ごみ「ただ捨て」熊本市職員はルール違反だぞ!
日常生活でどうしても発生してしまう生ゴミ。
料理を作れば野菜から皮や芯が出てきますし、食べ物を残しても出てきます。
普段は生ゴミをただ捨てていただけかと思いますが、
実は生ゴミの処理には意外とお金がかかっているのですね。
まず生ごみなどの可燃ゴミを捨てると、それをゴミ収集車が回収します。
コストは地域によってまちまちですが、
およそゴミ収集車を一ヶ月稼働させるのにかかる金額は、約350万円です。
これを世帯数で割ると、
1世帯あたり一回の回収で約80円支払っていることになります。
熊本市のゴミ収集車の一年間でかかる合計コストは、60億円とも言われています。
こういったコストは全国の自治体どこでも掛かっているものです。
もちろんこのコストは、あなたの収めている税金からも支払われているのですよ。
今はゴミ袋が有料の自治体も増え、
熊本市の場合は一袋4円~35円くらいが相場です。
そうなると
一回の可燃ゴミ収集に私たちは100円以上の金額を支払っていることになるのです。
週に2回の回収だとしても、
年間で¥12,000~¥15,000くらいが私たちの負担なんですね。
それを今回、
熊本市西部クリーンセンター(西区城山半田)の複数の職員が、
指定の有料ごみ袋を使わず、
自宅の家庭ごみをセンターに日常的に持ち込んで処分してたんですね。
ネットで「ごみ ただ捨て」と検索してみると、
この熊本市の「ごみ ただ捨て」ばかりが出てくるんですよ。
他の地域で似たようなことがないか調べてみたんですが、
結果は無し!
どうやら表ざたになったのはこの熊本市が初めてではないだろうか。
新聞には市廃棄物処理条例違反の可能性もあるとしているが、
この条例のどこに該当するのか、
私にはよくわからないんですね。
それよりも、
熊本市職員の倫理の保持に関する条例の
第1条 この条例は、
本市の職員が市民全体の奉仕者であってその職務は市民から負託された
公務であることにかんがみ、
職員の公務員としての倫理(以下「職員倫理」という。)の
保持に資するため必要な措置を講ずることにより、
職務の執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図り、
もって公務及び職員に対する市民の信頼を確保することを目的とする。
のほうが該当するように感じます。
実際捨てた7~8人の中に、
市民にごみの出し方を指導する「啓発推進班」の職員もいたそうですから、
まさにこの条例に違反していますね。
熊本市はこの職員たちにどういう処分を下すのか、
みんなが注目してると思いますよ。大西市長~。
私が考える処分の方法は、
あなたも目にしたことがあると思いますが、
分別が徹底されていないルール違反ごみ、
市が収集しない排出禁止物、
事業所ごみ等について、
よく「ルール違反シール」が貼ってありますよね。
あれを今回の違反者の目立つところに、
1年間ぐらい貼らせておく。(どこに行く時でも)
この「ごみ ただ捨て」
意外と大きな問題と思いますよ。