美ビルド・ネットの熊本はてな?

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シエンタがいいクルマか否か10項目の見抜くコツとは?

洋服を買うときも試着しますけど、
シエンタみたいなクルマの購入となれば、
試乗するのは当然の流れですね。

 

でもディラーの試乗はとかく時間が短く、
周辺を回るだけということが多いのはあなたも経験していると思います。

 

この限られた条件で、
クルマの本質を見極めるにはどうすればいいのか?

シエンタに限らず新車を購入するときは、
この10項目の見抜くコツを参考にしてくださいね。

 

項目1 サイドウインドウから顔を出し、後輪が見えるクルマは視界がいい。

最近のクルマは日本車、輸入車問わず視界が悪くなったとあなたも思いませんか。
特に側方、斜め後方、真後ろの視界が悪いクルマがありますが、

その理由はサイドウインドウを高く設定し後ろに向けて上げていくと、
スタイルが格好よく見えるからなんですね。

じゃどんなクルマが視界がいいのかは、
運転席のサイドウインドウから顔を出し、
後ろを振り返った時に後輪が見える車種なんです。

なぜ視界がいいのが必要かと言うと、
あなたが駐車する場合に白線が視界に入りやすいし、
サイド方向への視界もいいんですね。

 

項目2 サイドウインドウに肘をかけ、90度以上開くクルマは視界はイマイチ。

もっと手軽に視界の良さを見抜くコツは、
サイドウインドウを全開にして右ひじをドアの上端に乗せます。

この時、
脇の開き角度が90度以下なら、側方視界は平均水準、
逆に、
ひじが大きく持ち上がり、
脇の角度が90度以上なら視界がいまひとつといえるんです。
つまりガラスの上下幅が短いということですが、

高い身長の人は例外ですが、日本人の平均身長での話しですよ。
でも簡単に視界のよさを見抜くコツとして、
このやり方は知っていて損はありませんからね。

 

項目3 路面に立ち床に足を乗せ、股が90度以上開く車種は乗降性が悪い。

乗降性のよさの目安は、
片足を路面に置き、もう片方の足はクルマの床に直接乗せる。
この時、股の角度が90度以下なら乗降性は悪くない。
90度以上開くと、乗り降りがしにくくなるようです。(サイドステップが必要かも)

これはお年寄りなどにとっては気になる部分なんですよ。
お年寄りが足を持ち上げやすいのは、
床面地上高約300mmとされていますので、
これを考えて設計されたクルマもあるようです。

 

項目4 1500回転以下の状態でのアクセル操作でエンジンがわかる。

高速道路で時速60~80キロで巡航する時、
エンジン性能で気になるのが1500回転以下の底力ですね。

この回転域の駆動力が乏しいと、
巡航中に軽くアクセルペダルを踏み増して緩く加速したい時、
反応が鈍く違和感を感じるんです。

つまり、
アクセルペダルを踏み増すと、
回転が一気に高くなるほど滑らかさに欠けるということなんです。

 

項目5 ドアを開閉すればボディ剛性や作り込みがわかる。

ドアやボディの作り込みを知るには、
ウインドウを閉めてドアを開閉するとあなたでもわかりやすいです。

ドアが「パシュッ」と上質に閉まれば合格、
「パカン」と安っぽい音がすると作り込みがいまひとつ甘いようですよ。

「パシュッ」と閉まるクルマは、
単にドアの開閉感覚が上質なだけでなく運転感覚も
優れていることが多いんです。

そんなクルマの乗り心地は路面のデコボコを直接伝えず、
重厚感が伴い操舵に対する車両の反応も正確で、

ハンドルの切り始めから操舵角に応じて進行方向が変わり始めます。
こうなる理由はドアの開閉感覚が、
ボディ全体の作りを象徴しているんですよ。

ドアの開口部は歪みが生じやすい部分でもありますから、
そこの「質」が走行安定性や乗り心地、振動にもいい効果をもたらすんです。

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 項目6 リアゲートを開き荷室に腰掛ければ、荷室の使い勝手がわかる。

荷室の使い勝手を左右するのが、
路面から荷室床面、
またはリアゲートの開口部の下ラインまでの高さですが、

この位置が高いと、
重い荷物を積む時などにはちょっと苦労しますよね。

その荷室開口部の下ラインまでの高さを簡単に知りたいのなら、
開口部に腰掛けて、
かかとまでが路面にピッタリと着けば、
荷室の高さとしては妥当な範囲に入るんですね。

これもあくまで日本人的身長170cmのケースですよ。
最近のセダンはボディ剛性重視もあり、
開口部の下ラインは高いようです。

 

項目7 コブシ1つぶん、ステアリングを左右に振ると正確性がわかる。

30~40キロで走りながら、
ステアリングの頂点を片手で握り、
コブシ1つぶんをゆっくりと左右に振ってみます。

この操作をすると、
まずはステアリングの操舵に対する正確性がわかります。
また反応しない部分があり、
一定の舵角から急に反応するのか、
切り始めてから確実に向きを変えるのか、
といったこともわかるんです。

正確に反応すると運転の仕方も丁寧になり、
安全性が総合的に高くなりますね。

 

項目8 CVTやターボ車は時速50キロキープ状態で、走りやすさがわかる。

50~60キロなど一定速度に保って
走りやすいか否かを確認することも大切ですね。

CVTは走行状態に応じて最も効率のいい回転数を選びますが、
速度が一定しないこともあります。

ターボ車では、たとえば緩い上り坂で若干速度が上がり、
アクセルペダルを踏み増したのに反応が鈍い、
そこでもう少し踏み増すと時間差を置いて駆動力が過度に高くなり、
アクセルペダルを戻すことになるんですね。

ドライバーが意図した速度に合わせるには、
常にアクセルペダルを微調整するからなんです。

ですから、
一定の速度で走りやすいクルマは運転しやすいということなんですね。

 

項目9 マンホールのフタを乗り越えると乗り心地がわかる。

これは街中でも簡単にチェックできますね。

マンホールのフタは、
路上の細かなデコボコに比べて段差が大きく、
足回りに強い入力が生じます。

ガツンと突き上げるのか、
しっかり受け止めて重量感を保つのか、

マンホールを通過する時に足回りの水準の判断にいいですよ。
(ついついマンホールばかり探さないでくださいね)(笑)

 

項目10 車線変更では走行安定性、操舵感、ハンドリングなどがわかる。

まず車線を変えるためにハンドルを切り込んだ時、
操舵に対する車両挙動の正確性がわかります。

操舵に応じて忠実に曲がるのか、
反応が鈍いのか、
といったことです。

次に車両が曲がり始めた時は、
前輪のグリップ力がわかります。

自然に向きが変わるのかなどの特性です。
そして車線変更の最中には、
向きの変化に応じてボディが穏やかに傾くのか、
遅れて唐突に傾くのかなどがわかります。

そして、
車線変更の終了段階では後輪の安定性がわかるんですね。

極端な場合、
後輪の安定性が低い車種は横滑りを誘発してスピンするのも
あるみたいなんですよ。(上級レベルのチェックみたいですね)
ボディの動き、タイヤの動きなどがよくわかるみたいです。


あなたが試乗する時は「最初の3分間」が重要みたいですよ。
体がその試乗車に慣れておらず、
欠点や違和感が明確にわかるからです。

 

神経を研ぎ澄まして10の項目の見抜くコツも参考にしてくださいね。

クルマって安い買い物ではないですからね。