鹿児島桜島噴火から学ぶ熊本阿蘇山噴火への備えは?
9/18 追伸
阿蘇登山禁止10ルート公開
登山規制は阿蘇五岳のうち根子岳を除く
中岳、高岳、烏帽子岳、杵島岳の10ルート。
阿蘇市の仙酔峡や南阿蘇村の湯の谷、高森町の行儀松など
12カ所の登山口と車道1カ所に通行規制の看板を設置し、
外国人登山者向けに英語、韓国語、中国語でも表記している。
草千里や仙酔峡駐車場は利用できるみたいです。
9/14 追伸
14日午前9時43分ごろ、阿蘇山の中岳山頂付近の中岳第一火口から噴火しました。
噴煙は火口から2千メートルの高さまで上昇しているのが確認されたという。
今後の推移は不明ですが、噴火は継続しているもようで、
気象庁は、熊本県阿蘇市や南阿蘇村では多量の降灰があり、
熊本市まで降灰が達する可能性もあるとしている。
北川貞之火山課長は、
「それほど大規模な噴火ではないが、マグマ水蒸気噴火の可能性もある」
などと説明し、
「風下では広範囲に噴石が飛ぶ恐れもある」として注意を呼びかけています。
やはり、桜島の噴火は阿蘇山の前兆に過ぎないみたいですね。
8月15日午前9時以降、
1時間に100回を超える火山性地震が観測されたそうで、
気象庁の担当者は、
「何らかの原因で火山活動がさらに活発化し、
マグマだまりのマグマが増えて膨張したことで、
周辺の岩盤を崩すなどして地震を起こしている可能性がある」
と分析している。
山体の膨張もこれまでよりも急激になっているという。
桜島で大規模な噴火が発生する可能性が非常に高くなったとして、
噴火警戒レベルについて現状の「3」(入山規制)を、
上から2番目に高い「4」(避難準備)へ引き上げた。
桜島のレベル4への引き上げは、
2007年に噴火警戒レベルの発表が始まって以来初めて。
鹿児島県は、災害対策本部を設置したそうです。
大難を小難に終わるように願っていますが、
これは他人事ではないですよね。
わが郷土熊本にも阿蘇山があります。
まだ桜島ほどではないにしろ、
備えは必要かもしれません。
実際、鹿児島市は噴火や火山灰などに備えてどのような対策をやっているか、
参考にさせてもらって、
私たちも、もしもの場合に備えましょうね。
(鹿児島市に聞く降灰の影響と対策Q&Aより引用)
○降灰に備えて、事業所や家庭で何か事前に準備しているものはあるか?
竹ぼうきや角シャベルは個々で用意している。
鹿児島市では宅地用として、各家庭に「克灰袋」を配布している。
降灰を収集した「克灰袋」は指定の収集場所に搬出すると、
収集車が回収して、廃棄物処分場等に埋め立てられる。
「克灰袋」は市が作成し、市民や商店街などに無料で配布している。
克灰袋がない場合はレジ袋を二重にして出すこともできる。
一袋当たり20㎏まで入れられるが、
宅地内降灰指定置場まで持っていかなくてはならないため、
〜12㎏程度が適当。
店舗などは手押し式の降灰除去機を所持しているところもあるし、
敷地が広い事業所は小型の降灰除去機なども効果的かもしれない。
どちらも一般に市販されている。
○降灰時に、市民が外出する時には、どのような服装で、どのような対策をしているか?
突然の降灰時には、ハンカチなどで口元を覆ったり、日傘などをさす人もいる。
屋内に退避する人もいる。
外出する際は、女性はマスクを着用したり、傘をさす人もいるが、
男性ではあまり見られない。
白っぽい服装は控え、帽子も必要
降灰対策としてゴーグルやレインコートを着用している人は、
ほとんど見たことがない。
火山灰が目に入ると痛いので、メガネがオススメ
○ライフラインの影響について、
送電線の断線・ショートによる停電や、浄水場・下水道への影響は?
南岳山頂火口の活動が活発な時期には降灰が原因で電線が切れる被害が発生している。
水道施設については、
ろ過池の水に降灰があり、濁度が上ったために取水を停止する状況
(長期間続いた場合は給水停止になることもある)があるので、
水道施設に覆蓋を設置する計画がある。
下水道が詰まるような状況はないが、
降灰が側溝に溜まり、流れなくなることがあるので、
道路管理者が定期的に側溝の降灰を除去している。
○交通の影響について、鉄道や道路への影響は?
最近の事例では大量の降灰時にJRの分岐器に降灰が堆積して、
運休したことがあるが、
路面電車や路線バスは運休しなかった(通行規制や速度規制を行う場合はある)
昨年はJR。が2回運休している。
自動車等への影響については、多量に降灰があると視界不良のため、
ライトを点灯したり、ワイパーを動かしたりして視界を確保することがある。
島内で多量に降灰があるとスリップ事故につながることもある。
高速道路は桜島の降灰が多量に飛散する場所にはないが、
仮に多量に降灰があった場合は、
一般道と同様に、通行規制や速度規制で対応される。
なお、道路上の降灰除去については、
国・県・市または民間事業者がそれぞれ降灰除去専用の車両や散水車を所持しており、
それぞれの所管の道路の降灰除去を行っている。
市道においては3日以内に道路降灰を除去する計画となっている。
○建物内への降灰侵入防止策はどうしているか?
降灰時には建物内に火山灰が入らないよう窓を閉める。
エア降灰仕様のものなどは聞いたことはない。
降灰時は洗濯物を外に干すことはできないので、
サンルームを作ったり、
ベランダをガラスサッシなどで囲ったりする家もあるようだ。
○電子機器についてTV、パソコン、レジなど精密機器の保護の必要があるか?
電子機器を降灰から保護しているという話は聞いたことがない。
建物の窓を閉めていれば大量の火山灰が入ってくることはないため、
屋内の電子機器の環境は降灰のない地域と比べて、
あまり変わりないと思う。
降灰の影響による電子機器の故障も聞いたことはない。
○降灰の健康被害として、行政としてどの様な指導をしているのか?
国・県・市において、昭和47年度から平成20年度まで、
降灰や火山ガスの影響について降灰検診を実施していたが、
急性的な目のかゆみや喉の痛みなどの訴えはあるが、
慢性的な疾患(ぜんそくや気管支炎など)の報告はない。
実際鹿児島市で生活している人に聞くと、
夏はお子さんがいるご家庭では、
もしお子さんが半袖など肌を露出している服装だと、
汗をかくとそこに火山灰が降っている時
肌に火山灰がついて気持ちが悪いと言うことがよくあります。
そのため、帽子は必需品です。
あと、
半袖など着ている場合は上に羽織るものを1着準備されることをお勧めします。
それから、
あなたは火山の噴火によって損害を受けた場合、
どの損害保険によって補償を受けることができるのかご存知ですか?
ここでは火山の噴火による損害を補償する保険についてご紹介します。
○噴火による損害を補償する保険
火山の噴火によって被害が生じた場合、その損害は地震保険によって補償されます。
一般的に、建物は火災保険で補償されていますが、
地震、噴火、津波などが原因となって生じた損害においては
火災保険では補償がされないので注意が必要です。
○車への被害
通常の車両保険では地震、噴火、津波によって生じた災害は補償されません。
ただし一部の保険会社では、
これらの災害によって生じた損害でも補償するための特約を設けている場合があります。
この特約を付帯することによって、
ほとんどの災害や天災で生じた車への損害を補償してもらうことができるのです。
保険会社によってこの特約の名称は異なるため、
自分が加入している保険会社へ問い合わせて確認し、
正確な情報を把握することが一番です。
桜島噴火何ともイヤなムードですが、
そこで気になるのが、大地震との関連。
過去を振り返れば「火山の噴火と大地震」は密接に関わっているんです。
直近は、昨年1月の霧島山・新燃岳(鹿児島)の噴火。
2カ月後の3月11日にM9の東日本大震災が起きた。
時代をさかのぼると、
1706年に霧島山が噴火した後、
遠州灘から紀伊半島沖を震源とした大地震「宝永地震」が発生。
他にも、
04年9月の浅間山噴火直後、10月に新潟中越地震が起きるなど、
不気味なほどつながっているのがわかります。
火山学者に共通した意見では、
「実は近年100年間において、世界でM8~9クラスの大地震が発生した後に、
その2年以内に震源地の近隣で火山が噴火することは100%であり、
例外が今までに無いのです。」とのこと。
それから、身近なことですが、
眠気を感じ出した時には、地震にも注意です。
地磁気が上昇している場合が多いのです。
1、地磁気の上昇。
眠気を感じる。テレビやラジオ・電波時計の異常動作が見られる。動物の異常行動。
特にカラスは磁気に敏感な霊鳥です。
ゴミ集積場に大きな磁石や、マグネット・シートを置くだけで寄り付きません。
いつも居るカラスの大群が消える時は注意です。
2、太陽黒点の特に「多い日」と、「少ない日」に注意です。
太陽黒点が急激に減った翌日も、電位差の関係で地震が多いと感じます。
3、大きな太陽フレアが発生して、1日半が経過した時に注意です。
この3点が揃った時に注意をしましょうね。
この3要素が存在するときに、起爆剤とスイッチが揃う感じです。
事前に意識していれば、どんなことも大丈夫です。
私たちの先祖は、
もっと大きな大難を生き残って来たのです。必ず無難に改善が出来ます。
とにかく大きな火山活動が起きないように、大地への感謝をして行きましょう。
火山活動には、今の文明は太刀打ちが出来ません。
やはり人間は、
大自然により「生かされていた」ことに気付かなければ生けません。