天草大王は東京の百貨店でも売られている高級食材だ!
「天草大王」ってあなたはご存知ですか?
天草のアレキサンダー大王って意味じゃないですよ。
この天草大王は熊本県内だけで生産される大型の地鶏なんです。
博多名物の美肌効果の天然コラーゲンたっぷりの
「水炊き」などにも使われて珍重されてきたんですよ。
現在は関東や関西の飲食店にも出荷し、
東京の百貨店では精肉のモモが100㌘当たり約600円と、
一般のプロイラーの3倍近い高級食材なんです。
天草大王は一度昭和初期に途絶え、
かつては「幻の鶏」と呼ばれた国内最大級だったのですが、
熊本県農業研究センターが文献などを元に復元したんです。
輸入したランシャン種と軍鶏(シャモ)、
熊本コーチンを掛け合わせて固定化しました。
肥育には熊本県高品質肉鶏推進協議会への加盟が必要で、
現在県内では10農場で肥育しており、
そのうち天草地域が半数を超える6農場で肥育しています。
その中のひとつの農場では、
不知火海を高台に「コケコッコ~」と大きな鳴き声が響きます。
木造鶏舎5棟の計2千平方㍍で、
ヒナを含め約1万羽の天草大王を育てているんです。
金網で四方を仕切られた鶏舎の一室にはいると、
自然光が差し込み明るいです。
見知らぬ人に驚いたのか、
数十羽が一斉に床を逃げるように動き、
すし詰め状態ではなくて、
余裕のある広さで健康的に動き回れるようにしてあります。
飼育には熊本県の規定があり、
1平方㍍当たりの密度は原則7割以下だそうです。
軍鶏も血を引いていますが、
丁寧に扱ったらおとなしいとのこと。
羽は濃褐色で、
1羽を抱くとずっしりと重い、
体重はオスが4、5キロとプロイラーの1,5倍近くになるんです。
体温は人より高く、夏場は熱中症が大敵なんですね。
スプリンクラーで屋根に散水して鶏舎内を冷却するみたい。
天草大王の飼育日数は、
その大きさもあってプロイラーの2倍近い120日前後、
手間も掛かるが、
成長期のえさに地元産のヒジキやイリコを加えているそうだ。
「よりおいしくするための独自の工夫です」と。
天草大王に合う調理方法はたくさんありますが、
フライパンでソテーにするのもその一つで、
弾力のある歯応えともに、ジューシーな味が口に広がるんです。
ここの農場主は本年度に、
中東などへ輸出を視野に鶏舎を2棟増築する予定で、
「天草の生産仲間や東京の食肉商社とも協力し、
広く売り込んでいきたい」と意気込んでるんです。
食肉として流通しているのは、
復元した「原種天草大王」のオスと、
産卵率が良い別品種の「九州ロード」のメスを掛けあわせたもので、
産地が県外に広がるのを避けるため、
熊本県農業研究センター畜産研究所(合志市)が
厳重に管理しているんです。
実際天草大王を食べた人の感想はというと、
「家庭で天草大王のレシピを調べて作ってみた煮込み料理風で
夜ごはんに出したので家族にも食べた感想を聞いてみたのですが、
おいしいと言ってくれたのです。」(Mさん・熊本市)
「熊本の地鶏「天草大王」を食べたのですけども
こりゃあウマイ★
オススメは、タタキですね♪
他にも、美肌鍋というメニューもありますが
最初にスープをおちょこで堪能するのがツウ!!
これは、天草大王のエキスを堪能できるワケですが
よくぞ鶏だけでこれだけのエキスが出るなと感心しました。
最後には、雑炊でシメたんですが
そりゃあ~絶品ですよ!」(30代・男性)
「天草の景色を見ながら天草大王を食べておいしかった」とか
みなさんおいしい♪おいしい♪の連発ですね。
さァ~あなたも食べにいきますか?
ちなみにコース料理で5000~6000円だそうですよ。
(ちょっと一般庶民には高いか?)
●天草大王が食べられるお店はコチラのサイトが詳しいです。