美ビルド・ネットの熊本はてな?

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サル験担ぎに熊本で会いにいけるサルは?

明けましておめでとうございます。

 

なんだかせわしいなあ~と思った昨日までだったですが、
当分は地球の自転だとか公転といった天体の動きが収まることはないらいしいので、
季節は否応なく変わりますね。

 

去年も今年中に終わらせなきゃとあせったり、
目覚まし時計を鳴らして嫌々起きる、

というのは人間が勝手にやっていることだから、
時計とか暦の概念を捨てれば楽になれるかも・・・。

 

と言いつつも人間は安心を得るために験担ぎに走りますね。
そんな新年の験担ぎはサルとたくさん会ってみましょうか。

 

去年も熊本市の南区・中央区・西区、そして大津町引水付近の住宅街に、
サルが出没したみたいですが、

 

行くといつも会えるサルといえば、
熊本市動植物園」の「モンキーアイランド」や「サルたちの森」などで、
世界各地から来た10種のサルが見られますよ。

 

キンシコウやリスザル、マントドリルなど個性豊かなサルと会いましょうね。
ちなみに住宅地に出没しているサルはハナレザルだそうです。

 

また「阿蘇猿まわし劇場」もありますね。

阿蘇郡南阿蘇村大字下野793 ☎0967-35-1341

入場料:大人1080円 中高生850円 子ども600円

 

12年に一度の申年の主役として緊張しているという「おむすびくん」(3歳)がいます。
特技は女性に黄色い悲鳴をを上げさせることだそうです。
冬休み期間中は1日7回公演があるからうれしいですね。

 

同じ阿蘇には「阿蘇カドリードミニオン」もあります。

阿蘇市黒川2163 ☎0967-34-2020

入園料:大人2400円 小中生1300円 幼児700円

 

チンパンジーのパンくんとプリンちゃんのお披露目がスタートするそうで、
またプードル犬とのコンビ「ブーキーズ」を組むニホンザルのカイくんと、
‘猿‘起(縁起)かつぎゲームも楽しめるんですって。

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生きているサルではありませんが、
「大津日吉神社」は神猿(まさる)がお出迎えをしてくれますよ。

サルが神(日吉大神)の使いとされ、
狛犬ではなく夫婦の「神猿」が出迎えてくれるんです。

 

このサルは夫婦仲が良く子だくさんとされ、
また境内にある子抱き猿(山王神猿)も夫婦円満や安産に御利益があるそうです。

宮司がデザインしたサルのお守りなど、
かわいいサルづくしの神社みたいですよ。

菊池郡大津町大津2184-1 ☎096-293-2064

 

また「木の葉猿窯元」が玉東町にありますね。

玉名郡玉東町木葉60 ☎0968-85-2052

1300年前から伝わり、魔除けの縁起物でもある
郷土玩具「木の葉猿」の窯元なんです。

 

手びねりで焼かれるサルたちの素朴な表情がキュートって評判ですよ。
あなたもご存じの「見ざる・聞かざる・言わざる」などの伝統的な形に加え、

注目は干支飾り「平成の祈り」。
玉東町の古屋敷から出土した古いサルの像を模した形は、
あのラグビー五郎丸選手の拝みポーズに似ているという話もあるそうですよ。

 

その他に、

「噴水猿」山田日吉神社玉名市山田)

 「山田の藤」で有名な神社の池に、日吉の神の使いであるサルの噴水があるそうです。

 

「交通安全猿」(西里地域コミュニティセンター横の歩道)

「酒飲まざる、飛ばさざる、眠らざる」の三猿が交通安全を見守っていますよ。

 

論語猿」本妙寺熊本市西区花園)

清正公をまねて飼い猿が論語を筆で塗ったという故事から、
像の頭を撫でると勉強好きになるという言い伝えがあるそうです。

 

「マンホール」(JR木葉駅南口近く)

木の葉猿の町・玉東町には、
「見ざる、聞かざる、言わざる」のモチーフのマンホールがあちこちにあるんです。

   

ところでサルの言い伝えがあるのをあなたはご存じですか?

 

これは球磨郡相良村熊本県内の野生ニホンザルの生息地で、
昔からサルと人が深く関わりながら生活してきた土地なんですが、

サルを大切にする山の文化と、
魔除けや薬として有効活用する里の文化、
この2つが混ざり合った興味深い伝承なんですね。

たとえば、

・サルを「サル」と呼んではいけない

山仕事を行う人の中では、
「幸いがサル(去る)」ことを避けるため、「サル」と呼ぶのはタブーだそうです。

代わりに、
「山のあんちゃん」などと呼ぶそうですよ。

 

・サルは神の使い

魔がサル(去る)という語呂から、
神の使いや馬屋の守り神、山の里をつなぐ大切な存在とされているそうです。

 

・犬がサルを追うとバカになる

猟犬がすばしっこいサルをどこまでも追い続けてしまうことから。

 

・「サルの手」は魔除け

サルの手は「お産によい」「魔除けになる」「サルにカッパは勝てないから水難事故がない」
などと縁起物として重宝され、
実際にサルの手が残る家もあるそうですよ。

 

・サルは万能薬

戦前まで、全国的にサルの肉や「サルの黒焼き」が
女性の万能薬として売られていたそうで、
石川県には「秋ザルは嫁に食わすな」ということわざもあるそうです。

 

2016年の干支でもある丙申(ひのえ・さる)。

丙・ひのえ・・・・陽気の発露。

申・さる・・・・・陰気がその年を支配。

 

さらには、
申・さる、という漢字は「申(もう)す」、つまり告発する、申告する、とも言うそうです。

 

つまり、隠れていたことが、隠されていたことが、
勇気が起こった(怒った)人々の発露(丙・ひのえ)により公表・発生し、
陰気・申・さる・猿(見ザル・聞かザル・言わザル)が支配して行く年だそうですよ。

 

やはり、
テロや革命的な要素に注意してくださいね。

 

また、
丙申(ひのえ・さる)の方向・・・・・南西方向・南シナ海での紛争にやはり注意が必要です。

 

それでは、
あなたも今年も明るく、頑張って生きましょうね。