ポケットモンスターはゲーム機の中だけで完結しない？
麻生太郎に「我が国の文化はワンピース、ドラえもん、ポケモンである」
とまで言わしめたポケットモンスター。（今はくまモンもいますが）
来年20周年を迎える「ポケットモンスター」は、、
「スーパーマリオブラザーズ」が30周年、「ドラえもん」は誕生45周年などと共に、
節目を迎えるロングセラー商品でもあるんです。
「ポケットモンスター」は、
あなたもご存じかもしれませんが、
いまでは懐かしい「ゲームボーイ」用のソフトが原点なんですね。
ポケットモンスター（ポケモン）という不思議な生き物を捕まえて育てるだけでなく、
育てたポケモンで友だちと「対戦」したり、
「交換」したりするおもしろさは、
発売当時は斬新な体験であり、口コミを中心に爆発的なヒットを記録したんです。
ゲームソフトから始まったポケモンは、
アニメやカードゲームなど、さまざまな方面にマルチに展開されて、
ポケモン同士のタイプ相性や多彩な技があり、プレイヤーは自分で戦略を練る。
大人になってもその戦略性の奥深い世界を楽しむことができるのが、
ポケモンの遊びに一貫するポイントみたいですね。
日本のみならず海外でもその人気は衰えることなく、
ゲームはもちろんアニメも海外で放送されていますね。
そんなポケモンですが、
海外では「ポケットモンスター」ではなく「ポケモン(POKEMON)」で
統一されているんですね。
ポケットモンスターの本来の意味はその名の通り、
『モンスターをボールに入れてポケットで持ち運びが可能』
なことから由来しているんですが、
本来のポケモンは大きくて、決してポケットに入るようなサイズではないが、
一度モンスターボールに入れれば、持ち運び可能なサイズになるため、
この名前が採用されることになったと言われているんですね。
今では日本でも、
ポケットモンスターではなく、略称の「ポケモン」で呼ばれることが多いですよね。
もちろん、正式名称はポケットモンスターなんですが、
海外では「ポケモン」がそのまま正式名称になっているんです。
実はこれには大きな理由があるんですよ。
それは「ポケットモンスター」の英語の意味なんです。
直訳すると「小さい怪獣」なので、
一体なにが問題なのか分からない人も多いでしょうが、
英語というのは時に直訳とは全く違う意味になる言葉も多いですが、
ポケットモンスターも例外ではなく、
全く異なった言葉として使われているんですね。
それが「男性の陰茎」を意味する隠語。
すなわち、海外(英語圏)ではポケットモンスターという言葉は、
非常に卑猥で公共の場で発していいような言葉ではないみたいなんです。
海外の公の場で「ポケットモンスター」と叫ぶことは、
日本においては学校で「チ○ポ」と叫ぶことと同じになるんですよ。
さすがにこれはまずい、
というわけで海外ではポケットモンスターではなく
「ポケモン(POKEMON)」が採用されているということなんですね。
また、ポケモンファンならご存じと思いますが、
ポケモンではどのシリーズにも共通して、
「伝説のポケモン」と呼ばれるモンスターが登場しますね。
その中でも「レジ系」と呼ばれる伝説のポケモンが
日本の歴史、すなわち戦争と大きく関係しているのではないか？
と言われているんです。
この伝説のポケモン達が出現する地域は「ホウエン地方」と呼ばれ
日本で言うところの「九州地方」にあたるそうで、
レジ系と呼ばれる伝説のポケモンが生息する地域は
・レジアイス→「こじまのよこあな」
・レジスチル→「こだいづか」
・レジロック→「さばくのいせき」
で、現在の日本でいうところの
「長崎」「宮崎」「大分」に該当するそうですよ。
この３地域は戦時中、
原爆や大空襲によって大きな被害を受けた地域なんです。
長崎の原爆投下は有名な話ですよね。
そして、
これら３体を統括する「レジギガス」という伝説のポケモンの生息する位置は
”平和の碑”が置いてある場所と一致するんです。
またレジアイス、レジスチル、レジロック、レジギガス
この伝説のポケモン４体には”レジ”という
あまり聞いたことのない言葉が使われていますが、
このレジという言葉は一体なにを指しているのか？
これは軍用語で”犠牲者”を表す言葉で、
４体の伝説のポケモンは「戦争の犠牲者」を表しているのではないか？
と言われているんですね。
更に、これは少し飛躍しすぎかもしれませんが、
レジ系の伝説ポケモンは共通して格闘タイプに弱く、武力行使が苦手なのでは？
という噂もあります。
レジアイス、レジスチル、レジロックこの３体には名前の他にも共通点があり
それが「LV89で”破壊光線”を覚える」ということ。
キリの良いLV90でいいのでは？と思いますが
この89という数字には特別な意味が込められているみたいなんです。
そう、長崎に原爆が投下されたのが8月9日なんです。
また、3体の鳴き声を繋ぎ合わせると爆弾が落ちた時の音になりますし、
(ヒューン、ピカッ、ドーン的な)
3体の手や足が短かったり、異常に長かったりするのは、
原爆による被害を受けたからみたいなんですね。
ポケモンにおける破壊光線の威力がどれほどのものかは分かりませんが、
8月9日に長崎に投下された原爆の威力は凄まじく、
一瞬にして多くの人の命を奪い
放射能により今尚健康被害に苦しんでいる人が大勢いますね。
「世界で唯一原爆を投下された国」として、この悲惨さや悲劇は決して忘れることはできませんし
後世に伝えなければいけない義務があります。
他にも、
レジ系のポケモンにハートのウロコを使うと「だいばくはつ」という技を思い出したり、
「げんしのちから」という技を覚えたりもします。
それから、これも有名な話ですが、
以前よくテレビにも出ていた手品師のユリ・ゲラーっていましたね。
このユリ・ゲラーがエスパーポケモンのユンゲラーに対して、
名誉毀損として任天堂を提訴する問題があったんです。
これは、スプーンを曲げる超能力系キャラとしてユンゲラーというキャラクターが出たので、
自分のイメージを勝手に使われたとして、
ユリ・ゲラーが訴え、
その額100億円とも言われています。
しかし、任天堂の弁護士が、
「このポケモンは超能力を使うことができます。もし、このポケモンとあなたが似ていると言うなら、
この場で今すぐ超能力を使ってみてください」
と反論し、
その主張に対してユリ・ゲラーは黙り込んでしまったという。
そして、法廷論争は幕を閉じたみたいで、
任天堂が和解金を支払ったのか、
ユリ・ゲラーがそのまま引いたのかはわかりませんが、
その後ポケモンカードには、
このユンゲラーというキャラクターは使用されていないようですよ。
ポケモンに関するエピソードはそれこそヤマのようにありますが、
もっと知りたい方はネットで検索してくださいね。
ポケモンが20周年を迎える来年には、
スマホ向けアプリ「Pokemon GO」の配信も予定されています。
スマホの位置情報がカギになるこのアプリは、
プレイヤーは家の外に出て、実際の街に、ポケモン探しの冒険に出ることになるんです。
ゲームとしてだけでは完結せず、
人とのコミュニケーションの媒介や、新しい世界に出会うきっかけのツールとしての成長が、
プレイヤーを飽きさせない秘訣みたいですね。
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