美ビルド・ネットの熊本はてな?

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中国からイギリスのHSBCホールディングスが撤退するが・・・?

先日、中国の習近平国賓待遇でイギリスを訪問し大歓迎された・・・と。
あなたもニュースでご存じと思いますが、

 

同じ国賓待遇でも違いがあったのをあなたは気づかれたでしょうか?

 

たとえば、
習近平日章旗で出迎えたり、
トイレの前でもてなしたり、
エリザベス女王が手袋をはめ帽子を被ったまま習近平と握手したり(相手が庶民の場合はそうらしい)

 

日本の我が天皇皇后両陛下との握手では素手でかつ帽子も被っていないんです。
オバマ大統領の場合も一緒です。
同じ国賓待遇でも違いが歴然としているんですね。

 

イギリス人って芸が細かすぎて正直分かりにくいですが・・・。

 

そんなイギリスのロンドンに本社を置く世界最大級の金融グループHSBCホールディングスが、
中国から手を引き始めているようなんです。(この会社ばかりに限りませんが)

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この大銀行であるHSBCホールディングスは、
イギリスロンドンカナリー・ワーフに本社を置く世界最大級の金融(商業銀行を主体とする)グループで。

 

英国に本部を置き、
ヨーロッパ、アジア太平洋地域、アメリカ大陸、中東、アフリカにまたがる
83の国と地域に10,000を超える拠点を擁し、
2007 年 12 月末現在 2 兆 3,540 億米ドルの総資産を持つ世界有数の金融グループなんですね。

 

日本における香港上海銀行HSBC グループの母体行である香港上海銀行(本店・香港)は、
日本で 140 年以上営業を続けており、 日本で最も長い歴史を持つ銀行でもあるんですね。

 

HSBCホールディングスは1865年に香港で創設された香港上海銀行が母体で、
アヘンの売り上げを英国に送金するために活用されてきたといわれ、

設立時の役員には、
ロスチャイルドベアリング、サッスーン、ジャーディン・マセソンなどが名を連ねています。

 

そのHSBCホールディングスが、
今年の6月から中国での企業スポンサーを順次中止しているそうです。

 

しかし英国は、
企業の税金が高額なために、
実は数年前まではその中国に本社を移転する話も逆にあったそうなんですね。

 

その理由は、
最大の収益拠点が中国であることと、
原初の設立の発祥地点が英国ではなくて、イギリス人による中国での始まりだったからなんです。

 

ところが今年に入り、
中国の拠点を残したまま、本社はイギリスから中国に移さずに、
米国に本社を移動する可能性がネット上で噂されているんです(その真偽は不明ですが)

 

そして、
その一方で英国では女王陛下じきじきに中国の習近平を大歓待しています。
異例なほどの待遇をもって・・・・・?

 

ここに、コノ世の世界の教訓を見ることが出来ます。

 

つまり、

本当に決別する時は、逆に相手を丁重にもてなす

ということなのです。

 

これが世界での智慧者のやり方なんです。

 

バカ正直な日本人には、思いもよらないかも知れませんね。
「お前のここが嫌なんだ!」
と宣言して喧嘩別れをするのが単純な人かも知れませんよ。

 

考えてみても、
別れたい相手と「別れるための喧嘩」をすれば、
更なる遺恨を生んでろくなことになりませんよね。

 

離婚のケースでも、
「憎み合う喧嘩をしてからの離婚」と、
「相手に感謝をしながらの離婚」では、
最終的な慰謝料の額や条件も変わるかも知れません。

 

ましてや国家同士の場合、
相手に撤退を先に感じさせてしまいますと、
資産没収や、色んな無理難題を言われる可能性が生じますね。

 

だから相手国を逆に超丁寧に歓待した時に、
自国企業の撤退に関する付帯条件を、何気なく他の大型案件の契約書に明記しておけば良いわけですよ。
相手を気分よくさせておいて、自国に有利な条項を盛り込むわけです。

 

日本も、
これぐらいの策をビジネスとしてしたほうが良いのか?
逆に、策をしないバカ正直が、日本の信用であり良い点なのか?
意見が分かれるところですが・・・。

 

でも、西洋の方法は
「相手と握手をしながら、後ろに引っ越し屋を呼んでいる」
ようです。

 

コノ世では、

喧嘩別れする」よりも、

友好状態で密かに逃げる

方法もあるということを知って置きましょうね。(伊勢白山道ブログより引用)