美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

石川さゆりと水俣病胎児性患者と歌謡ショーのつながりは?

熊本市南区出身の石川さゆりに、
水俣病の胎児性患者の方たちから歌謡ショーを求められていますね。

 

石川さゆりといえば、あなたもご存知のとおり、
アイドル歌手としてデビューした後に演歌歌手に転向し、
津軽海峡・冬景色」が爆発的なヒットとなりましたね。

 

「うえのはつの~ やこうれっしゃ~」なんて、
今でも歌詞は忘れないですね。

 

そして数多くの賞を受賞し、
その後も多くのヒット曲を生み出し、
日本を代表する演歌歌手として活動し続けていますね。

日本を代表する演歌歌手石川さゆりの代表曲を収録。【送料無料】◆石川さゆり・ベスト&ベスト...

 

その石川さゆり水俣病の胎児性患者の方たちのつながりは、
1978年に初めて歌謡ショーを開催した時からなんです。

 

当時20代の胎児性患者の方たちが、
「社会や家族から成人として認められたい」
と企画して石川さゆりを招いて開催されたんです。

 

そしてその歌謡ショーを実現させる姿を描いたドキュメンタリー映画
「わが街わが青春−石川さゆり水俣熱唱−」
土本典昭監督、1978年)の上映会が
6月28日に水俣市牧ノ内の市総合もやい直しセンターもやい館で上映されたんです。

f:id:ky4490:20150710211657j:plain

そもそも、なぜ水俣病胎児性患者と呼ばれているかというと、
水俣病は、チッソが海に流した廃液により引き起こされた公害病で、
世界的にも「ミナマタ」の名で知られ、
水銀汚染による公害病の恐ろしさを世に知らしめましたよね。

なお、
舞台となった水俣湾は環境庁の調査によって安全が確認され、
現在では漁が行われていますが、

 

成人や小児の水俣病が、
メチル水銀に汚染された魚介類を食べることによって引き起こされるのに対し、
胎児は胎盤を通じて、
母親の胎内でメチル水銀に侵されていたんです。

 

胎児性患者の多くは40、50代。
ただ、国は認定の際に後天性か胎児性かの区別をしておらず、
胎児性患者数は不明としていますが、

加藤タケ子さんの調査では、
認定患者だけで80人以上の胎児性患者が確認されているそうです。

 

今回の胎児性患者の方たちによる石川さゆりの歌謡ショーは、
来年の水俣病公式確認60年に合わせて
水俣市で開く計画なんです。
実現すれば78年以来になりますね。

 

そんな要望に対して石川さゆり熊日新聞の記事によると、
「いろいろな形で応援したいし、みなさんの思いに応えたい」
と語り、
「患者のみなさんは、いろいろな悩みを抱えて生きてきた証が欲しいのかなと思う、
私の歌が力になればうれしい」と、

 

そして石川さゆりの意向に対し、
歌謡ショーを計画する「若かった患者の会」の会長は、
「私たちの願いを前向きに受け止めてもらえてうれしい。
実現できるよう努力を続けたい」
と話しています。

 

もちろん私もこういう情報発信を積極的に行い応援しますし、

あなたもこのサイトをご覧になったなら、
是非実現に向けて応援しましょうね。