

 東京都獣医師会では、熊本地震被災され、
 東京都内に避難されている方のペットの一時預かりを行っていらっしゃいます

・にゃんだーガード http://porkporkpork.blog120.fc2.com/blog-entry-2268.html

 福島県でシェルターを構えるにゃんだーガードさんが10匹まで熊本で被災した猫の無償預かり受付。
 一応半年をめどにと言うことですが、その後も応相談可

・神戸セラピードッグ協会
 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=251716355174172&id=100010074275140&pnref=story

 頭数に限りがありますが大型犬も受け付けていらっしゃいます

・ねこさま王国 http://blog.livedoor.jp/ariko602/archives/52389161.html

 被災動物の救済活動も熱心にされている福井県のねこさま王国が
 熊本で被災したペットの預かりや支援を開始されました。
 問い合わせ先はリンク先に掲載されています

・J-Taz'sさん(元UKC JAPAN)http://ameblo.jp/dog-rescue/entry-12150632167.html

 福岡県に拠点を構えているJ-Taz’sが地震で行き場のないワンコの受け入れ開始。
 J-Taz’sさんは東日本大震災の際にも精力的に被災動物を保護&受け入れされている
 信頼の置ける団体です。

参考になれば幸いです。

 

いずれにしても動物や生き物を飼うことをもっと重んじた方がいいと思いますよ。
災害の時にどうか?
例えば小さい子どもを抱えてペットまで避難所生活が出来るかなどです。

 

お店や街で見かけたら可愛いし癒やされる気持ちもわかりますし、

実際私も一時は犬を7匹も飼っていた愛犬家なんです。

だけど、

今はこのような災害にあった時に責任がもてないので私は飼えませんが・・・。