美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

女性の年金が得する8つの方法とは?(2)

第四の得する方法は、
◎「パートでも厚生年金に加入すること」です。

国民年金の加入者は平均で毎月約5万5000円の年金を受給。
その一方で、
厚生年金の加入者は平均約14万6000円程度と、
その差は9万円以上。
これは大きいですよね。

 

つまり、厚生年金に加入することが、
年金額の大幅アップに繋がるということなんです。
それと、
増額幅は厚生年金のほうが大きいんです。

 

というのも、
国民年金の保険料は全額自己負担ですが、
厚生年金は会社が半分負担してくれるからなんです。

 

年金は65才から受給開始ですが、
女性では現在49才以上の人が対象なんです。
ちなみに、
男性は現在54才以上ですが、

女性は男性より5才若い年齢から厚生年金の一部を受け取れるんですね。
特に49才以上の女性は厚生年金の加入期間を、
増やせば増やすほどお得なんです。

 

ただこの「得する年金」は、
自分で申請しないと受け取れないので注意してくださいね。

 

厚生年金は1ヶ月でも加入歴があれば受給できます。
短期間でも結婚前にOLをしていた、
パートで厚生年金に加入したことがある。
という女性は忘れずに申請してくださいね。

 

パートの場合、現在の条件では厳しい面がありますが、
来年10月から、
パートやアルバイトで働く人の厚生年金の加入条件が緩和されるんです。

加入条件は、
①1時間の労働時間が20時間以上。
②月収8万円以上(年収105万6000円以上)
③その会社に1年以上の継続雇用が見込まれていること。
の3つなんです。

 

これで年金額がどれだけ増えるかというと、
仮に月10万円のパートを1年続けたら、
月々の年金額は約2000円増える計算なんですね。
3年で約7000円、5年で約1万1000円になります。

 

最近は還暦後もまだまだ働ける元気なシニア世代が増えてますから、
加入すれば1ヶ月単位で年金額が増えるので検討の余地ありかも。

 

第五の得する方法は、
◎「3つのプラスα年金を活用すること」です。
ここまでであなたは国民年金、厚生年金、第3号の
3つの制度を知りましたね。

この3つを使い尽くしてさらに年金額を、
上乗せを考えるなら、付加年金、国民年金基金確定拠出年金なんです。

 

まず付加年金の仕組みはとても簡単です。
国民年金の加入者が月400円の付加保険料を払えば、
年金を月200円増やせる制度なんです。

単純に考えて、
年金を2年間受け取れば元が取れ、
3年目以降は一生涯得することになるんです。

 

国民年金基金国民年金に追加して積み立てる年金です。
特徴は、
年金を生涯受け取れて死亡一時金が出る「A型」
死亡一時金が出ない「B型」
年金の受け取りが80才までの「I型」
の3タイプを自由に組み合わせて加入できるんです。

最大81万円の死亡一時金が出ることは助かりますね。

 

確定拠出年金
加入者自身が掛け金を金融機関と一緒に運用していく制度です。

他の年金と違って、
「掛け金は決まっているが、年金額は運用次第で変化する」
という特徴があります。

ただ運用成績によっては、
受給額が掛け金を下回ることがあるので注意してくださいね。

f:id:ky4490:20150702080109j:plain

 第六の得する方法は、
◎「下妻なら加給年金を申請しよう」です。

過去に20年以上、サラリーマンをやってきた夫が65才になった時、
65才より年下の妻や、高校を卒業していない子共がいる場合で、
一人につき年間22万2400円が夫の年金に上乗せされるというものです。

 

さらに、
妻の加給年金には「特別加算」年間16万6900円も上乗せされるんです。
妻一人だけで、39万円を受け取れる、うれしい制度なんですね。

ただし、これも自動的にもらえるものでなく、
年金事務所に「加給年金を受け取りたい」と、
申請しなければ受給できないので、
夫が65才になったら忘れずに申請しましょうね。

 

第七の得する方法は、
年上妻なら振替加算を申請しょう」です。

「加給年金」が年下妻しか受け取れないことに、
姉さん女房たちの「ズルい!」という声が聞こえてきそうですが、

 

この「振替加算」は、
年上の女性ほどたくさんもらえるお得制度なんです。

振替加算はサラリーマンだった夫を持つ女性が65才になったら、
女性の年金に上乗せされるものなんです。

 

たとえば、
現在72才の女性ならば月額1万233円、
65才ならば月額6733円、
60才であれば月額4250円
が受け取れます。

女性の年が上であればあるほど得になるんです。
これも同じく年金事務所に申請が必要なんです。

 

最後の第八の得する方法は、
確定申告をすること」です。

意外と知られていませんが、
年金受給者も国や地方に税金を納めているんですね。

サラリーマンの場合だったら払いすぎた税金は「年末調整」で返りますが、
年金受給者は自分で「確定申告」をしないと取り戻せないんです。

 

まず忘れてはいけないのが、
毎年10~11月頃に送られてくる「扶養親族等申告書」を
必ず記入して送り返すことです。

 

特に夫に先立たれていれば、「寡婦控除」が申請できるんです。
たとえば、
月額10万円の年金を受給している人であれば、
毎月1万円程度支払っている税金がすべて返ってきます。
年間で12万円程度税金を取り戻せるんです。

 

また確定申告では高齢者の場合は特に「医療費控除」の申告が大切ですよ。
病院の診察代や薬局の薬代などの医療費を年間10万円以上使った人は、
医療費控除を受けられるんです。

たとえば、
年金月額14万5000円の人は、
年間4万4000円の税金が天引きされていますが、

医療費支出が20万円だった場合、
1万2000円程度を取り返せる計算になります。

 

なお、確定申告などで税金が戻ってくるのは、
65才未満ならば年金が年額108万超、
65才以上ならば158円超の人だけなんです。

 

いままでご説明した8つの得する方法を駆使すれば、
年金は月々5万円ほど増えるケースもあります。

 

60才女性の平均余命である88才まで生きると、
1440万円得する計算になるんですよ♪