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マクドナルド再建 感覚的には20年は浮上できないイメージ?

ペヤングは、問題が起きたら即座に対応してあっという間に復活しましたが、
日本マクドナルドは期限切れ鶏肉使用や異物混入など不祥事が続発して、
なかなか客離れに歯止めがかからないですね。

 

やはり一回、悪いイメージがつくとなかなか払拭されないかも。
鶏肉問題があった時にサラ・カサノバ社長の「我々も被害者」発言がまずかったですよね。

最初の謝罪が客向けではなく株主向けだったし、
あれで客離れが加速しましたからね。

 

感覚的には20年は浮上できないイメージです。 
なんとなく「嫌なら見るな」のフジテレビと同じ道を歩いているように感じますが・・・。

 

そして、
マクドナルドが、筆頭株主として約50%を握る日本マクドナルドホールディングス
株式の一部売却を検討していることが12月22日に分かったそうで、

出資関係が見直されれば、
サラ・カサノバ社長の進退問題が浮上しそうだと言うんですね。

 

今の「マクドナルドの低迷を招いた張本人」は、
サラ・カサノバ社長では無いのはみんな知っているんですが、
彼女でなければ、もう少しマシだったかもという考えも少しはあるんですよね。

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では日本マクドナルドはなぜ経営がだめになったかを調べてみると、

 

まずフランチャイズ展開が失敗してアメリカ本体の資本が入って以降、
負の連鎖なのが大きいのかもしれません。

本体の経営陣はアメリカで効果のあった策を日本で展開しましたが、
悉く失敗したのは日本市場≒日本人の嗜好を無視し続けた結果でしょうね。

 

そして初代社長時代に売れなくなった事あせり、大幅に販売価格を下げましたね。
ユニクロも同じですが、
マクドナルドは自ら「安くて当たり前」のイメージを消費者に植え付けたんです。
 
他のファストフードよりも安い、
と言うのは戦略として日本マクドナルドが行って来たことであり、
長年自らに纏ってきたイメージは自ら作り出したものだったんです。

 

そして2代目社長はイベントの発信力も強く日本国民の踊らされた為に、
ある程度の利益を維持できたんですが、

 

業績が悪くなると回復の為に、
チェーン店をFC店に売り利益が出ると同時に価格を徐々に上げて行ったんですけど、
100円で当たり前の商品をマクドナルドで200円だと、
消費者は高いと感じるのは当たり前ですよね。

 

特にマクドナルドの顧客の年齢層をみると、
価格が安い時期の利用した20代~10代の中高生が多いから
少々の値上げでも物凄く高く感じてしまうんです。(私も足が遠のきましたが)

 

消費者心理は「同じくらい出すならモスで食べる」となりますね。
そこは、「安くて美味しいもの」では無く、
「美味しいものより安いもの」で選ばれていたです。

 

モスバーガーの様にデフレに呑まれること無く安定した商品を提供してきた他業者と、
価格帯を近くすればするほど、
食品としての魅力の無いマクドナルドは消費者の選択肢から自然に外れていきますね。

 

そして2年連続で利益が減り3代目の外国人女性サラ・カサノバ社長が誕生し、
マクドナルドの自社商品について成分表示を詳細に公開したりしますが、

その公開は何が安全なのか怪しい不安を公開した結果になり、
子供を持つ(まともな)親であれば「食べさせたくない」ものとなったんですね。

 

また全店禁煙としたことで、
安いコーヒーで粘れるサラリーマン層も離れてしまいましたね。

やることが全て裏目に出るのは、
そこに消費者からの信頼が既に無くなっていると言う事でしょうね。

 

そしてこの頃に中国の賞味期限切れ肉の問題が起きるんです。
この時にサラ・カサノバ社長は頭を下げること無く「我々も被害者」発言した会見を開くんです。

外国では頭を下げると大変なことになるらしいですが、
会見を開くのは日本国内であり外国の常識は通用しないんです。
この件で1回目のイメージダウンが起きるんですね。

 

そして2回目のイメージダウンは異物混入騒ぎ。
あっちこっちとかなりの異物混入がマスコミにより発表されましたね。

 

おまけに日本の政権が変って円安傾向に傾くと輸入食材の仕入れ価格が1.5倍程度の上昇になり、
販売価格を上げることになるんですが、

 

初代社長が安いイメージを消費者に植えつけたおかげで、
値上げが起きたと同時に高いと言うことになり消費者の足が遠くなる原因になり現在に至ってるんですね。
今のご時世にハンバーガーのセットに600円も700円も払えないですよ。

   

ある記事で、
日本マクドナルドの罪は、レストランでもメニューにあるハンバーガーを陳腐な安物食品にすり替えてしまった事」
と言う一文に非常に納得しました。
 
やはり消費者を大事にしないことが全てに影響したのだと思いますよ。

 

ちなみに我が郷土熊本にもマクドナルドの店はたくさんあるんですが、
ウオーキングの途中よく行く「九品寺店」でコーヒーのみを飲むんですが、

 

一時期一杯100円でお代わり自由だったのが、
150円になりお代わりができなくなったんです。

 

しばらくするとまた100円になり、
今度は同じカップなら50円で2杯目が飲めるようになったんです。

 

そして街中にある下通と新市街の角にあるマクドナルドに行った時、
お代わりをしようと50円とカップを出したら、
店長らしき若い男の子が「ここではやってません」と言うんですね。

 

話を聞くとここはマクドナルド直営店らしく、
他の店のことはわかりませんとのことだったんです。

 

同じマクドナルドなのにどうしてこうも対応がちがうのか、
その時からマクドナルドに対して不信を抱くようになったんですよ。(100円という値段の問題ではなく)

 

そして最近のマクドナルドの業績不振のニュースの多さ、
やはり私が感じたような小さな問題の積み重ねが多分にあるんでしょうね。

 

これからアメリカ本国の資本が抜けることで、
どのように変化出来るのか、楽しみではありますね。
 
そして新メニューの投入などで顧客ニーズの多様化を進めているようですが、

まずはメニューの写真と実物が違いすぎるところから改善したほうがいいのでは・・・。

 

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