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五輪エンブレム問題にみる「ネットの作法」って何だ?

今回の五輪エンブレム問題で一番迷惑を被ったのは、
東京五輪のオフィシャルスポンサーではないでしょうか。

 

「大金を払って諸々準備をしていたはずなのに。
勝手に騒動に巻き込まれ、この先どうなるかもわからない」

 

嘆き節だけならいいですけど、
色々な費用もかかっているはずです。

各メーカーの方、気を取り直して頑張ってくださいね。

 

一度火がつくどもうどうしょうもないという、
今のネット社会の怖さも見たような気がするのは私だけでしょうか。

 

ところで、
ネットの作法」って何でしょうか?

調べてみましたが、
ネットの作法」というのを具体的に説明しているのは皆無に近いようです。

 

ただ、
ネチケットは、(ネットワークエチケットを略した言葉)はあるみたいですね。
これは「ネットの作法」を考えるうえでかなり役に立ちそうですよ。

ちょっと長いですが引用します。(ネットのお作法・高橋尚子より引用)


お互いが人間であることを忘れない

 現実の社会生活、コンピュータをネットワークに接続し、
 情報やサービスを提供したり利用したりするときは、勝手なことはできません。

 

 また、ネットワークを利用することで、たくさんの人と出会います。
 これまでの生活で出会うはずがないような人とも知り合うことができます。

 コンピュータに向かうと、目の前には画面しかありません。
 しかし、その向こうには、人間がいることを忘れてはいけません。

 

 さらに、ネットワークというメディアを介することで、
 非人間的な物のような感覚に陥ることがあります。
 ついつい、違う自分になったり、
 普段の社会生活ではしないような言動をとることがあります。

 自分が他人にされてイヤだと感じることは、すべきではありません。

 

相手の時間を尊重する

 電子メールやインターネットは、
 24時間365日いつでもメッセージや情報を発信することができます。
 そして、相手も、自由な時間にメッセージや情報を受け取ります。

 しかし、現代の社会では、大量の情報を受け取り、取捨選択し、
 必要なものを保存しなくてはいけません。
 以前よりも情報を整理する時間が増えています。

 

 生活そのものは、数十年前より道具や機械が開発され便利になり、
 さまざまなサービスを受けられるにもかかわらずです。
 なぜか、現代人は、労働時間が増え、人との付き合いが増え、
 睡眠時間が減り、どんどん自由時間が減っています。

 自分が発信した電子メールやメーリングリストに書き込んだ内容は、
 それを読んだ人の時間を費やしています。
 読んだ人の費やした時間が無駄にならないようにするのは、
 発信者の責任です。

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利用は自己責任である

 インターネットや電子メールのメッセージや情報は、直接、相手に届きます。
 インターネットを利用して情報を受信したり発信するときには、
 それによって生じるリスクや社会的責任や法的責任を自分自身が負わなければなりません。

 地域や会社、学校から発行された利用者IDを使用していても、
 発信したメッセージや情報は、所属する機関とは関係なく個人の責任となります

 

社会生活同様にルールを守る

 現在の多くの人は、生まれたときから、法律を遵守するように教育を受け、
 それに従って生活しています。

 ところが、インターネットをはじめとするコンピュータ・ネットワークの世界においては、
 法律は無いか適用されないと思っている、
 捕まる可能性は低い、などと勝手に思いこんでいる人がいます。

 

 さらに、コンピュータの向こう側にも人がいるのを忘れ、
 顔が見えないから、現実の社会生活よりも低いレベルの倫理基準や行動様式でも
 受け入れられると思っている人もいます。

 コンピュータ・ネットワークの世界でも、法律はありますし、適用もされます。
 違反すれば、逮捕もされます。つまり、その法律を破ることは、違反者です。

 

文字によるコミュニケーションが中心である

 インターネットや電子メールでは、文字によるコミュニケーションが中心で、
 文字が大きな役割を果します。

 したがって、ちょっとした言葉の違いや表現が誤解を招いたり、
 相手を傷つけたり、争いの種になることがあります。

 メッセージや情報を発信するときは、言葉を選んで、誤解を与えないよう、
 相手を傷つけることがないように心がけます。

 

 キーボードとディスプレイを使ってコミュニケーションをしているときは、
 自分が伝えたい意味を相手に理解させようとしても、
 顔の表情や動作、声の調子を変えることができません。

 ましてや、リアルタイムで、相手の反応を見たり、確認することができません。
 コミュニケーションの手段は、書かれている文字だけです。
 それは、自分だけでなく、相手にとっても同じことです。
 相手が理解できるようなメッセージを作成します。

 

自分の立場を把握する

 ネットワークの中がいつも厳しいルールに拘束されているわけではありません。
 自分が参加している場所と立場によってルールやマナーも異なります。
 つまり、
 自分がどんな場所でどんな立場であるかを知るのがかぎになります。

 

 目的がはっきりしているメーリングリストや会議室に参加するときでも、
 全く知らない掲示板などに参加するときでも、
 とりあえず最初は、書き込む前に、よく観察することです。

 流れてくるメーリングリストを読んで、誰がいるのか、交わされる用語や言葉のレベル、
 挨拶などの作法、どのくらい脱線できるかなどを把握します。

 会議室やチャットであれば、その様子を見て、過去に書かれたものを読みます。
 そこに前から参加している人たちがどういう話し方や論理を展開しているのかを見て、
 全体の雰囲気がつかめたら参加します。

 

自分が発信したものはどこかに残る

 電子メールやグループウェアなど、
 コンピュータとネットワークを利用するディジタル化された世界での通信は、
 どこかに必ず、書き込んだメッセージが残されるということです。

 これは、一度ディジタル化したデータをネットワークに流してしまったら、
 世界中の自分の知らない手の届かないどこかへ広がり、保存される可能性があるのです。

 

 電子メールであれば、
 メッセージが経由されたゲートウェイコンピュータやサーバーやそのバックアップに残されたり、
 途中で誰かが取り込んでいるかもしれません。

 つまり、自分が書いたメッセージが、独り歩きをして、誰かに迷惑をかけたり、
 誰かを傷つけたり、また戻ってきて、取り返しがつかなくなる可能性があるということです。

 メッセージを発信するときは、その発言内容に充分気を配ります。

 

いかがだったですが?
あなたも気づかなかったネチケットもあったんではないでしょうか。

 

それから、
関連記事の、
五輪エンブレム問題 声あげない業界、陰謀論に憤り 
中川淳一郎氏「獲物が現れた時のネットの恐ろしさ」は、

あなたが五輪エンブレム問題に興味があるならば、
読んで見られたらいいかもしれません。

 

そのコメントも748件あり、
色んな意見が出てますよ。

 

ところで、
国立といい五輪エンブレムといい、
謝罪もしてないし責任も誰もとってないし、納得できない終わり方ですね。

 


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