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辛坊治郎の再び太平洋横断挑戦に世間様と神様が許してくれるのか?

12/23追伸
辛坊治郎が来年にも引退するようですね。
その理由は、

「どうしたってもう1回、太平洋横断をやらないと、自分の人生の中でつじつまが合わない」
と説明したそうです。

夢を諦めないと言う意味では結構な話と思いますが、
色んな意味で危険性があるのも事実ですね。
また今度救助騒ぎになるなら自己資金で賄うならどうぞ。

 

 

世間様も神様も許さないと思いますよ

 キャスターの辛坊治郎がもう1回チャレンジするとき用に作った船」
という太平洋横断用の新艇を披露した
という記事での427件のコメントの中でのひとつ言葉だ。

 

ほとんどのコメントは否定的なんですね。
一部を引用させてもらうと、

 

「誰が冒険行動をやっても構わない。誰もそういう行動は縛れない。
山登りしようが、シーカヤックで長期旅行をしようが、
しかるべき手続きを取れば誰でもやって構わない。
ただ、辛坊さんはやめたほうがいいと思う。
私は辛坊さんのファンだが、その私が思うに
辛坊さんに太平洋横断挑戦の資格はないように思う。」

 

「仮に世間と神様が許したとしても
クジラが許さないんじゃないの? 」

 

「捜す側にも家族があり心配する人がいる。
搜す人の命を危険にさらしていることを認識すべきだ。
何かあっても捜さないでという覚悟があるなら行けばよい。」

 

「1回目で神様がその資格が無いとやんわりと教えてくれたのでは?
本当なら失ってた命。感謝して大切にしてほしいです。
お金の使い道に困ってるのなら、太平洋横断したい人のスポンサーにでもなるべきで、
本人はやめた方がいい。」

 

的を得たコメントもありますね。

 

前回の遭難の時も出た救助の費用の問題、

これは、国際条約で
「救助を要請されたときは救助に赴かなければならない」ことになっていますから、
人命の救助だけは国内の海の遭難は海上保安庁(警察)だから無料のようですが、

 

船舶や物品金銭の救助は双方が合意の上で有料救助ですが、
辛坊治郎救助に要した費用(自衛隊員らの人件費や飛行艇の燃料費)
は国が負担しなければならないんですね(税金からです)

 

山で遭難した場合は、
当然のごとく一般的に救助隊の日当や民間ヘリの費用は遭難者の負担になるんですが、

 

ちなみに、
自衛隊は、年間660件近く発生する自然災害・海難・山岳・離島緊急搬送に対処しています。
辛坊治郎の海難事故も自衛隊災害出動の一幕に過ぎませんね!)

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 「冒険」という言葉、
男にとってはひとつのロマンかもしれません。

 

そこに具体的な理由は特にない(笑)
やってみたいのだ、面白そうだからなのだ
まだ見たことないモノを見てみたいのだ

 

そんな「やってみたい」「面白そう」に出会うと
どうしたらできるか考える。
まず自分が何をやるべきか想像し、道筋・目標を立てる。

 

その目標への取り組みの中で集中力がつく
目標に到達するには様々な方法があり、どんな選択をするか判断する力がつく。
そしてそれをやるかやらないか決める。

 

決算的な過去の経験に基づく選択ではない。
過去に経験がない新たな選択なのだ。

 

自分で決めるからその結果は自分で責任を負う。
「できた!」とも「やっちまったなー」とも。

 

それが冒険。

 

この冒険で思い出すのが、
1962年堀江謙一さんの太平洋横断ですね。

 

1974年に単独無寄港で世界一周航海に成功し、

1982年に縦回りで世界一周航海に成功。

1985年にソーラーパワーボートでハワイ~父島間を横断。

1989年に太平洋横断では世界最小のヨット「ミニマーメイド号」で

     サンフランシスコ~西宮間を横断。

1992年に足漕ぎボートで、ハワイ~沖縄間を横断。

1996年にアルミ缶リサイクルのソーラーパワーボート

     エクアドル~東京間を単独無寄港太平洋横断。

1999年に生ビール樽を利用したリサイクルヨットでサンフランシスコ~明石海峡大橋間を横断。

2002年に「モルツマ-メイド3号」で、西宮~サンフランシスコ間を横断。

2004年に「サントリー・マーメイド号」で単独無寄港で世界一周航海に挑戦し、

2005年6月に世界一周を達成。

2008年に波浪推進船「SUNTOYマーメイドⅡ号」で紀伊水道~ハワイ間を横断。

1962年以来、ずっと冒険し続けて成功しているのは凄いです。
やはり堀江謙一さんは何か他の人とは違うものがあるんですね。

 

ひるがえって、
辛坊治郎の冒険は本人にとって夢であっても、所詮は金持ちの道楽。
としか思えないのは私だけか?
(1回の太平洋横断には数億円かかるらしいです)
 

「救助にたくさんの人や税金を使うことになり、反省しなければならない」
と再度言わないように願っていますし、

 

また『辛抱痔瘻』にならないように!

 


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