美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

澤穂希引退発表 なでしこジャパンとは言えば澤だった!

結婚したし、そろそろとは思っていましたが歴史に残る選手でしたね!

本当に本当にお疲れ様でした…!

これで一つの時代が終わったみたい・・・。

 

澤穂希(さわ・ほまれ)(37)=INAC神戸=が11月16日、
今シーズン限りでの現役引退を発表したんです。

 

リオ五輪の予選を前に残念ですが、
日の当たらない時代から日本の女子サッカーを支えてきて、
偉大なプレーヤーであると同時に、笑顔の素晴らしい女性でしたね。

 

15歳から37歳の22年間日の丸をつけて世界と渡り合ってきた、
女子の第一人者、澤穂希。(よく「たまき」と呼ぶ人がいますが「ほまれ」ですよ)

 

そんな彼女を名実ともに「スター」たらしめたものは、
何と言っても2011年のワールドカップ・ドイツ大会での活躍でしたね。

 

キャプテンとして出場した澤穂希は、
ボランチながら5ゴール1アシストの活躍を見せ、チームを優勝に導き、

また、日本人初となるワールドカップでのMVPと得点王の二冠を達成し、
日本に「なでしこフィーバー」を引き起こすきっかけを作ったのは記憶に新しいですよね。

 

「10」という背番号と決定力の高さからストライカーやトップ下のイメージが強い澤穂希ですが、
2007年に佐々木則夫監督が女子代表を率いるようになってからは、ボランチを主戦場にしてたんです。

ボール奪取能力が高く、また展開力にも長けているので、
「なでしこ」の攻守の要としてもはや欠かせない存在だったですね。

 

そして今でも女子サッカー日本代表の待遇は良くないと思いますが、
それでもここまでメジャーにしたのは澤穂希の活躍があったからだと思いますよ。

 

たくましいアスリートとしての側面が注目される澤穂希ですが、
ケーキが好きだったり、
振袖やドレスといった女性らしい格好が好きだったり
「なでしこ」らしい一面もあるんですよ。

f:id:ky4490:20151216160327j:plain

その「なでしこ」といえば、
活躍、知名度、そこに至る並大抵ではない努力にくらべ、
年俸が極めて低いということはよく言われていますね。

 

多くの選手の年俸が300万円前後だというのも驚きですが、
欧州リーグへの参加組には協会の「強化指定選手制度」があり、

定期的に「滞在費」が支給されるというのですが、
その額も「半年に1回200万円」なのだそうですよ。

 

では、
日本の女子だけが経済的に厳しい環境に置かれているのかというと、
決してそうではなさそうで、

BBCなど米英のメディアによれば、
アメリカやイギリスの女子選手の給与水準も高くはないそうで、

 

もちろん例えばブラジルのスーパースターであるマルタなどは、
40万ドル(約4800万円)の年収があり、

アメリカのトップFWであるワンバックモーガンなどは個人に企業スポンサーがついていることもあって、
円換算で数千万の収入を得ていると言われているんですね。

 

日本の場合は、
澤穂希だけは企業スポンサーからの収入を含めると、この水準に達していると推定されるんですが、

この4人を除くとアメリカやイングランドの代表選手でも、
円換算で300万円から600万円という水準にとどまっているんですね。

 

テニスやスケートなど個人競技の選手については、
女性のキャラクターなどを含めたパッケージとしての「広告塔効果」はあるんですが、

女子サッカーの場合そうした効果は未開拓だから低賃金。
そんな見方もあるようですよ。

 

でも「なでしこジャパンの経済効果」は1兆円なんて言われましたね。
日本国内の消費活動の半分以上は個人によるもので、
なでしこジャパンの活躍が人々の気分を明るくし、財布のひもを緩めることにつながるからですね。

 

特に、
国内の消費活動の主役である女性の気持ちを牽引する効果が絶大ですよね。
そのおこぼれは選手たちには行き渡っているのだろうか?

 

ところで、
日本サッカー協会の次期会長選挙が来年1月21日に告示され、
選挙となった際は同31日に評議員75人による投票が行われるんですが、

 

現時点では原博実専務理事(57)だけですが、
田嶋幸三副会長(58)にも出馬の可能性があるようなんです。

有力者同士の一騎打ちかと思われますが、
女性会長を望む声があるんですね。

 

その名前に「澤穂希なら人望もある」となでしこのレジェンドの名も挙がっているんです。
受かる、受からないは別にしてこのところ、
サッカーはラグビー人気に防戦一方ですから、
それくらい大きな“変化”がないと、巻き返せないかもしれませんね。

 

もし澤穂希が会長になったら、
女子サッカー選手の待遇を良くしてもらいたいですね。
 
最後に不屈の女・澤穂希の心震わす名言集から、

「夢は見るものではなく、叶えるもの」

 

●関連記事

headlines.yahoo.co.jp