美ビルド・ネットの熊本はてな?

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子供の貧困対策 親の貧困対策の間違い?

昔の貧乏は、それなりに満足しながら生活してた気がするけど、
今の貧乏って絶望感しかないような気がするのは、私だけ?

 

日本は子供の貧困大国で、
なんと子供の6人に1人が「貧困」に該当するそうですが、

 

やっと政府が子供の貧困解消に向けた政策の一つとして、
「子どもの貧困対策に関する大綱」の中で、

 

「国は国として大綱に基づいて政策を推し進めるが、
それと並行して、
政府だけでなく社会全体で子供を支えていくような運動が必要だと考えた」

 

という考えの中で、
「子供の未来応援基金」を作って寄付金を募るそうですが、
https://kifu.www.nippon-foundation.or.jp/cfsf/index.html

 

この子供の貧困対策についてのコメント(561件)の一部を引用すると、

 

・まず、児童手当なんて無くして、給食費や文房具、教材費を無料にした方がいい。
 頭のいい子は大学まで無料にすればいい。
 結局、児童手当は親が搾取するだけだから。

 

一人親家庭の母親は新しいバッグや携帯電話、靴、服、メガネ。
 新しいものにポンポン変えてる人もいますよね。
 うちの会社にいるひとだけど。
 寄付が本当に必要な子供も居ると思うけど、親自体の質も政府や市役所はよく見た方がいいと思う。
 母子手当も考えもんだと思う。
 親と一緒に暮してんのに、母子手当もらって、税金タダで、保育園も無料で。
 新車乗り回して!
 明らかにおかしいヤツも多いと思いますよ!
 これ読んでいる市役所の人、毎月調査入れた方がいいと思います!

 

・議員削減、議員報酬の削減、公務員給与削減などなど…切り詰めれるところは、いっぱいあるよ?
 税金は「自分達の為のお金」って事でしょうか?
 だから「使いたくない」んでしょうかね?

 

・とにかく教育費とか学費は無料とかできるだけ安くするべきだと思うよ。
 親が駄目でも本人が努力すれば逆転できるようじゃないと、
 親でその子の人生が決まっちゃうようじゃ絶望的でしょ。
 本人が望めば、
 お金がなくても学べる機会を与えられるようにしたほうがいいような気がする。
 やる気があって才能のある子供に機会をあたえ優秀な人材になれば、
 それは社会にとってもメリットじゃないのかな。

 

・これからの時代を背負う子どもになぜしっかりと支えてあげないのか疑問だらけです
 将来、税金が欲しいならしっかり、
 教育を豊かに受けさせ後にしっかりと税金を納められる仕事に就くでしょう
 子どもの心に手を差しのべる寄付金を募ることは悪いことではないけれど
 国が全力で取り組むべき問題なのに
 安易過ぎる発想ですね

 

・子供の貧困が増えてるって言っても原因を突き詰めれば、
 見通しが甘いどころか無計画に出産してる親が増えただけだと思うけど・・・
 シングルにしても離婚が原因が殆どみたいだし、
 結婚する前に相手はこの人でいいのかと真剣に考えるべきだと思う(´・ω・`)

 

・こういう寄付があるとも知らなかったけど、
 高い税金払って、何とか手当も高所得ということで打ち切られ、
 寄付する気持ちにはなれない。
 ギリギリラインで切られた人などもっと悔しいだろう。

 

・結局、いくら政府が金銭的な支援をしても
 企業が朝9時出勤で夕方6時上がりという働き方や
 子供が熱を出した時に席を離れることへ理解やフォローをしてくれないと
 一人親がちゃんとした仕事に就くのは難しいでしょ
 あと、
 貧困の一人親ってもしかして若い時に妊娠しちゃった人が多いんじゃないの?
 もしそうなら、きちんと貞操観念ってのを子供に教える教育ってのも重要なのかもしれない

 

・自分は子供三人育てて子供の同級生とか色んな家庭を見たけど
 そんな驚くほど貧困な家庭はなかったなあ…地方だからなのかな?
 でもネグレクト家庭は確かに多い。

 

・基金結構。マジメな人たちが報われるようにね。
 でも一方で
 スマホにゲーム機ソフト数十本、親はパチンコ三昧。
 児童手当はこのようにして消えていく実態もある。
 こちらももう少し世間に広めてほしいものだが。
 

いろいろな意見が出ていますが、
「正にその通り」とうなずくコメントもありますね。

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このコメントの中で、
「ネグレクト家庭」という言葉を私は初めて聞いたので調べてみると、

 

ウィキペディアより、

児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待のひとつ。
子供に対するネグレクトは、
育児放棄(いくじほうき)、
育児怠慢(いくじたいまん)、
監護放棄(かんごほうき)
とも言う。

また、
ペットの飼育放棄(しいくほうき)に対しても指すことがあるそうです。

 

たとえば、
明らかに暴力をうけている子どもは児童相談所が保護してくれますが、

ネグレクト(育児放棄)のように、
家に食事がなかったり、
お風呂にも入れない子どもがいます。

 

保育園に持って行った弁当がカビだらけだったり、
何日も髪をとかしてもらっていないので、髪を縛っているゴムに埃が溜まっていたり、
夜間子どもだけが放置されている家もあるんです。

 

きっと親は色々な事情から養育が適切にできなくなっているのでしょうね。
室内の掃除も滞り、家はごみ屋敷状態みたいで、

子供を健全に養育する環境ではないのがネグレクト家庭ですが、

 

そういえば、
私も過去に一軒だけ、そのような家庭を見たことがあります。

その当時は、「ネグレクト家庭」という言葉もありませんでしたが、
今はどうなっているんでしょうね・・・。

 

話がちょっとそれましたが、
そもそも今の日本は豊かな国ですよね。

 

私の子供の頃など何十年前と比べれば、全体的に豊かになっていると思います。
学校の給食も教材も、何十年前と比べて豊かになっています。

 

しかし、
相対的に見た貧困の割合は、増加しているそうなんですね。

 

それは失業、望まないパートタイム労働、非正規雇用が増加しましたし、
リストラや倒産、賃金カットなどが相次ぎ、
生計を維持することが難しい世帯が増加したんですね。

 

離婚による1人親世帯、
女性が主な稼ぎ手の世帯、
稼ぎ手のいない世帯の増加などが、
子どもの貧困化を招いたといえるみたいですが、

 

子供の貧困は、
単に家庭にお金がないというシンプルな問題だけではないというのが、
複雑にしているんですね。

 

子供のの虐待やドメスティック・バイオレンス
病気や精神疾患、自殺についてあれこれ思い巡らしたり、
犯罪、破産による家庭崩壊など、
さまざまな複合的な困難が絡まっていることが多いんです。

 

だから、
先ほどの「ネグレクト家庭」や家庭が社会的に孤立しがちになるんでしょうね。

 

ですから、
学校にはがんばってほしいですね。

 

こういう時代だからこそ、
小中学校の公立義務教育学校の役割は重要で、最後の砦かもしれません。

 

給食でだけ、温かい手の込んだ食事を食べている子もいるかもしれない。
学校がなければ、
健康的な運動もしない、芸術にも触れない、読書もしない子達がいるかもしれない。

 

今回の政府の子供の貧困対策や寄付集めなど政治や行政、様々な福祉サービスの充実など、
もちろん必要ですよね。

でも同時に、
その貧困家庭の子達と毎日接している教師達と学校を応援するも大事なように思います。

 

助けが必要なのに、助けを求めない、
求め方がわからない家庭も多くあると思います。

 

学校の教職員なら、
きっかけが作れることもあるのではと・・・。

   

マザーテレサが言っている言葉の中で、

「本当の飢えは、アフリカやインドのような第三世界にはない。

本当の飢えは、東京やニューヨークのような大都会にある。誰にも愛されないという飢えが。」 と。

 

日本では教育にお金がかかるために、
保護者が裕福だと子供の学力が高く、
保護者の収入が低いと子供の学力も低いという結果が出ているように、

 

子供の貧困の根っこにはやはり親の貧困があると思います。

 

子供の将来が生まれ育った環境によって左右されないよう、
貧困の連鎖を食い止める対策に国が本気で取り組むための法律ができていますから、

 

必要なことをただ理念として掲げるだけではなく、
給付型の奨学金の創設や、
保護者が働いて自立できるようにするための支援など、

 

できるだけ具体的な対策を盛り込んで、
そうした対策に数値目標を入れるかどうかと思います。
(子供の貧困対策全体の予算は8742億円は出てますが)

 

政治家の皆さん、
特に維新の党の皆さん、
内紛ばかりするために議員報酬・議員歳費を貰っているわけではないですよ。

 

民間に頼るのもいいですが、

まずは、議員削減・議員報酬・議員歳費の削減が必要かもね・・・。

 

●「なくそう!子どもの貧困」という全国ネットワークの活動しているところもあります。
  http://end-childpoverty.jp/
 
 

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