妖怪ウォッチは？品薄と転売屋の暗躍に要注意！

不思議なもので「手に入らない」と思うと急にほしくなる。
でも、品薄だから容易に手に入らない。
あなたもこんな経験ありませんか？

プレミア商品をネットで検索すると、
そこには元値の２～３倍、
なかには１０倍以上の高値がついたものが続々あるんですね。

たとえば、
「ペヤングソースやきそば」九州では売られませんでしたが、
関東では限定販売でしたね。

ネット上では通常価格の３倍近い価格（通常は１４０円～１５０円）の
４５０円近くで売り買いされていたんですね。

そうしたプレミア商品は食べ物だけでなく、
子供たちの間で一大ブームになった「妖怪ウォッチ」とかも
店頭販売価格の５倍で売られていたんです。

また、
東京駅限定で販売された「東京駅開業１００周年記念Suica」などは、
販売価格２０００円の記念Suicaに、
なんと２０万円以上の値がついたそうなんです。

手に入りにくい商品を元値よりも高い価格で販売して儲けを出す。
これが「転売」と言われる商売で、
その商売をしている人は「転売屋」と呼ばれているんですね。

転売屋が扱う商品は多岐にわたっていて、
食品や限定グッズ、
飲料水や家電、
人気アーティストの公演チケット、
など、さまざまなんです。

でも、やみくもに商品を買っても、
儲けが出るかどうかはわからないですよね。

転売屋はどうやって「売れる商品」を見極めているんでしょうね？

まず、需要が高まる商品を見つけるそうで、
○○個限定販売など市場に数が多く出回っていないものや、
発売場所が限定されているものなどに目星をつけるそうです。

そうした儲かる商品を仕入れるための、
日々の情報チェックは欠かせないそうなんです。

品薄商品などを事前に見抜くことは難しいですが、
ニュースで「品薄」と聞けば、
すぐに買いに行くんですね。

その騒ぎが大きくなったとき、
買っておいた商品が高値で売れんです。
普通の人なら「品切れなんだ、ふ～ん」と見過ごしてしまうことを、
「高値になるかもしれない」と動き出すんです。

タイムセールや期間限定で安く売られているもので、
人気が高い商品を手に入れるんです。

今はアプリで「ネット価格」がわかるので、
売りに出したらいくらぐらいの値がつくかを
調べて購入するんですね。

月に数百万単位で儲けることもできる「転売」は、
今や「稼げる副業」としても、
ネットビジネスなどでも注目されているんですよ。

しかし、
転売は法に触れる可能性も高いんです。

自分が使うために買ったけれど不要になったものや、
自分が作ったものを他の人に売るのはいいんですが、

他人から買い取った物を転売するならの場合は、
「古物営業」の許可が必要になるんですね。

それがないと、
１００万円以下の罰金や、
３年以下の懲役などの罰則を受ける可能性があるんです。

しかし、
そこまで厳しく取り締まられていないのが現状で、
人気アーティストのコンサートチケットや、
すぐに売り切れる寝台列車の乗車券など、
チケット類を転売する行為、

これは、「ダフ屋行為」とみなされて、
各都道府県の条例違反にあたるんですね。

手間がかかりそうだし、
許可をとるのもめんどうくさそう、
転売なんて縁のない話、
なんて、あなたも思っているかもしれませんが、

ところが、そうでもないんですね。

ある主婦など、
ディズニーランドに行って、
キャラクターがデザインされたホップコーンなど、
園内でしか買えないグッズを売っているので、

それを買って後で友人に売ったり、
オークションに出したりするそうなんですね。
地方に住んでいてなかなか買うことができない人が買うそうです。

また別の主婦は、
本屋さんに行き著者のサイン本を買ってオークションに出す。
自分には全然価値がなくても、
ファンにとってはお宝になるんでしょうね。
１０倍、２０倍とはいかないようですが、
ちょっと友達と高級なランチに行けるぐらいは稼いでいるそうですよ。

ネットオークション上でも、数多く行われる取引ですが、
これも犯罪とみなされる可能性があるんですね。

不用品をリサイクルとしてオークションに出すのではなく、
明らかに転売が目的だと、
やはり古物営業法に引っかかり、
罰せられる可能性はゼロではないですよ。

遠いようで身近な転売、
買うのも、
注意が必要かもですね。