美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

カローリングなぜお年寄りに人気があるの?

氷上のチェスとしてオリンピックで人気を集めた「カーリング」をヒントにして
体育館やオフィスなどの屋内フロアで、

楽しめるようにしたのがまったく新しいスポーツ
カ ローリング」なんです。(カロリーメイトじゃないですよ)

 

なんでも名前の由来は
「軽やかにローリング(回転)する」だそうで、
1993年に名古屋で誕生しました。

 

カローリングのコートの長さは11mか14m
カーリングは長さ44.5メートル、
と、かなり距離も短いし、

 

ストーンの重さも、
カローリングはジェットローラといって底面に3つの車輪がついたもので
約2キロぐらいの重さ、

カーリングスコットランド産の花崗岩を使用していて、
重さは約20kgもあるんですね。
カローリングのほうが全然軽くなっているんです。

 

だからうたい文句じゃありませんが、
手軽にできてよりスリリングに楽しむ事ができるんですね。

 

フロアーコートで、1チーム3人のプレイヤーが6個のジェットローラを、
コートの先端にある直径90cmのポイントゾーンに向け、
相手チームのプレイヤーとジェットローラを交互に走行してぶつけ合い、
得点を競うゲームで、

 

チームプレーを楽しむスポーツであり、簡単なルールと使いやすい用具で、
特別な技術も力も必要としないので、
子供から高齢者まで手軽に楽しめるスポーツなんですね。

 

この「カローリング」の大会が7月11日に、
京都府宇治田原町岩山の町住民体育館で開かれ、
参加者が競技に汗を流したそうで、

 

この日は6歳から86歳まで幅広い年齢層の20チーム60人が参加し、
3チームとの対戦勝敗数と得点数、得失点差で総合成績を競い、
参加者はゾーン中心部を目指して円盤を投げるも、
届かず途中で止まったり、
行き過ぎたりするプレーを重ねたら、投げ方を修正し、
円盤がピタリと中心部に入ると「よし」と歓声を上げていたそうです。

 

86歳のお年寄りにもできるというのが凄いですね。

f:id:ky4490:20150712205637j:plain

 また、あるスポーツクラブでは、
高齢者福祉施設での、
職員の皆さんと施設のおじいちゃんおばあちゃんチームの対決や、
地域対抗戦など、皆さんが闘志をむき出しにしつつ、
満面の笑みで楽しんで、終わった後に、

 

あるおじいちゃんは、
カローリングには、いろいろな戦法があって頭も使います。
味方のジェットローラーに当てて、
点数を上げたり、
ポイントゾーンの前に壁を作って、敵の得点を妨害したり。
「脳みそを使うからいいね!」と言っていたそうですよ。

 

なるほど、
やはり脳みそも使うから活性化し元気になるし、
お年寄りの人気になるはずですね。

 

また、
3世代でできるスポーツでもあるんですね。
たとえば、
児童と校区の高齢者が一緒に楽しむ。
児童たちはお年寄りの指導で初めてのスポーツに挑戦し、
一緒に汗を流して親睦を深めることもできますし、

 

ある地方では、スポーツ関係の方が、
高齢者の皆さんを対象に、出張講習でカローリング教室を行っていて、
「一人暮らしや家に引きこもるお年寄りにとって、
カローリング教室が地域の行事にも積極的に参加するきっかけになればうれしい」
と、 カローリング道具を持って駆け回っている方もいるんですね。

 

そんなカローリングの国内の競技人口は40万人に達しているそうで、
現在では海外にも普及しつつあるみたいです。

 

世界11カ国で特許を取得していて、
カローリング世界チャンピオン大会がアメリカで盛大に開催されたし、
中国などでも競技会が開催されているし、
メルボルンシドニー、ソウルなどでもとても好評みたいですよ。

 

これから、このカローリング
年齢、性別、体力に関係なく気軽に参加できるスポーツですから、
老人クラブ、身障者団体、小中学校で講習会や競技会が開催されて、

 

ますます広がってお年寄りを元気にしてくれるでしょうね♪

 

 

●関連サイト

 ・日本カローリング協会

 ・ ミズノ カローリングJr.競技用セット