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ロシアとトルコ「集団的自衛権」が戦争を防いでいる?

トルコがNATOに入っていなかったら、ロシアは大規模な軍事介入していたと思う、
今回のトルコに領空侵犯したロシア爆撃機を撃墜した事件。

 

だから日本の安保法案は正しい判断だったと思うのは私だけか?

 

NATO事務総長が早めにトルコを支持したのは懸命だったですね。
ロシアとトルコの2国間での戦争なら、
どっちに分があるか誰の目からみても明らかですよね。

 

あなたもご存じと思いますが「集団的自衛権」とは、
ある国家が武力攻撃を受けた場合に、
直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利ですね。

 

その本質は、
直接に攻撃を受けている他国を援助し、
これと共同で武力攻撃に対処するというところですが、

 

今回のトルコはNATOに加入していますから、
仮に戦争にでもなったら欧米対ロシアの戦いになりますから、
いくらロシアでもそうそうにはトルコには手を出せない感じですね。

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じゃ日本の「集団的自衛権」はどうなっているか。
これもあなたもご存じのように、

 

日本の歴代内閣は「集団的自衛権を保有しているが、憲法9条との関係で行使できない」
との解釈を示していましたが、

安倍内閣は昨年7月の閣議決定で、解釈を変更しましたね。

 

(1)日本と密接な関係にある他国が武力攻撃され、日本の存立が脅かされる明白な危険がある事態(存立危機事態)

 

(2)我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない

 

(3)必要最小限度の実力行使

 

の新たな3要件を満たせば、「集団的自衛権」による武力行使憲法上可能としましたね。

 

これで中国の軍事力増強など安全保障の環境が変化する中、
日本の防衛戦略の幅が広がるし、

 

万が一のときには助け合おうという外交カードを切ることで友達の輪が広がりますから、
日本の外交的な抑止力がより担保されるし、

 

万一侵略を受けた場合は、
ともに戦うことによって侵略をより少ないコストで阻止、
撃退できるという大きなメリットが得られるんですが、

 

この「集団的自衛権」に反対する人たちの言い分は、

 

従来の日本が攻撃を受けた場合という明確な歯止めがなくなり、
ほかの国の戦争に日本も参加することになるんではないかとか、

 

日本防衛のための限定的な容認としながら、
政権の解釈次第で範囲が拡大する可能性があるんじゃないかとか、

 

日本は憲法9条の平和主義の下で経済発展を優先させてきたため、
軍備に金を使わずに済んが、
今の日本には「集団的自衛権」を行使し戦争をする金はないとか、

 

集団的自衛権」の行使容認を、厳格な「憲法改正」ではなく、
簡易な「憲法解釈の変更」で行うことは、立憲主義からの逸脱しているとか、

 

こちらはこちらで納得するような話でもあるんですが、
今現在はこの前のフランスのテロを見てもわかるように、

「話せばわかる」と話し合いで解決できる問題をから離脱してますよね。
(「中には話し合いをしろ」なんていう人もいましたが)

 

今の世界が冷戦時以上の緊張状態にあるような気がしてならない現状で、
戦争法案」なんて言ってまだ反対している人は、
今回のトルコとロシアの問題はどう考えているんでしょうね。

 

今回のトルコに領空侵犯したロシア爆撃機を撃墜した事件。
パイロットには気の毒と思いますが、
まずはお互いに感情的にならないで何が優先なのか冷静に考えて欲しいですね。

 

元はと言えば全部ISISが悪いんだから、
今は外野でいがみ合ってる場合じゃないし、
そんな事しててもISISが喜ぶだけだと思いますよ。

 

ただ、

今後はISISの重要拠点がシリア領内のトルコ国境付近になるかも・・・。

 

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