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「ふりかけの日」5月6日決定!熊本が「発祥の地」

11/12追伸
今年もふりかけの発祥地・熊本にて、
「全国ふりかけグランプリ2015」が開催されます。(入場無料)

・場所:花畑広場(旧熊本市産業文化会館跡地)

・日時:11月14日(土)15日(日)10:00~17:00

出品ふりかけは、

ドライふりかけ部門 エントリー18種類

ソフトふりかけ部門 エントリー8種類

・会場にてパック入りご飯(投票券付・税込300円)
・会場にご飯の持ち込みはできません。

お問い合わせ:096-227-7501

◇ ◇ ◇

 

“ご飯もちょっとぐらいは食べる”時代に突入した現在ですが、
ふりかけ市場がなぜかいまも拡大し、活況を呈しているんですね。

 

そんなとき、今日のニュースで飛びこんできたのが、

5月6日は「ふりかけの日」─。

 

国際ふりかけ協議会(熊本市)が申請していた「ふりかけの日」が、
一般社団法人日本記念日協会に登録されたんです。

 

毎年記念日に合わせイベントなどを開き、
熊本が「発祥の地」とされるふりかけをPRするにはグッドニュースですね。

 

大正時代に製造・販売が始まり、ふりかけの“元祖”とされる「御飯の友」の考案者、
故吉丸末吉氏の誕生日にちなんで制定した。

吉丸氏は熊本の薬剤師で、当時の日本人のカルシウム不足を懸念し、
乾燥した魚を粉末にしたという。

 

そして今も残るビンの容器に入れて湿気を防ぐためコルクの栓をして
蝋で固着させるのは薬品のビン入りでは使っており、

それを、
ふりかけ」にも応用した発想は薬剤師であった吉丸末吉氏の考案と思えるんですよ。

 


国際ふりかけ協議会はふりかけを東南アジアなど国内外に売り込もうと、
2013年に県内の業者や企画会社などで設立。

それから毎年ふりかけの全国一を決める「ふりかけグランプリ」を開いているんです。

 

ちなみに、

昨年の「全国ふりかけグランプリ®2014」の入賞は、

1位 兵庫県 いか昆布 澤田食品

2位 福岡県 梅の実ひじき 大宰府 えとや

3位 熊本県 納豆ふりかけ 通宝海苔(株)

4位 福岡県 博多辛子めんたい粉 井口食品

5位 熊本県 贅沢ふりかけ 有限会社 住吉海苔本舗

6位 鹿児島県 枕崎かつお三昧 ピリ辛旨味株式会社 丸俊

7位 愛媛県 ふりかけポンズ 旭醤油

8位 静岡県 桜えびふりかけ 磯駒海苔

ふりかけに合うお米:「欒(まどか)シリーズ 極」(株)ゴビット熊本県

イベントには約3万人が来場し、ふりかけの魅力に可能性を感じますね。

 

今年の「全国ふりかけグランプリ2015」は、
熊本にて開催決定し、

今年はさらにパワーアップし、
「ドライふりかけ部門
「ソフトふりかけ部門
の2部門で、それぞれグランプリを決定します!

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ふりかけは大別して、
「ドライタイプ」
「ソフトタイプ」
「瓶入りのウェットタイプ」
があり、

 

最も販売数の多いドライタイプは、
ユーザー調査では「おいしさ」「彩りの良さ」以外にも、
「ドライならではの食感の良さ」が高く評価されているんです。

 

そのふりかけのユニークな各メーカーの商品を紹介すると、

永谷園からは、 
2013年から「超ふりかけ」シリーズ(希望小売価格208円=以下同)を発売。
「焼鮭」「焼肉」など3種類だったラインアップは現在、「うなぎ」などが加わり計5種類に。

中高年に人気が高いのが、
「調味料ふりかけ」シリーズ(122円)。「七味ふりかけ かつお七味」「ゆず胡椒ふりかけ」
など計6種類があり、

ご飯にかけるだけではなく、冷ややっこ、うどん、そばなどにかけて薬味としても使える。
シンプルさで人気を集めている同社の「のりしおふりかけ」(120円)は、
天ぷらのつけ塩としても使えるんですね。

 

丸美屋からは、
「こだわり食感」シリーズ(215円)が発売されている。
「ザクッ!野菜ふりかけ」「ふわっ!海苔かつおふりかけ」「パリッ!海老ひじきふりかけ」の3種類だ。

特に「ザクッ!野菜ふりかけ」は、
ふりかけにしては大粒にカットされた6種類の乾燥野菜がゴロゴロ入っている。
まさに“ザクッ”とした食感とともにご飯を堪能できる。

 

ミツカンからは、
「ふりかけやさい」シリーズの「Rich枝豆」と「Richコーン」(各248円)は、
それぞれ枝豆とコーンの粒を、そのままフリーズドライにしたもの。
カリッとした食感で、素材の味を生かす控えめな味付けになっている。

 

エバラ食品からは、
今月発売したばかりの「サイコロキムチふりかけ」(298円)だ。
タケノコ、レンコン、ザーサイを角切りにしてキムチ味とガーリックをきかせたもの。

 

田中食品からは、
タニタ食堂監修 雑穀混ぜ込みごはん」(250円)だ。
あったかご飯が、12種類の雑穀ご飯に早変わり。
しっかり噛みながら食べることで満腹感を得やすくなり、カルシウムや鉄分も補給できる。

 

ニチフリからは、
「ごはんに混ぜるグラノーラ」(200円)。
麦や大豆など10種類の穀物とココナツやイチゴなど5種類の果物が、細かい粒になっている。

あなたがご存じの商品もあったかと思いますが、

まだまだ地方のメーカーを含めるとたくさんあるんです。

熊本の「御飯の友」も忘れないでくださいね。

 ふりかけ市場がなぜいまも拡大し、活況を呈しているのか。
そのキーフレーズは、
「消費者を常に飽きさせない」ということなんでしょうね。

ラインナップのなかでメニューを増やしたり入れ替えたり、
またパッケージをこまめにリニューアルしたり。

 

あなたも
熱狂的ふりかけファンでなくても「なんか新しくなっている」
という新鮮な印象を抱いて商品を手にするんでしょうね。

そしてこのようなしのぎを削る企業間のシェア争いも、
市場の活況ぶりに拍車をかけているみたいですね。

 

コメを主食としてきた私たち日本人にとって、
「いかにご飯を食べるか」は永年の課題であり続けてきたんです。

ほんの一握りのおかずで、大量のご飯をどうたいらげるか。
日本人は、あらゆる方法でご飯をおいしく食べる工夫をしてきたわけです。

ふりかけは、
そういった工夫の1つということですね。

 

しかし、
大量にご飯を食べていた時代はもはや終焉を迎え、
“ご飯もちょっとぐらいは食べる”時代に突入したわけなんです。

 

そして、さらに以前と違うのは、
ふりかけを50~60代の世代も購入していること。

幼少期からふりかけを食べていた世代なので、シニアになっても食べ続けているのだという。

 

つまり、
シニアふりかけ族”が大量に発生しているということです。

そのため、
調味料ふりかけのような渋い商品が売れているんでしょうね。

 

それから、
昔は、ふりかけというと子供向け商品が多かったのですが、
現在はすっかり大人向けになってるんです。

家計を節約するために会社に弁当を持っていく
サラリーマンの間でも需要が高まっていますからね。
 

ふりかけが、
もはや「おかずがないときに仕方なく食べる代用品」ではないということ。

 

むしろ、
白いごはんをよりおいしく食べるための嗜好品になっているのではないだろうか。

 

50代以上の人たちが、
自分が食べたいものを選んで買っているという気持ちがよく分かりますよ。

 

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