不明の中2女子無事保護 コミュニティサイトに要注意!
警察もよくみつけたなと思う今回の事件は、保護という結果でよかったのですが、
似たような事件は今後も起こるでしょうね。
今度は今回のように生徒・児童が無事ではない可能性もありますよ。
そもそも中学生にスマホって必要あるのかな?
高いお金を出してスマホを与える親の気が知れないと思うのは私だけ?
というのは、
三重県御浜町で11月から行方不明になっていた町立中学2年の女子生徒(14)について、
三重県警は12月22日に高知市内で発見、無事保護するとともに、
女子生徒を連れ去ったとして、
未成年者誘拐容疑で高知市南金田の波川智央(33)を逮捕したんですね。
デジタルアーツのアンケートによると、
2014年6月の時点で未成年(10~18歳)の59%がスマホを使っているみたいで、
2011年11月には15%未満だったから、たった3年で4倍以上も増えたんですよ。
しかも高校生になると、男子高校生は約86%、女子高校生は約95%にもなって、
10人中、8人以上は使っていることになるんですね。
そしてSNSなどのコミュニティサイトで「まったく知らない友達」を作っているんです。
ちなみにどんなサイトで「まったく知らない友達」を作っているかというと、
1、LINE 45%
2、Twitter 42%
3、Facebook 21%
4、mixi 15%
5、アメーバピグ 10%
5、GREE 7%
6、モバゲー 5%
7、Skype 4%
8、カカオトーク 3%
9、Google+ 2%
とこんな感じで、
「ほぼ毎日」または「週に数回」の頻度で連絡している子が半分以上いるらしんですよ。
そして驚くことに、
未成年がネット上で知り合った人と実際に「会ってみたい」と
“リアル化”を望む人は38.5%と、4割近くの子が実際に会ってみたくなるみたいで、
特に女の子の方がリアル化を望む傾向が高くて、
女子高校生においてはなんと半分以上の56.6%!
これじゃまた犯罪者と会ってしまう可能性がありますね。
このSNSなどのコミュニティサイトをきっかけとした未成年を狙った犯罪は確実に増えています。
しかも、
15歳以下の被害者が全体の半数以上(55%)という被害者の低年齢化しているんですね。
犯行動機は
「児童との性交目的」をはじめとした接触目的が9割以上なんですよ。
コミュニティサイトっは出会い系サイトより周りのみんなが使っているイメージがありますから、
警戒心も低くなっているんです。
そんな油断につけこんで犯罪者が忍び寄ってくる・・・。
これを少しでも防ぐために、
「青少年インターネット環境整備法」という法律で、
18歳未満の子がインターネットを使う時には、
「フィルタリング」という機能を使用義務付けられているんですね。
この携帯電話会社が提供するフィルタリングを利用すれば、
無線LAN接続でも有効となるフィルタリングや子供の学齢に応じたレベル設定や、
カテゴリー別の閲覧可/不可の選択が可能なんですよ。
ただ「フィルタリング」の使用率が増えてきているとはいえ、
まだ半分以上の未成年は使っていないので安心できないんですよ。
「フィルタリング」を使っていない理由は、
『フィルタリング自体を知らなかった』『使い方がわからない』などの認知不足
『自分や自分の家族は危険な目に遭わないと思う』といった思い込み
『なんでもブロックされるので不便を感じる』
『設定が難しそう』
だから「フィルタリング」の設定を確認するとともに、
成長に合わせて子供と話し合いをしながら適切に変更をしてあげるといいかも。
もしこの「フィルタリング」を使わないなら、
「なぜ、このサイトやアプリを使ってはいけないのか」を考えることが無くなるから、
「何が危険か」
「どう対処すればいいか」
がわかりませんから、いつ被害に遭ってもおかしくない状況が続くことになるんです。
ですから子供にスマホを持たせるあなたは、
「出会い系サイト」ではなく「コミュニティサイト」との接し方について教えるよう心がけてくださいね。
また総務省の、
「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」http://www.soumu.go.jp/main_content/000319960.pdf
というのがあるんですが、
その中に我が郷土熊本県の熊本市立江南中学校の「江南ルール」というのもあるんです。
2014/07/15 学校採択された 「新 江南ルール」江南中学校生徒会「江南ルール」推進委員会
「江南ルール」
情報社会において「大切な人」を傷つけてしまった時
あなたは責任を負えますか?
ルール1 健康を守ろう
・10時以降は、情報通信をしない
・寝るときは、極力電源を切って、返信や投稿をしない
ルール2 友情を守ろう
・見た人が傷ついたり不愉快に感じたりする言葉は使わない
・悪意のあるグループを作らない・入らない
・相手の身になって考える
ルール3 プライバシーを守ろう
・個人情報をネットに載せない。(画像・氏名など)
・誰にでも見せられる情報・言葉しか書き込まない
・ 知らない人からの書きこみは無視する
その他に、
神奈川県 鎌倉女学院高等学校
福井県 敦賀市立気比中学校
兵庫県 猪名川町青少年健全育成推進会議
沖縄県 沖縄県内57高等学校の生徒代表者
などの向上事例集がありますので参考にしてくださいね。
でもこんな参考になるのがあるにもかかわらず、
あなたは我が子にスマホを持たせるべきか悩むかもしれません。
なぜ悩むかというと、
スマホ所持の肯定派と否定派の両方の意見に納得できる部分があるからですね。
たとえば、
・肯定派の意見
「友だちとのコミュニケーションツールとして必要だと言われたら、確かに我が子だけ持っていないのはかわいそう」
・否定派の意見
「有害な情報に触れる機会が多くなると言われたら、確かに悪いニュースだって聞くし、
我が子に危険が及ぶことはどんなに小さいことでも避けたい」
と子供にスマホを持たせるかどうか、悩むのが普通なんです。
だから、
たくさん悩んで、その悩んでいる理由をぜひ子どもにも話してあげてください。
そして、
あなたが出した結論への過程を伝えてあげてくださいね。
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