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「待機児童」これを何とか出来る党はないの?

今に始まったことじゃないのにいつまでこんな状態なんだろう、
これだと出生率あげるのは至難の業ですね。
1億総活躍なんて夢のはなしかも。

 

というのは、
認可保育園に入れるかどうかの結果が自治体から届く時期になりましたが、
不承諾通知を受けた親たちの怒りの声があちらこちらから上がっているそうなんですね。

 

この記事のコメント(2583件)の一部を引用すると、

 

・税金を納めていて家族が悲鳴をあげているのに、政府は何をしているのか。
 1日400回LINEができる時間のあった不倫議員の多額の給料が税金だったと思うと本当に腹が立つ。

 

・お金(税金)の使い方が、色々と間違っていると思う。
 消費税を上げるのも止めて欲しいけど、
 どうしても上げるなら、せめてもっと必要としている所に使って欲しい。

 

・男の育休が出来るのは公務員とか一部上場企業くらいのものでしょ。
 大半の中小企業は日給制で、働かないと給料が貰えない。
 本当に保育園を必要としてるのはそういった低所得者層なのに、
 国も自治体もこの記事書いた奴も、その辺が分かってない。
 理想はいいから現実に見合った制度を作っていくべきでしょ。

 

・保育士が足りないのが、まず第一の問題。
 いくらハコモノを作っても人は育たない。介護士と同じような問題。
 看護士の海外からの研修生の問題も同じだが、今の日本ではきつい仕事には応募がない。
 税金で給与を払う公務員、NHKの職員などの高収入を、最低賃金にして、
 介護、看護、保育士、教師の賃金をあげたらどうだろう?

 

・本当、母親って大変。その他に、役員もあるんだよ。
 地域に学校に保育園。大変すぎる。
 役員できないなんて言えば、みんな忙しいのにやってるの一言。
 助け合いなんてものはない!

 

・もう少し保育士さんや介護士さんの給料あげてやらないと、
 政府がどんなに大きな掛け声を上げても働く人が集まらなきゃ無理でしょう。
 国や地方の議員さんを20%程度削減すれば、財源はできるでしょう。

 

・首都圏に住んでるけど、指定外や無認可なら入れる場所割とありますよ。
 その代わり保育料はお高いですが。
 本当に復帰したいならそっちでもいいような…。
 まぁ収入<保育料なら自分でみるってなりますよね。

 

・男並みに働いて家事もして・・なんて考えると
 結婚しても子供を産むことにリスクを考えてしまうのも不思議ではない。
 普通の基準が昔より高い気がする。それに伴い子も親もゆとりがなくなった気がする。
 保育園を増やせばいい、だけの問題でもないのでは?とも思う。

 

・保育園足らないのは今に始まった事ではないし、
 うちの会社も参入して保育園三つ程都内に作ってますけど、
 国の認可がおりなかったりと大変です。
 土地を確保しても周辺の住民の反対もあり、騒音問題を考慮して建設費用も大きくなるばかり!
 何よりも人材の確保が大変です!

 

・逆に地方は保育園空きがあっても仕事がないんだよね…。
 この問題、保育園に入れなくて困っている人、仕事がなくて困っている人、
 トータルで考えていかないと、少子化はどんどん進むような気がする。

 

・保育園増やしたって、保育士がいないのでは…。
 現役保育士ですが、給料安いし残業多いし家に持って帰る仕事は多いし、大変ですね。
 待遇改善を求めたいのはもちろんですが…
 それより何より、
 日本の社会がせめて2才までは基本的に母親が子どもと過ごせるような仕組みや
 バックアップをして欲しいと思います。
 気になる子は保育年数、保育時間の長い子どもが多いように思います…。
 ざわざわした中で過ごすよりゆったりと過ごせる時間って大事なんだなととても思いますね。

 

とほんの一部ですが色々な意見が出ていますが、
根本となる原因も一つではないため、むずかしい問題かもしれませんが、

 

横浜市川崎市では待機児童0を実現しましたね。
そういった待機児童ゼロを成功させた自治体の対策や解消方法などを参考にするのも良いでしょうね。

 

またコメントの中に保育士を増やしたらという意見もありましたが、
保育士を増やしても待機児童はそれほど減らないと思うんです。
 
保育士一人が面倒をみることが出来る子どもの数は、
0歳児が3人まで、
1から2歳児は6人までとなっていて、

3歳児は20人まで、
4から5歳児が30人となっていますが、

 

子どもは毎年同じ程度の人数が生まれますから、
例えば学年ごとに60人受け入れる保育園があったとして、

4歳児5歳児の保育士はそれぞれ2人、
3歳児は3人に対し、
1歳児2歳児はそれぞれ10人、
0歳児は20人も必要なんですね。

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この記事の中にも出てくる「認可保育所」と「認可外保育所」はどう違うのか調べてみると、

まず「認可保育所」は、
児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が認めた施設整備、職員組織などの設置基準をクリアして、
都道府県に認められた施設で、

 

この「認可保育所」には2種類あり、
市区町村が運営する公立保育所と、
社会福祉法人などが運営する民間保育所(私立)がありますが、
どちらも公費により運営されているようです。

 

そして「認可外保育所」は認可保育所以外を総称して呼ばれているみたいで、
公的な援助を受けている施設から、全く援助を受けていない施設まで様々みたいなんですね。

 

では、利用者にとって、認可と認可外では何が違うのでしょうか?
大きく違う点として、入園への申し込み方法と保育料、そして開園時間が挙げられるんですね。

 

1.入園への申し込み方法の違い

認可保育所」への入園は、区市町村が一括管理しています。

「認可外」の場合、申し込みは園に行い、保護者と園とが直接契約を結ぶ形になっています。

 

2.保育料の違い

認可保育所」では世帯収入により段階的に保育料が決められており、区市町村が徴収します。
 
「認可外」では園が自由に設定し収入による違いがないため、高くなりがちです。
(ただし、認証保育所など地方自治体が定めた基準を満たした地方単独保育事業の園では上限が決められています。)

 

3.開園時間の違い

認可保育所」でも22時までの園ができ始めていますが、
 多くの保育所では延長保育は午後7時~7時半頃までが一般的。
 
 「認可外」では夜間や24時間対応している園もあり、時間は様々です。

 

ではどちらがいいのかというと、
一概にはいえないんですね。

 

認可保育所」では設備・人手などの基準や保育料は園によっての違いはなく、
保育内容が私立園によって差がある場合がありますが、
その差は保育内容くらいで、他は統一されています。

 

一方「認可外」ではハード面から違っており、質も料金も様々となっているんです。
更に地方単独保育事業の施設もあり、
判断が非常に難しいですね。

 

ただ子どもの月齢が低いほど、「認可保育所」が良いみたいで、
基準をみたしている認可保育所の方がハード面で安心でき、
保育料も所得に応じて料金が決まるので、負担も大きくならないはずなんですね。

 

だからといって認可外をお勧めしないというわけではありませんよ。
認可外では人数が少ない小規模保育の特性を活かして細やかな保育をするところもありますし、
独自のサービス展開をしている為、わざわざ認可外を選んでいる家庭もあるんです。

 

そんな2種類の保育所があるんですが、
やはり「待機児童」は多いんですね。

 

我が郷土熊本市で見ると、
平成27年4月現在の待機児童数が397人と確定して、
まだ多くの待機児童が存在しているんですが、

 

その現状を危機的状況と受け止め、
現に待機となっている児童への入所業務を強化するなど緊急的な対策を講じるとともに、
計画的に保育の受け皿や保育士の確保など待機児童対策を行っているんですね。

 

また熊本市待機児童支援助成事業というのもあり、
これは認可保育所等の入所要件を満たし入所申込を行っても入所できず、
月単位で認可外保育施設を利用している家庭の経済的負担を軽減することを目的とした事業みたいで、

補助金額は認可保育所等の保育料の階層区分に応じて、
月4,000円~18,500円を上限とした補助金を支給しています。

詳しくは↓
https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=2426&dan_id=1&set_doc=1&set_file_field=5

 

この記事の世田谷区の約3000人とでは熊本市の入園できない待機児童と比べると、
少ないかもしれませんが、
人口比で見るとあまり変わらないかも。

また、
多い少ないは別として「待機児童」を持つ親御さんの苦労は一緒ではないかと思いますよ。

   

ところで、
この「待機児童」という問題をどこの政党でも積極的にやらないかというのを、
ある政治家がブログに載せていたので引用すると、

「待機児童問題は、まだ政治家を突き動かすほどの脅威になっていない」

だそうです。

 

「私が経験した「世論が議会・政治家を動かした」例を挙げますと、
わかりやすいところではあの「セクハラやじ問題」があります。
あの時はわずかな新聞取材から始まり、一社のテレビカメラが来たと思ったら、

後追い取材が次から次へと入ってあっという間に世論が燃え上がり、
まったく動く気配のなかった議会を劇的に動かしました。

 

比べて、待機児童問題はどうでしょうか。

実際に私たち政治家が駅前に立ってこの問題を訴えても、反応はほとんどありません。
チラシを受け取る若い世代は、本当にごくわずか。

高齢者対策の福祉問題をマイクで演説して、
その内容をチラシにした方が比べ物にならないくらい反応が良いし、
それは投票率にも如実に現れています。

 

杉並待機児童問題の時に
「子どもは本来家庭で面倒を見るもので、社会に押し付けるべきではない」
 「待機児童親は『お願いです。私達の子育てをどうか手伝って下さい』というのがマナー」

という発言で大炎上した保守系の議員が、
次の選挙でも盤石の得票数で当選するのが実態なのです。」と。

 

こうした待機児童問題を上手くかわして、
積極的な発言や対話を避けながら過ごす議員たちが沢山いるそうで、
それどころか、
議会の過半数を占めているのはそうした議員たちだそうですよ。

 

子育て支援に取り組みます!」
「今年は保育所を、なんとか1つ増やして公約実現しました!」

などというごまかしだけで、
選挙を乗りきれると考えているのが政界の実情なんです・・・と。

 

これはおそらく国会議員も地方議員も一緒でしょうね。
だからコメントにもあった、
歳費を20%程度削減すれば、財源はできるでしょうという声が出てくるんでしょうね。

 

この待機児童問題を放置している人も政治家なんですが、
中には待機児童問題に一番取り組んでいる政治家もいます。

そんな政治家を応援しましょうね。

 

あなたのお住いの自治体の議員の中に、
たぶん一人くらいは待機児童問題解消や教育の質向上を公約に掲げる議員がいるはずと思いますので、
その方の名前を、よ~く覚えて、

 

そして街頭演説などで見かけた際、
「待機児童問題に取り組んでいるあなたを応援しています!」といったエールをおくると、

 

その政治家は、
「自分がやっていることは正しいんだ」という自信を得られるとともに、
待機児童問題についてさらに真剣に取り組んでくれるかも。

 

でも保育園を増やしたり、人員を確保するのも大事かもしれませんが、

なるべく保育園へ預ける期間が少なくなるよう(未満児をなるべく家庭でみれるように)、

余裕をもって家庭で子育てできるような取り組みも同時に必要になってくると思いますよ。

 


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